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アイ☆バト!!

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アイ☆バト!!

3 - episode.2「天園家」

2025年11月03日

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えかれこ

なんかすっごいかけるな…。

ちゅーい 創作BL 完全オリジナル 今回兄弟cpあり注意 今回アイドルしてない 今回語尾に♡あり 地雷さん回れ右〜

えかれこ

ギリr指定ない…か…?

えかれこ

多分大丈夫!

えかれこ

今回ホントにアイドルしてないので
注意です!

朱斗

ほわぁ〜……

アイドル専門の授業が終わると、目の前に 担任の先生が前ににゅっと現れ、 少し驚きながらも 先生が口を開くまで凝視する。

夏先生

あ、神崎さん、ちょっとこっち…。

朱斗

?はい。

先生についていくとちょっとこっちどころではなく職員室にいつの間にか着いた。

夏先生

…まず、言わせてください。アイバトの出演
おめでとうございます。

朱斗

あ、は、はい。まぁ、半ば強制的みたいなものですけど…。

夏先生

あ、それです。私が言いたかったこと。

朱斗

え?

夏先生

あ、ここから先に言う事は現在のチームメンバーにも既に聞かせておりますので。

そう言って夏先生は机の引き出しから朱斗達の名前が書かれている用紙を取り出す。 …どうやらアイバトの承認用紙のようだ。

夏先生

アイバトの参加は強制…。ですが、個人で戦うかグループで戦うかは自由です。
どうしますか?

朱斗

……………え、個人戦で戦えるんですか!?

夏先生

あぁ、今までのアイバトはソロで戦う人なんていませんでしたよね。

夏先生

でも実は最初からわざとソロで戦う事ができる仕様あったんですよ。私も最近になるまで知りませんでした…。

と言われてもソロで戦う気なんて サラサラない。今回は皆で戦うのだ。

朱斗

…でも、グループで戦います。そっちのほうが戦いやすいので!

夏先生

まぁそうですよね。了解しました。

夏先生

…この学園の代表チームは強制的に「STAR・THE・MUSIC!」という名前にになります。

朱斗

はい!…そのルールなんであるのかよくわからないけど了解であります!!!

夏先生

多分初代の人が気に入ってたんでしょうね…。
この名前…。

夏先生

…あ。あと一応ルールを説明します。
今回からの新ルールもあるので。

朱斗

あ、そうなんですね?!
よろしくお願いします!

そして一呼吸置くと、 またゆっくり口を開く。

夏先生

今まで通りのルールをまず説明します。

アイバトとは! アイドルが歌って踊って勝負する華々しい 競技のことだよ!アイバトに勝つと勝った人しかステージにたてない特別なステージと 代表者一人の夢を一つ叶えてもらえるよ!

アイバトの投票について 1.ハチマキとサイリウムを必ず装備! 2.ハチマキから読み取った感情を サイリウムの色に反映させます! (自動で色は変わります) 3.サイリウム投票の一つ一つはTVモニターにきちんと反映され、得点としてモニターに映し出されます! 以上!

夏先生

神崎さん、サイリウム投票の各色の得点は
知っていますね?

朱斗

はい、授業でやったので!

朱斗

え〜と、金色が最高と感じている時の色で3点

朱斗

銀色が良いと感じている時の色で2点

朱斗

銅色がそれなりと感じている時の色で1点

朱斗

光っておらず何も色がないのが最悪と思っている、もしくは興味がない時の色で0点!

朱斗

でしたよね!

夏先生

はい、素晴らしいです。
流石、成績優秀な神崎さん。

夏先生

もちろん知っているでしょうが、ライブのパフォーマンスが終わるまで点数は上がったり下がったりするでしょう。

夏先生

飽きてきたりすると点数が3点から1点になることもあります。飽きさせないような工夫が必要ですね。

夏先生

そして私はいつも通り審査員、進行役の一人ですので見守っていますよ。

朱斗

あ、今回もそうなんですね!

夏先生

はい。光栄なことに…。新任の春先生も一緒
ですよ。

朱斗

へぇ〜、頑張ってくださいね!

夏先生

はい…あっ、いけませんね、今は貴方たちの話なのに…。

夏先生

さて、この先は新しいルールになります。

朱斗

よ、よろしくお願いします!

アイバト5周年!新ルール! 出演アイドルたちは 特殊ツイートができるようになりました! 一部の人には見れないようにして、 内緒のツイートを特定の人に届けちゃお!

朱斗

…これ、なんか有利になれるようなもんなんですかね?

