先輩を僕のものにしたい話

この学校の伝統である強化遠足

バスで山奥の寮に移動して一週間レクをしたり山を登ったりする行事

って隣に座っている優人くんが教えてくれた

優人くんは、よく頭を撫でてくれる

顔にだすつもりもないし言うつもりもないけど、実は結構うれしい

家では褒められることもないから…

クラスの委員長が声を張って話し始める

僕の班は三年生３人、二年生３人、一年生が僕ともう一人の男の子の２人

同じグループには会長がいた

二年生の２人に女子生徒がいて

三年生の１人も女の人

会長は、救急バックを持って、班を離れて違う班の助けに入ったりもしていた

三年生の女の人は、二年生の２人を冷めたように見ていて、それが怖かった

ぎゅ、

二年生の先輩に隠れるように屈むと一度立ち止まってくれた

二年生の先輩は優しくて、僕をおんぶしてそのまま休憩所まで歩いてくれた

会長は僕をまた心配してくれて

みんなに優しくてかっこいいなーと思った

女の人から受けるその視線が怖くて顔を上げられない

力がはいらなくなっていく

みんながレクをしてるのに会長と二人で寮の部屋で休んでいた

コンコン

この人、怖い