♡押してくださった方
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めっちゃ嬉しいです!
続き書きまーす
病院を出て道路に向かい
敷地内を歩いていたら
前から歩いてきたのは
彼だった
mz
2年近くも探して見つからなかったのに
こんな時には会ってしまうなんて
神様もイタズラが過ぎる
どちらにせよ
彼にとって俺は今ただの通行人
俺は下を向き
目を合わさないよう
そのまま歩き出した
すると彼は
俺の前に来て
止まった
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mz
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なんで入院したこと知ってんの?
なんでお見舞いに来るの?
なんで…………
会いに来てくれるの………?
今はその優しさが
痛い………………
mz
mz
一応頭を下げ
俺は歩き出した
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後ろから手を掴まれ
俺は足を止めた
mz
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彼から出た"君"という言葉に
彼の中で俺は
その程度の存在なんだと
突きつけられ気がした
mz
mz
自分から発した
『友達』という言葉が
辛すぎた
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なんでそんな事聞くの?
正直に言ったら
何か変わるの…………?
mz
mz
mz
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mz
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at
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気が付けば
俺はぼろぼろ泣いていた
顔を見なくても
彼がわかる程に
mz
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mz
mz
mz
掴まれていた手が
ゆっくり離され
振り返ること無く
俺は歩き出した
全てにおいて
もう
俺の許容は
超えていた
家に着いて
水を1杯口に含む
prちゃんに勝手に退院して家にいる事と
もう1つ伝えたいメッセージを
L〇NEで送る
ぼんやりと部屋を眺めながら
俺は荷物をまとめ出した
ここにもう
俺の居場所は無い
mz
mz
『俺、実家に帰るね』
もう俺の中では限界だった
彼の記憶が戻るのを待つことも
みんなが頑張ってくれる事も
俺が居ない彼の隣で
彼の中にまた俺を作ることも
笑うことも
話すことも
目を合わせることも
焦がれないことも
mz
彼に会えば
俺は彼を求めてしまう
彼を追ってしまう
彼に縋ってしまう
彼を苦しめない為
なんてのは綺麗事
それに耐えれる自信が
俺にはもうないんだ
必要のない服を整理してると
出てきた見慣れたセーター
返そうと思って持ってきた
彼の香りがまだ残る
あの日着ていた
彼の忘れ物
なぁat
ん~?
夕日キレイだなぁ
なんかいいな
だな~
時間止まってくんないかな?
そりゃ無理だろwww
何だよ、夢のねぇやつ
確かになwww
このままずーっと
一緒に居れたらいいのにな
なぁmz
ん~?
20歳になったらさぁ
なったらなにぃ~?
俺と結婚して
なっwwwお前バカなの?
男同士は結婚出来ねーだろ
そんな紙っぺらの契約じゃなくて
俺らの中だけで、結婚しよ
指輪交換して、誓いのキスして
で、一生一緒に居よ?
よくそんな恥ずかしい事言えるなぁ///
俺は本気だよ?
ガチのプロポーズ♡
いいよ、じゃ俺お婿さん♡
はぁ?mzは俺のお嫁さんだろ!
俺も男なんだからお婿さんだろ!
お婿さん2人じゃ可笑しいだろ!
じゃこの話は無かった事に………
わっ!わかったよっ///
じゃーなってやるから
大事にしろよ//////
当たり前だろ♡
俺の大事なお嫁さん♡♡
mz
思い出すだけで
また涙が出てしまう
いつから俺はこんなに
泣き虫になったんだろう
頑張れなくて
ごめんね
弱くて
ごめん
彼が俺を
あの場所で置いて行ったように
俺もここに
彼の全てを置いていこう
mz
mz
バイバイ
コメント
4件
めっっっちゃ良かったです! 早く続きがみたいてす💦