夏先生

正直私もわかりません。 しかし上手くやればファンとの打ち合わせだったりできるのでは?

朱斗

?というと?

夏先生

例えばライバルたちには特殊ツイートで見えないようにしてファンに合いの手の仕方だったり。予習しとかせたりするのも良いかもしれませんね。

朱斗

…ふ〜ん。まぁやってみますか。

夏先生

あと、噂では誰でもアイバトができるようになってしまうかもしれないらしいですよ。

朱斗

え?誰でも…?

夏先生

そうです。なんといっても今のトップアイドルは戦闘狂なので…。可能性は高いですね。

朱斗

………こわ。

夏先生

…まぁ説明は以上です。
放課後に失礼しました。

朱斗

いえいえ!大事なことなのでこれくらい…!

朱斗

…それでは、失礼しました!

夏先生

は〜い。

朱斗が去り何秒か経つと、ドアがダンと音を立てるほど豪快にあき、 ズンズンと若手の先生が夏先生に近づく。

春先生

夏せんせ!!!!!

夏先生

…どうしたんですか春先生?いつもより騒がしいみたいですけど…。

春先生

なんか変な3人組が押しかけてきて…!
でも、多分あれ…!

夏先生

………!!!?

朱斗

放課後だから帰ろうと思ってたのに…!

朱斗

なんで、君らがいるの…?!

しぐれ

許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない

朱斗

あぁぁぁやっぱ怖いこの子!!!やめて、そんな目でこっち見ないで!!

雷鳴

あなたは違うと思っていたのですが…あなたもなのですね…。

朱斗

なんで金属製バットなんて持ってるの!?
怖いよ!?

朱斗

ていうか上空晴れなのにゴロゴロいってるんですけど!?

やっぱり快晴以外の人間はカスなんだ…そうに違いない…。

朱斗

それは君が快晴のこと見すぎてるだけだと思うよ!?!?

朱斗

ていうかガチでなんでこんなところにいるの!?学校教えてないよね!?怖い怖い!!!

しぐれ

許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない

朱斗

この子許さないbotなの!?

雷鳴

とにかく天園家に来てもらわないと気が済みません。来てください来いいますぐ

ピシャーーーンッ!!!!

朱斗

ぎょえあああああああああああああああ
雷落ちたし!!???

朱斗

ていうかそこに!行ったら!僕絶対生きて帰れないよね!?

澄海

朱斗!?待ってたんだけどどうなってんのこれ!?

陽光

風の如く参上や!

遠くから澄海と陽光が走ってきているのが見えるが遅かった。

とにかく来い害虫。車に乗れ。

朱斗

ぎゃぁぁぁ………

澄海

朱斗ーーーーーッ!!!!??

陽光

拉致されたーーーーーッ!?

雷鳴

執事様、運転よろしくお願い致します。

そして朱斗は首根っこを強く引っ張られ、天園家へ強制連行されたのであった…。

まるで城のような天園家の一室で 手と足を縄で縛られる。

しぐれ

コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ

雷鳴

曇、しぐれを別室に。

はぁ?なんでお前の言う事聞かないといけない訳?

雷鳴

聞いてくれたら快晴のお仕置き方法を貴方に
任せましょう。

わかった。

しぐれ

うあぁぁぁぁぁぁやだやだやだしぐれ快晴のためにコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ

うっせぇなぁはやく動けやゴミムシ。コレのほうが年上とかマジ意味わかんねぇんだけど。

そういって二人はこの部屋を後にする。

雷鳴

…さて。お話を致しましょう、神崎朱斗様。

朱斗

お、お話ってなにを…?

雷鳴

もちろん、昨日の電話のことでございます。

雷鳴

なにか言い訳はありますでしょうか?

朱斗

(よかった、残ったのがこの人で…まだ話通じる人なんだよね…。)

朱斗

えーと。電話のどの部分でしょうか…?

雷鳴

貴方様が快晴様に好きとおっしゃった所でございます。

雷鳴

あれはどういうことでございましょう?

ゴロゴロ…。

朱斗

(すっごい雷落ちそうなんですけど!?晴れなのに!?)

朱斗

いやあれは友達としての好きでして…。

雷鳴

では証拠を見せてくださいませ。

朱斗

え?証拠って…

雷鳴

ですから、快晴様のことを本当に恋愛対象として見ていないか、その証拠でございます。

朱斗

え、そんなのどうやって証明…

雷鳴

見せてくださいませ。

朱斗

(…口は笑ってるのに、目が笑ってない…)

朱斗

そ、その方法を教えてくださいって言ってるんです!

