…今、とてつもなくいやーな話を聞いた気がする。
ur.
hr.
hr.
ur.
hr.
hr.
hr.
マジで、一体どこからその情報を仕入れたんだ。
しかも全部当たってるし。
ur.
hr.
ur.
ur.
hr.
ur.
hr.
hr.
ur.
hr.
ツー…ツー…
ur.
俺の神聖な一人暮らし生活邪魔するとかマジで許せねー…。
てか、バスケやるために××高校諦めたとかアホじゃん。 だって、あの××高校だぞ!? あそこ入ったらエリート人生確定なのに…。
そんなアホに勉強教えられるとかごめんなんだけど。 しかも同居とか有り得ねー。
あ"ー…もう!
ur.
yan.
ur.
yan.
俺がyanくんに昨日のことを洗いざらい話すと、 yanくんは驚いたような、哀れみのような何とも言えない表情をしていた。
yan.
ur.
yan.
ur.
yan.
ur.
yan.
yanくんの姉ちゃんの話はよく聞くけど、そのほとんどが、
yan.
yan.
yan.
で、そんなに可愛いなら会わせて欲しいってyanくんに言ったら、
yan.
それなら言うなっつーの。 てかそもそも、実の弟に惚れられるとかキモすぎるだろ。 それよりは俺に惚れられた方がその姉ちゃんも嬉しいはずだ、絶対。
yanくんの話に飽きてきて、教室の中の話に耳をそばだてた。
名前のところはよく聞き取れなかったけど、 話を聞く限り、そいつはめちゃくちゃバスケが上手いらしい。
へぇー、勉強もできるのか。 すげえな。
俺もそんなふうだったら、今頃…
ur.
ふーん。いいんじゃない。 バスケはyanくんに付き合わされてルールは把握してるし、 いい暇潰しになりそう。
ur.
ur.
yan.
俺はもう耳にタコができるくらい、 yanくんの姉ちゃんの自慢話は聞いたから、もうこりごりだ。
そう思って、俺は意識を他に向ける。
ur.
朝休みとか、昼休みとかの休み時間の時は、 大体いつも、音楽室で誰かが弾いているのか、 ピアノの音が聞こえてくる。
俺はこのピアノが結構、いや、大分好きで、 いつも密かに楽しみにしている。
誰が弾いているかは知らないけど、 優しくて太陽の光みたいな音なんだ。
俺が弾いても、あんなふうにはならない。
ピアノは弾いている人の人格を映す鏡だから。
いつか会ってみたいな、と思っている。
ur.
ur.
ur.
キーンコーンカーンコーン
ur.
yan.
ur.
キュッキュッダムッダムッ
ur.
?
あいつがリーダーなんかなー…
et.
“et”ねぇ…
ur.
yan.
ur.
yan.
ur.
yan.
yan.
ur.
ur.
ur.
ur.
ur.
ur.
そこに写っていたのは、あの“えと”と兄貴だった。
2人とも楽しそうな笑顔だ。
ur.
ur.
…
ur.
ピーンポーン
ur.
ガチャッ
?
ur.
ur.
?
?
et.
ヌシダヨ
ヌシダヨ
ヌシダヨ
ヌシダヨ
ヌシダヨ
・高1
・yanの姉
・バスケの天才
・頭良い
・urの家庭教師
ヌシダヨ
・中3
・hrの弟
・yanとは幼馴染
・中高一貫校に通ってるけど、高校受験するつもり
ヌシダヨ
・中3
・etの弟
・etさん大好き
→恋愛的な意味で
・バスケが上手い
・成績はどん底
・urと幼馴染
ヌシダヨ
・大学1年生
・urの兄
・一人暮らし中
・etさんと幼馴染
ヌシダヨ
ヌシダヨ