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テラーノベル(Teller Novel)

…今、とてつもなくいやーな話を聞いた気がする。

ur.

ちょ、もっかい言って。

hr.

はぁー…

hr.

だーかーら、家政婦兼家庭教師を雇うことにしたよって。

ur.

なんでそんな勝手に…!

hr.

言っとくけど、俺はお前のこと、お前の予想以上に知ってるからな。

hr.

毎日コンビニ弁当食べてるってことも、成績がかなりヤバいってことも。

hr.

お前、そんなんだったら志望校なんて行けないぞ。

マジで、一体どこからその情報を仕入れたんだ。

しかも全部当たってるし。

ur.

てか、毎日コンビニ弁当の何が悪いんだよ。

hr.

栄養面もあるし、経済的にも厳しいから。

ur.

いや、ちょっと待った。

ur.

家庭教師雇う方が金かかるだろ、絶対。

hr.

いや、俺の知り合いに頼んだら、生活費出してくれるならいいよって。

ur.

はぁ?

hr.

その知り合い、あの××高校受かったのに、バスケやるために、

hr.

今のお前の中高一貫校入ったんだって。だからめちゃくちゃ頭いいよ。

ur.

いや、そういう問題じゃなくて、

hr.

たぶん明日から来ると思うから。じゃ、またね。

ツー…ツー…

ur.

明日からとか…

俺の神聖な一人暮らし生活邪魔するとかマジで許せねー…。

てか、バスケやるために××高校諦めたとかアホじゃん。 だって、あの××高校だぞ!? あそこ入ったらエリート人生確定なのに…。

そんなアホに勉強教えられるとかごめんなんだけど。 しかも同居とか有り得ねー。

あ"ー…もう!

ur.

最悪…

yan.

よっ、うりおはようっ!

ur.

ああ…はよ…

yan.

え、何。怖。

俺がyanくんに昨日のことを洗いざらい話すと、 yanくんは驚いたような、哀れみのような何とも言えない表情をしていた。

yan.

へえ〜、かわいそw

ur.

おい、お前バカにしてんだろw

yan.

あっ、てかそんなことよりさぁ、聞いてよ!

ur.

無視すんなよ!

yan.

俺の姉ちゃんがしばらく帰ってこn

ur.

あーはいはい、シスコン話はいいから。

yan.

おーいっ、話聞けよ!

yanくんの姉ちゃんの話はよく聞くけど、そのほとんどが、

yan.

『俺の姉ちゃんがマジで可愛くてさあ〜』

yan.

『弟でも惚れるよ、マジで。』

yan.

『姉ちゃんが大学生の知らん男と帰ってきた…泣』

で、そんなに可愛いなら会わせて欲しいってyanくんに言ったら、

yan.

『は!?それでurが姉ちゃんに惚れたらマジで嫌だからダメ!』

それなら言うなっつーの。 てかそもそも、実の弟に惚れられるとかキモすぎるだろ。 それよりは俺に惚れられた方がその姉ちゃんも嬉しいはずだ、絶対。

yanくんの話に飽きてきて、教室の中の話に耳をそばだてた。

 

ねえねえ、聞いた?

 

なになに?

 

夕……と様のチームがバスケの県大会で優勝したらしいわよ!

 

きゃあ~っ!さすが…と様ね!

 

この学校の誇りだわ!一度だけでも会って話してみたい…

名前のところはよく聞き取れなかったけど、 話を聞く限り、そいつはめちゃくちゃバスケが上手いらしい。

 

それだけじゃないの!しかも全国一斉模試でも一位だったって!

へぇー、勉強もできるのか。 すげえな。

俺もそんなふうだったら、今頃…

ur.

はぁーあ…

 

あ、そうだ!今日の昼休み、…と様の練習試合があるみたい!

 

そうなの!?絶対行かなくちゃ!

ふーん。いいんじゃない。 バスケはyanくんに付き合わされてルールは把握してるし、 いい暇潰しになりそう。

ur.

な、ゆあんくん。

ur.

今日の昼休み一緒に行きたい所があるんだけどさ…

yan.