雷鳴

…………。

雷鳴

…なるほど。失礼致しました。
少し落ち着きが足りなかったようです。

雷鳴

私が納得できるような方法を探してみます。

う〜んと雷鳴がわざとらしく悩むとパッとさも思いついたかのような素振りをしてまた こちらに振り向く。

雷鳴

それでは写真クイズに致しましょう。

朱斗

え…?写真クイズ…?

雷鳴

はい。楽しく証明できるでしょう?

朱斗

は、はぁ…。

雷鳴

それでは第1問!てーれん!

朱斗

(この人が普通に楽しんでないか…?)

するとどこから出したのか 後ろから写真が大量に出てきて、 その中の1枚を朱斗に差し出す。

雷鳴

これはどんな感情の時の快晴様でしょうか?

差し出された1枚はどうやら快晴が 踊っている時の顔写真のようだ。 はっちゃけた笑顔で無我夢中に 踊っていることが分かる。

朱斗

「やっぱり踊ることが大好きだぁぁ」…とか
言ってそうじゃないですか?

雷鳴

…お見事。正解です。

朱斗

(そう言われてもそんな嬉しくないな…。)

第2問だと強引に2枚目を渡してくる。

次は食事の場面。 快晴がステーキを前にして 少々焦っているような表情の写真。

朱斗

あ、これはわかりますよ。

朱斗

「これ結構高いんじゃ…?」っていう顔ですよね?結構天園家って節約をする家庭だって
聞いてます。

朱斗

(こんな豪邸なのにね…。)

雷鳴

…おや、少々難しい問題だと思っていたのですが…正解でございます。

朱斗

(まぁ家のこと知らないと普通に間違えるだろうしね。)

すると雷鳴は少し迷ったような 仕草を見せた。どの写真を選ぼうか 迷っているのか、少しばかり写真を漁る。

雷鳴

…では、次でラストでございます。

朱斗

(結構早いな…。)

雷鳴が1枚の写真を差し出したので先程と 同じ様にその写真を覗き見る。

朱斗

どれどれ…。

朱斗

………………!?!?!?

最後の1枚は快晴が 赤面しながら泣いている写真だった。 髪は乱れ、服も少しはだけていて、 写真のサイズの問題上下半身は見えない。

朱斗

………………ぁ

朱斗

あ……あ……あ………

雷鳴

どうなさいました?

朱斗

アウトぉぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

快晴

……。

快晴

(ん…?)

快晴

(なんだここは…うぉっ、!?)

快晴

(猿轡に足枷、手錠…?!
オレ昨日何かしたか…?!)

快晴

………あ。

快晴

(………いや、そういえば…。 )

快晴

あはは、オレもー

雷鳴

ーー駄目ですよ。

快晴

っ、え?ちょ、兄さんスマホ返して!?

雷鳴

…今電話を切りましたが…先程の方はご親友の朱斗様ですよね?

快晴

えぇ切ったの兄さん?!…まぁそうだが、
親友と電話くらいいいだろう?

雷鳴

それはいいですが、私の耳にはそのご親友が
好きとおっしゃったような気がするのですが。

快晴

…そ、それは友達としてだろう?
好意を向けられては…

雷鳴

それで騙された経験があるのは貴方でしょう?

快晴

っ………。しかし…。

雷鳴

………はぁ。

雷鳴

…快晴様はお人好しすぎるのです。
だからこそ、騙され、"体に触れられる"

スルッと雷鳴の手が快晴の服を避け、 横腹に撫でられる。

快晴

ひぁッ!?

雷鳴

フフ、今日は私だけで"教育"致しましょうか?

快晴

ッ…きょ、今日はアイバトに向けてのダンス
レッスンだろ!?吹雪兄さんも海外から帰ってくるんだし…!!

雷鳴

ふむ。なるほど、では教育はよしておきます。ですが…。

快晴

……え。ちょ、雷鳴兄さん、何…て、手錠!?嘘だろ!?雷鳴兄さん…!?

雷鳴

…悪い子には"お仕置き"が必要ですね♡

快晴

語尾に♡つけてんじゃねぇぇえぇええ!?

快晴

(ってことがあったな…。 )

快晴

(はぁ…昔はあんなのじゃなかったのに…
どうしちゃったんだ雷鳴兄さん…。)

快晴

(………いや……オレのせいか。 )

快晴

(皆オレに狂っちゃったのは…全部オレのせい。だから…"罪を償っている"んじゃないか。)

快晴

(現在進行形でな。)

ど〜したの?にいに?そんな顔して。

快晴

(うぉ、曇!いつの間に…!)

