すまねぇな。ちょっと聞いてくれよ。
俺、今すっげぇ困ってんのよ。
なんでかって?
まぁ見てれば分かる
ぱうり
ルッチ ... ! おま 、 来んなよ !
るち
恋人に対して失礼じゃないのか ?
るち
愛してる
ぱうり
ひッ ... ! 辞めろ ッ !
ぱうり
俺はお前みたいなやつ 、 知らねぇぞ ッ !
ぱうり
俺の知ってたルッチは船大工のルッチだぞッ ... !
るち
あァ 、 あの時はすまんな 。 まぁ謝ったから許してくれるだろう ... ?
ぱうり
... ッ !
まぁこういう事だ。
ルッチがW7に急に顔だして来たかと思えば、俺に好きだの愛してるだの。
ぱうり
お前 ... 俺達の事裏切っといてそれはねぇだろ 。
ぱうり
俺はお前とはもうやり直す気もねぇし 、
ぱうり
早くこの街から出ていけ 。
るち
...
るち
じゃあ無理やりにでも連れて行く 。
ぱうり
... ッ
俺はその言葉を聞いて、何か切れた
そしてその瞬間、俺はルッチを殴った
ぱうり
ふざけんなよ ... !
ぱうり
俺はお前を過去の事にして忘れようとしてたのに ... それに ...
るち
別にいいさ 。 お前が言う事聞いて着いてきてくれなくても 、
ぱうり
... は ?
るち
だが 、 その代わり 、
ぱうり
...
るち
W7の住民を殺す 。
ぱうり
...ッ ? !
るち
俺には容易い事さ 。 何百人居ようがこの指1本あれば直ぐに殺せる 。
るち
... 賢いお前なら分かるだろう ? お前が今どうするべきか 。
ぱうり
...
確かに、ルッチの指銃とやらの技を出せば、一般市民なんて瞬殺だろう。
俺1人犠牲になるだけで、W7の住民皆が救えるなら...俺は、
ぱうり
... 本当だな ... ?
ぱうり
俺1人着いていけば ... みんなを殺さずに済むのか ... ?
るち
あァ 、 本当だ 。
るち
... W7から出るのにまだ時間がある 。 悔いのないように 、 アイスバーグにでもお礼を言いに行けばいい 。
ぱうり
... ちッ
その日、W7の副社長が1人、消えた。