あ、ごめん無理!今日姉ちゃんが…

俺はもう耳にタコができるくらい、 yanくんの姉ちゃんの自慢話は聞いたから、もうこりごりだ。

そう思って、俺は意識を他に向ける。

ur.

(あ、またピアノ聞こえる。)

朝休みとか、昼休みとかの休み時間の時は、 大体いつも、音楽室で誰かが弾いているのか、 ピアノの音が聞こえてくる。

俺はこのピアノが結構、いや、大分好きで、 いつも密かに楽しみにしている。

誰が弾いているかは知らないけど、 優しくて太陽の光みたいな音なんだ。

俺が弾いても、あんなふうにはならない。

ピアノは弾いている人の人格を映す鏡だから。

いつか会ってみたいな、と思っている。

ur.

(てか、家庭教師の人が住む部屋ねーじゃん。)

ur.

(hrくんの部屋でいいかなー…)

ur.

(家帰ったらhrくんの部屋片付けなきゃなー…)

キーンコーンカーンコーン

ur.

んじゃ、俺体育館行ってくるわー

yan.

え、なんで?

ur.

いや、ちょっとな。

キュッキュッダムッダムッ

ur.

へぇ〜…結構すごいな…

ナイスー!

あいつがリーダーなんかなー…

 

“et”もナイスーっ!

 

めっちゃ上手かったよー!

et.

えへへー、ありがとっ!

“et”ねぇ…

ur.

また今度来てみるか…

yan.

今日帰りセブン寄らね?

ur.

あー…いや、今日はいいや。

yan.

え、珍し。

ur.

いや、家庭教師の人が入る部屋片付けなきゃいけないからさ。

yan.

あーね。大変だな。頑張れよー。

yan.

んじゃっ!

ur.

おー。

ur.

さてとっ…片付けるか…

ur.

え、アルバムとかあんじゃん。

ur.

兄貴彼女とかいたのかなーっと…

ur.

いやでも、あいつが女と絡んでるとこ見たことないし、ないかw

ur.

って、これ…もしかして…

そこに写っていたのは、あの“えと”と兄貴だった。

2人とも楽しそうな笑顔だ。

ur.

2人、付き合ってるとか、なのか…?

ur.

やべ、こんなことしてる暇ねーわ。さっさと片さないと。

ur.

ふー…やっと終わった…

ピーンポーン

ur.

え、ちょうどやん。

ガチャッ

よろしくお願いしまーすっ!

ur.

あー…どうも、うりです…

ur.

って…は…?…もしかして…

あ、自己紹介遅れました!

et.

etです!これからよろしくね!

ヌシダヨ

結局書いちゃうんだよな!!!?

ヌシダヨ

もうどうにでもなれッッッ!!!

ヌシダヨ

ただ『月の輝きは太陽と。』をメインに書きたいので、恐らく更新頻度は🐢です!

ヌシダヨ

えーと、改めて設定を書かせていただきますね!

ヌシダヨ

・夕雲et
・高1
・yanの姉
・バスケの天才
・頭良い
・urの家庭教師

ヌシダヨ

・黒乃ur
・中3
・hrの弟
・yanとは幼馴染
・中高一貫校に通ってるけど、高校受験するつもり

ヌシダヨ

・夕雲yan
・中3
・etの弟
・etさん大好き
→恋愛的な意味で
・バスケが上手い
・成績はどん底
・urと幼馴染

ヌシダヨ

・黒乃hr
・大学1年生
・urの兄
・一人暮らし中
・etさんと幼馴染

ヌシダヨ

こんな感じですね!

ヌシダヨ

では、see you later!
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コメント

9

ユーザー

うわこの作品もめっちゃ面白そう……!!✨️そして相変わらず書くのが上手すぎます…!🤦‍♀️✨この作品も読ませて頂きます…!!

ユーザー

え…?どしよ… 私の好きなうりえと、ゆあえと、ひろえとなんだが… え…?まじどしよ好きすぎる

ユーザー

続きが気になります!頑張ってください🙇‍♀️

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