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鷹槻れん

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臣桜
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トイレに入ろうとした足が止まる。
藤崎 夏恋
トイレを出て廊下を歩くと噂の二人が楽しそうに話していた。
ああ、やっぱり
思っていた通り、女の勘は当たる。
神崎部長は長谷川さんが好きなんだ。
長谷川さんに向ける笑顔は 私が知っているものとはまるで違った。
あんなふうに、優しく笑うんだ。
胸の奥が、ちくりと痛む。
藤崎 夏恋
その瞬間、気づいてしまった
いつの間にか、鬼上司だった人は
尊敬する上司になっていて。
そして、その尊敬は、
もう恋に変わっていた。
コメント
1件
ああ、なるほど…これは「気づき」の話ですね。トイレの個室で偶然聞いてしまった噂話が、夏恋さんの心の中で伏線を回収するきっかけになる。あの「ちくり」とした痛みの描写がすごくリアルで、胸に刺さりました。それまで「鬼上司」だった人物が、いつの間にか尊敬に変わっていて、さらに恋だと気づく瞬間の切なさ…。皮肉にも、彼が他の誰かに優しくしている姿を見て初めて自分の気持ちに気づく、という構図が好きです。この後の展開、気になりますね。