ん?もしかしてその顔、気づいてなかった
パターン?にいにったらひっどーい!

でもそんなアホなとこも好きぃ〜♡

快晴

(なんでわかるんだ…。 )

快晴

(ていうかサラッとアホって言ったな?!
アホって!?)

まぁそんなことは置いといて…。

快晴

(そんなこと?!アホって言っておいてそんなこと!?)

ボク、にいにのお仕置き任されたんだよね!
にいにも超ハッピーでしょぉ〜?

快晴

(ッ…!?)

うわ、その顔めっちゃそそるんですけど…
もしかして煽ってる?

快晴

(い、嫌だ、曇のお仕置きが一番嫌!!)

あは、泣いてる、凄い可愛い♡

快晴

(やめ、やめて!ほんとに!嫌!!)

そっかぁ、はやく"玩具"イれて欲しいんだね?

全く、可愛すぎるよにいに…♡

雷鳴

…何がですか

朱斗

し、白々しい!だってこれ絶対…!

雷鳴

…。

朱斗

(…いや、ちょっとまって?)

朱斗

(2つ目の問題難しかったのにラストの問題の方がわかりやすいなんて…)

朱斗

(なんか怪しくないか?)

朱斗

(…でも"そっち系"以外こんな顔する気がしないんだけど…。)

朱斗

(………あ。 )

朱斗

わかった…!貴方が思っていること全て…!

雷鳴

…?

朱斗

ふははははははは

雷鳴

(この男こんなにやべぇ奴だったか…?)

朱斗

『くすぐたったいからやめてくれ…!』

朱斗

…ですよね!?この顔!!

雷鳴

………ほぉ。

雷鳴

何故そう思ったのですか?

朱斗

それはー

朱斗

(…言ったら殺されそうだな…。)

朱斗

なんとなく、ですかね?

雷鳴

…ふむ。まぁ良しとしましょう。

雷鳴

合格です。貴方を解放します。

そう言うと手首と足首についていた 縄を雷鳴が外してくれる。

雷鳴

この出来事を他の方々に伝えた場合…
わかりますね?

朱斗

…はい。

朱斗

(目が怖い、目が。)

雷鳴

…あ。あと。

朱斗

…?はい、なんでしょうか?

雷鳴

"一応"私達はアイバトでライバルとなりますので。お時間あれば一曲いかがですか?

朱斗

…!

朱斗

(今時間は…まぁ大丈夫か。暗くないし。)

朱斗

(一応澄海と陽光に生存確認しとこ。)

朱斗

(…それに…)

朱斗

(普通に人気アイドルの歌とか聴きた
すぎる!!!!ていうか無料で聴けるとか
やばすぎ!!!!)

朱斗

もちろん!!

朱斗

うひゃぁ、やっぱりあの雷鳴の歌声は違うなぁ…。すぐ飲み込まれちゃった。

朱斗

(低音で歌うことを得意とする人だし、大人の色気があるっていうか…。)

朱斗

今の僕ではホントに勝ち筋ないんじゃ…?って思っちゃうけど。まだ本番まであるし…!

「ーーーーーーー!」

朱斗

…?

朱斗

なんか聞こえたような…?気のせいか。

朱斗

あ、それよりはやく帰って練習と作戦会議…!

雷鳴

………はぁ。

やはり私は快晴に狂わされていると つくづく感じる。

分かっていた。いや、普通は分かるはずだ。あの朱斗の言葉が友達としての言葉だと。

けれど。…"あの出来事"があってから、どうも私は私ではなくなってしまったかのように、落ち着きをなくしてしまった。

そもそも、私は快晴のことを諦めていたのだ。快晴が幸せならたとえ私から離れていったとしてもよかったはずだった。

…なのに。

雷鳴

……。

先程快晴に見せた最後の写真を見る。

雷鳴

…フッ、よく撮れてるよな。

雷鳴

(………朱斗。"オレ"は、最後の写真の回答を、正解なんて一言も言ってないが?)

雷鳴

……ハハッ、バカだな。

快晴

(本当にやめてくれ!!)

う〜ん、今日にいにすっごい悪い子だな…

僕がおもちゃ使うって言ってるのに
聞かないなんてさ〜。

快晴

……っ!ーーっ!

………チッ

すると曇が"おもちゃ"を投げ捨て、 ガッと快晴の顎を掴む。

快晴

っ!?

ねぇ。にいにさぁ、立場わかってんの?

命令ききなよ。じゃないと一生口きかないって約束でしょ??

快晴

…!

