夜明け、屋敷内が静まる中 私は廊下を歩いていた
昨日の千里眼で見た物の真偽を確かめるため紙片を書いた使用人の所へ向う
et
私の足音は音を立てず、 暗闇に溶け込むように慎重だった
使用人の部屋の前に着くと、 扉の隙間から中を覗く。
中には、薄暗いランプの光の下、 何かを書き込む使用人の姿があった
その手には見覚えのある紙片と 同じ種類の紙とペン
間違いない
この人が紙切れを書いている
でも指示を出しているのは別の人のはず
私は息を潜め、その場を離れた。
翌朝、朝食の席でrnが話しかけてきた
赤灯家の他の人達が席を外した タイミングだった
rn
et
思わぬ指摘に驚く私
rn
naさんも話に加わってくる
na
言おうか迷う
でも、この件に二人を 巻き込むわけにはいかない
et
rn
rnが疑うような目で見てくる
et
でも私がそういえばもう何も 追求してこなかった
私が守ればいいだけ
私だけでいいの
私だけが悪女になればいい
rnとnaさんを傷つけるやつは 私が許さない
二人の婚約者も二人を愛しているくせに 赤灯家の敵にすら気づかない
だから私が動くしかない
私が悪役を買えばいいだけだから
et
rn
et
na
et
二人には申し訳ないけど 私はその約束守れないよ
私だけが傷つくだけでいいから
ごめんね
コメント
2件
etさんだけ傷つけばいいって... 続き楽しみです!!待ってます!!