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「いよいよ、決行?」
白兎
父から出た言葉
兄の代わりとして
私は頭が追いつかず、いつの間にか自分の部屋にこもっていた
外から聞こえる親の声など、今は関係ない
私に、兄の代わりをしろ、と…?
心がないのか
私をなんだと思っている
白兎
どうせ、あれだろう
政治の選挙のためであろう
兄の名前もその理由でつけられた
兄と私は双子だった、
見た目もそっくり、性別は違うが
父
母
父
父
母
母はそのとき少しがっかりしたそうだ
だが、白兎っていう名前もいいと思い、決めたらしい
まぁ、私は女だから、名前は母が決め、意味もしっかりあった
兄はただ、次の継ぐ人として名前まで縛られてしまったのだ
白兎
兄、の代わり…
また、喧嘩しないであろうか
喧嘩するともう、止めれないかもしれない
…私がやらなきゃ…………
父
ガチャ
父
母
白兎
母は泣いていた、きっと父を止めたかったのだろう
白兎
白兎
父
母
白兎
強気で言ったつもりだが泣き虫が生きる性別を変えたくらいで治るわけない
父
白兎
私は父が去るのを見ると、目に溜まったものが一気に流れてくる
母
そう言って私を抱きしめる
さっきの約束で気づいてくれたのだろう
白兎
母
白兎
白兎
と、心にもないことを言った
しかし情緒不安定な母にはそれで十分だったらしい
そして、近い頃、私の深刻な気持ちを裏腹に
笑いのような面倒ごとに付き合わされるとは思っていなかった…
2話終了
次回から少しネタっぽくします
主人公は男になることをまだ自覚していません
しかーし!これからバレないように生活するドキハラの冒険です!!←
これからもヨロシクね