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えと
（私屋上で）
えと
（靴を脱ぎかけた時に）
えと
（三つ編みの先客に）
えと
（声を掛けてしまった）
えと
「ねえ、やめなよ」
私のアール
えと
（口をついて出ただけ）
えと
（ほんとはどうでもよかった）
えと
（先を越されるのが）
えと
（なんとなく癪だった）
えと
（三つ編みの子は語る）
えと
（どっかで聞いたようなこと）
のあ
運命の人だったの
のあ
どうしても愛されたかった、
えと
ふざけんな！そんなことくらいで
えと
私の先を越そうだなんて
えと
欲しいものが手に入らないなんて
えと
奪われたことすらないくせに！
のあ
話したら楽になったよ
のあ
ありがとう
えと
（って言って）
えと
（三つ編みの子は消えてった）
えと
今日こそは！
えと
スッ（靴を脱ごうとする）
えと
､､､まだだ
えと
（そこには背の低い女の子）
えと
（また声をかけてしまった）
えと
「ねえ、やめなよ」
るな
るなは、いつも一人で
るな
無視されて、奪われて
るな
居場所がないんだ､､､､､
えと
ふざけんな！そんなことくらいで
えと
私の先を越そうだなんて！
えと
それでも家では愛されて
えと
温かいご飯もあるんでしょ、？
るな
お腹が空きました（泣
えと
（って言って）
えと
（背の低い子は消えてった）
えと
（そうやって何人かに声をかけて）
えと
（追い返して）
えと
（私自身の痛みは言えないまま）
私のアール
えと
（初めて見つけたんだ）
えと
（似たような悩みの子）
えと
（何人目かにあったんだ）
えと
（黄色いカーディガンの子）
ゆあん
うちに帰るたびに
ゆあん
増え続ける痣を
ゆあん
消し去ってしまうため
ゆあん
ここにきた
えと
､､､
えと
（口をついて出ただけ）
えと
（ほんとはどうでもよかった）
えと
（思ってもいないこと）
えと
（けど声をかけてしまった）
えと
「ねえ、やめてよ」
えと
ああ、どうしよう
えと
この子は止められない
えと
私には止める資格がない
えと
それでも
えと
ここからは消えてよ
えと
君を見ているとさ
えと
苦しいんだ
ゆあん
じゃあ今日はやめておくよ
えと
（って）
えと
（目を伏せたまま消えてった）
えと
今日こそは、､､､誰もいない！
えと
私一人だけ！
えと
誰にも邪魔されない
えと
けど邪魔してもくれない
えと
よしっ
えと
カーディガンは脱いで
えと
三つ編みは解いて
えと
背の低い私は、
えと
今から
飛びます
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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