体験談いろいろ。

自分が高1の頃の体験談です。

校外学習の帰り、バスの中で隣に座っていた瑠依砂が話しかけてくれました。

逆転メガネとは、プリズムを使って視界を上下左右逆転させる実験道具です。 長時間装着すると脳が適応し、逆転した視界でも自然に動けるようになります。 視覚認知や脳の適応能力の研究に役立つものだそうです。

自分たちもそのメガネを付けて文字を書いたりすることを体験しました。 自分は全く上手に出来なかったのですが、瑠依砂は器用にこなしていました。

高校に入って4回目の定期テストが近く、自分は対策として少しずつ瑠依砂に勉強を教えてもらっていました。 中学生の頃は自分が友達に教える側だったのですが、いつの間にか勉強をサボるようになり、高校では赤点ギリギリの点数ばかりでした。

自分は本当に将来何にもなれない気がしていました。

実は自分もイラスト、小説、音楽制作など、クリエイティブ系の仕事を考えた事がありました。 何故か中学生の頃に才能が開花しないと挫折して、気づけばやらなくなっていました。

瑠依砂が前向きな事を言ってくれて嬉しかったです。 自分だけじゃなくて瑠依砂も同じクラスになりたいと思ってくれていると良いな、と思って聞いていました。

考えて捻り出した悩み事がこれ。自分でも幸せだなーと思っていました。

瑠依砂は大好きな友達です。 瑠依砂と一緒にいると過呼吸になりそうなくらい笑ってしまいます。