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カフェのドアが開く音がした
顔を上げると少し息を弾ませたゆあんくんが立っていた
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微妙な間
喧嘩のあとって、こういう沈黙がやけに長く感じる
yan
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目が合った
その瞬間、何も言わなくても全部伝わった気がした
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その言葉に、胸がきゅっとなった
まるで、かけ違えたボタンを静かに留め直すように
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言葉が、静かにかみ合っていく
まるでバラバラだったパズルが、ようやく正しい形で収まっていくような感覚
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笑いながらも、心の奥がじんわり温かくなる
あの言葉、どんなときでも最後に私を安心させてくれる
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二人で笑い合った瞬間もう昨日の棘はどこにもなかった
カフェを出るころには、夕焼けが街をオレンジに染めていた
指先が、自然に触れる
重なった瞬間、もう“仲直り”なんて言葉は必要なかった
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