I’m You' re hope .

私には彼氏がいる。

정 호석 という笑顔が似合う人。

ホソクは小さい時から記憶がよく飛ぶ、

"記憶瞬飛症"

を患っている。

酷い場合は、自分の名前まで忘れてしまうことがある病気。

記憶、という事もあって、治すのがとても難しいと言われている。

いわゆる "難病" の一種。

私も、脳腫瘍を患っていて

余命があと1年と短い。

彼と知り合ったのは、1つの狭い病室

病棟の1番北側に位置するこの病室は

冬になるととても寒くなるせいか、

人が入ってこない。

宿泊代も、安いのに。

まぁそんな病室に移ってきたのは

美形で美しいホソクだった。

ホソクとは同い年ですぐに仲良くなれた

1つのテレビを二人で見たり、

食事する時も、一緒に笑いながら食べた。

... ホソクは時々忘れてしまうけど。

毎日お互いが検査に行く。

どちらかが早く終われば家にいるみたいに

ただいまとおかえりを交わす

その瞬間が幸せだった。

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ホソク💭

ある日僕は気分転換に

公園へ出かけた。

その時見つけたんだ。

綺麗な青い蝶を。

○○に似た、綺麗な青い蝶。

その事を○○に話すと、

と言われた。

" オオルリアゲハ "

幸せの青い蝶とも言われる。

次の日、

窓の近くで蝶を手に乗せている○○。

その蝶は僕が昨日見た蝶そのものだった。

やっぱりそうだったんだ、という○○

僕はまたその蝶に視線を戻すと、

○○は寂しそうに蝶を外へ逃がした。

その表情はさっきの蝶のようで、

触れれば壊れてしまいそうだった。

○○の余命はあと1年もない。

神様、時間を止めてくれ ...

○○💭

いつものように笑いかける。

今日の朝はいつもより酷くて、

私のことを忘れていた。

時々ある事だから、

落ち着いて私は彼に笑いかける。

どうせすぐに思い出すのだから

ほら、すぐに戻った。

忘れたってすぐに思い出す。

思い出してくれてるならまだ大丈夫かな

ホソク💭

時間は止まることを知らず、

段々とすぎていく。

遅いようで早く。

軽いようで重々しく。

○○の余命はあと半年後もない。

最近は彼女の手を握るのが、

怖くなった。

いつかこんな事もできなるなるんだって

悪い方へ考えてしまうから。

触れるとどこか言ってしまいそうで、

壊れてしまいそうなくらい

君は繊細なんだ。

○○はいつも寝る前に言う。

って。

なんて僕は無邪気に言うけど。

神様、時間は止まらないのですか

この瞬間が終われば、

全てなかったことにされるのではないのですか？

今が幸せな分、君を失った時、きっと悲しみは大きいよ。

○○は優しい風みたい。

そこにいるのに触れられない。

目が覚めたら、寝てるように、死んでいるのではないかと不安になってしまう。

夢のような君は、僕の蝶。

なんて寂しそうに言う○○

少しベットから立ち上がって抱きしめる。

そう言って優しく笑う○○

○○に負けないようにニコッと笑う。

○○の希望になれるように。

○○が幸せな人生だったって思えるように

僕が満足させてあげるんだ。

2人の笑顔が目に見える形に残った。

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