M
乱暴に扱われたせいで、 身体がヒリヒリする.
晩飯までまだまだ時間がある.
やる事と言ったら、佐野に頼んで本を 持ってきてもらったり、筋トレしたり…
M
監禁されてからというもの、1度たりとも 外へは出させてくれないし、スマホも無い.
今の俺に体力なんてない. 筋トレもやる気が起きない.
M
わざわざ佐野を呼びに行くのも面倒だから 部屋の中に置いてある1冊を取り出す.
M
佐野が追加で持ってきてくれた本. まだ半分くらいしか読めていない.
その表紙とタイトルからは想像できない ほど、過酷な内容だ.
今の俺に似ている.
主人公の隣に引越してきた少女が、 家主に虐待されていた.
その少女は誘拐された子で、 家主からは酷い性暴力を受けていた.
あまりに内容が惨すぎる. 口で説明するのも嫌なくらいだ.
M
ペラペラとページを捲る.
その中の1枚の挿絵に目に止まった.
M
絵…じゃない. 写真だ.
その写真には、少女と家主が居て.
少女の身体はボロボロ. 傷跡、火傷、痣.
傷だけでも惨たらしいのに、 極めつけにはお尻に"何か"が刺さっている.
M
少女のお尻に挿れられているのは 間違いなくビール瓶だ. しかもよく見ると中身が入っている.
M
少女の体内にアルコールなんて入れたら 一体どうなってしまうのだろうか.
ビールだからアルコールは弱いかもしれないが、それでもこの少女はまだ13歳だ.
M
あぁ、知りたくなかった.
M
覚悟しておけという佐野の喚起 だったのだろうか.
もうやめよう. 一気に読む気が失せてしまった.
コメント
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その少女がされてたことMくんもされてほしい(?)