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え?
150年前に何があったか知りたいって?
また僕に昔話をさせる気ですか。
やれやれ。
琥珀
琥珀
琥珀
そんなこといいのかって?
琥珀
琥珀
よく聞いてください。
僕のこと全て知れますよ。
最初に。
僕は不老不死です。
死ぬことも老いることもないです。
なので、僕はこのように 何年も生きていける訳です。
見た目は子供。中身はあの世の人。
昔はこのネタを名探偵コ◯ンと 呼んでいたらしいですよ。
え?知らない?!
これもジェネレーションギャップ なんでしょうかねぇ…
まあ、もう60年以上前の 話ですからね。
知らなくて当然ですね。
おっと、閑話休題
そんな不老不死の僕の面倒を 見てくださった人がたくさんいるんですよ。
その1人目が「ゲンさん」 という方です。
僕の原点にして頂点。
今でも憧れている存在です。
当然、もうこの世にはいないですが、
この近くにある「イザナミ神社」 という場所に彼のお墓があります。
あなたに初めて会った時に 軽く話したと思いますが、
イザナミ神社は僕が不老不死に なった場所でもあります。
僕的には少し複雑ですが、
彼が「墓はここに立ててくれ。」 と懇願していたので。
今でもお花を手向けに行っていますよ。
この話が終わったら、 一緒に行きましょうか。
そして2人目は「ペストさん」 という謎めいた方です。
当時、ペスト。別名「黒死病」 と呼ばれる病気が流行しました。
その人はこの地域に やってきたペスト医師です。
性別も知らなければ、 本名も知りません。
ペスト医師なので、僕が勝手に 「ペストさん」と呼んでいます。
あの方もそれが気に入ったのか、
「ペーさんでもいいよ。」と。
ふふっ。
とてもユニークな方ですよね。
3人目は…
いや、
今は伏せておきましょうかね。
どうしてかって?
僕の勝手な我儘です。
どうかお聞き入れくださいね。
さて、話していきましょうか。
最初は「ゲンさん」からです。