…わかる?"罪を犯した"のはにいになんだよ。

それを"償う"って言ったのはにいにでしょ?

快晴

………。

快晴

(……そうだな。 )

快晴

(確かにオレは…罪を犯した。)

快晴

(そしてオレは償うと言った。)

快晴

(…。 )

…あは!やっと大人しくなった!やっぱり
僕たちと離れたくないんでしょ?可愛い♡

じりじりと迫る曇はまるでRPGの 魔王のようにも見えた。いや、それ以上…。

ね、はじめよっか?

快晴

……。

快晴

(あぁけど嫌なことは嫌!!!)

快晴

(やっぱりこんな形で罪を償うなんて間違いだ!!だっておかしいじゃないか、こんな処刑方法普通ないだろ!!)

キスできるような至近距離で曇は"おもちゃ" 準備とひたすら快晴の顔を見つめることに 必死だ。

快晴

…。

罪を償おうと思っても、 やはり恐怖はどこかにあって。 同時に助けを求めることも諦めたはず なのに、どこか声を上げている。

…ふと、"アイツ"の顔が思い浮かんだ。

???

やはり花とは美しいものだね。快晴くんと映ると一層美しいな。

快晴

に、兄さん!冗談はやめるんだ、
普通に気持ち悪い!

???

うん?冗談じゃないさ。愛おしい俺の花嫁。

快晴

オレは男だぞっ!!!

???

あぁ、ツッコむとこそこなんだね…。

???

…ねぇ、快晴。

快晴

うん?なんだい兄さん。

???

昔、ここに一緒に来たこと覚えてるかい?

快晴

ふふーん、オレの記憶能力舐めてもらっちゃあ困るなぁ兄さん!

???

覚えてないということかい?

快晴

覚えとるわボケェッ!!!

???

…君が俺のことを救ってくれた、
思い出の場所だよ。

快晴

だから覚えてるって…え、大袈裟にしすぎじゃないか兄さん?

???

いや、快晴くん的にはそう思うかもしれないが…本当にあの時の君に、言葉に。

???

救われたんだよ。

???

…だから、快晴くんが助けて欲しいってときは、絶対俺を最初に呼んで欲しい。

???

せめてもの恩返しさ。

快晴

…まぁ、考えてやらなくもないぞ。

???

ふふ、ツンデレさんめ。

快晴

だ、誰がツンデレか!

快晴

(…来るかは知らん…!知らんが…!)

アイツのことを思い出してしまったからには、なんか呼ばなくてはいけないような 気がして。

アイツを…信じてみたくて。

快晴

(今だけお前を信じるからな…!)

猿轡で声が出ないぶん、 心のなかで勢いよく叫ぶ。

快晴

(…………兄さん!!!)

快晴

(吹雪兄さんッ!助けてくれ!!!)

快晴

ーーっ!ーーーっ!!!

ーっ!?またにいには…!

???

お兄ちゃんを呼んだかな?

ッ!?

何か後ろから冷たい風が吹いたような 気がしたので、バッと後ろを振り向くと、 助けを求めていた張本人が そこにたっていた。

吹雪

う〜ん!!なにをしているのかな二人〜?

快晴

ー!

…クソジジイ。

吹雪

皆のお兄ちゃんだぞ〜♡帰ってきてくれて嬉しいねぇ、うんうん心配だったねぇ〜♡

えかれこ

おかえり〜〜〜〜っ!

えかれこ

いや〜ほぼアイドルじゃなかったねっ!☆

えかれこ

まぁ時々そういう回あると思うんで
把握よろしくお願いします!

えかれこ

では!次回予告今回は快晴くん
よろしくお願いします!

快晴

あ、澄海くんではないのだな?!

えかれこ

ただ単に今回快晴がめっちゃでてたんで…

快晴

うむ、まぁそうだな。では次回予告をオレが担当しようではないか!

快晴

次回のあらすじ!(?)

快晴

「とりあえず天園家と仲直り(?)したSTAR・THE・MUSIC!」

快晴

「取り敢えず一件落着したので学校でとにかく特訓!特訓!特訓!…ってあぁ!ランニングしてたら誰かさんとぶつかっちゃった!」

快晴

「…てあれ?もしかして、君は…!」

快晴

…らしいぞ!

えかれこ

まぁ今回もそうだったんですけどキャラ紹介的な回が続くかな〜と思います。把握よろ!

快晴

次回もまた見てくれよな!

えかれこ

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えかれこ

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えかれこ

1いいねでもワイすごい嬉しいんで良ければよろしくお願いします!

えかれこ

ではでは〜

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