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今日は劇の練習の1日目 重い足取りで学校に向かう
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モブ1
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そう口を開きかけたとき、後ろからポンと肩をたたかれた
N
そう言いながらニコッと笑って立ち去っていった
その一言だけで全てを察した
S
通り過ぎていく後ろ姿を横目で見る
高身長で顔もイケメンだし、生徒会長で人望もある 男子の俺から見てもかっこいいというのが理解できる
男子校にいるのがもったいないくらい
モブ1
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王子様役があいつなのにシンデレラ役が俺だったら見に来る人も多分がっかりするだろう なんなら他校の女子から妬まれるんじゃないか、と思う
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モブ3
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練習初日、まだ仮台本を読み始めて10分も経っていないのに既に3回は棒読みだとつっこまれた
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モブ3
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というか それに比べて
N
少し離れたところで練習をしているないこが目に入る
S
元の声がいいからってだけなのか、それとも本当に上手いからなのか分からないけどないこは練習初日とは思えないほどのレベルだった
S
俺はきっとどんなに練習したところであんなに上手くなれないし、そもそもシンデレラやるって…女装するってこと?絶対似合わないよな…てか本当に最初に劇やろうとか言い出したの誰やねん、とかいろいろ考えだしてしまう そもそもこんなに考えちゃうのって…完璧すぎるないこのせいでもあるんじゃないか…?とも思えてくる
モブ3
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モブ3
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モブ3
言った瞬間、はっと我に返った …俺、何言ってんだ? ないこの耳にも入っていたらしく、こっちを見ている
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N
S
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そう言ってまたいつもみたいににっこり笑う
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間抜けな声で返事をしながらも内心では絶対欠点なんてないだろ、とか思っていた
モブ3
初回の練習はあの完璧生徒会長に格の違いを見せつけられて幕を閉じた