私は、自分が大嫌いだ
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雲居 深月
言葉に詰まっていると、 お母さんは、さらに続けた。
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雲居 深月
お母さんに云われた通り、 スカートを履き、鏡を見る。
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鏡には、少女が映っている。
よく手入れのされた、綺麗な白髪。 雪の様に白い肌。
何処からどう見ても、美少女だった。
雲居 深月
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雲居 深月
こんな自分が、大嫌いだ。
雲居 深月
ヘンスに寄り掛かり、溜息を吐く。
転校初日から、 屋上に行くなんて、 お母さんにバレたら、 どうしようか。
暁山 瑞希
雲居 深月
誰も来ないと思ったら、 誰か入って来ちゃった……
暁山 瑞希
暁山 瑞希
雲居 深月
入って来たのは、 ピンクの髪が特徴的な、 可愛らしい女の子だった。
雲居 深月
暁山 瑞希
暁山 瑞希
雲居 深月
凄い、なぁ… 初対面の人と、こんな喋れるなんて。
暁山 瑞希
雲居 深月
暁山 瑞希
暁山 瑞希
雲居 深月
帰ろうとすると、 男子生徒に打つかってしまった。
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暁山 瑞希
瑞希は、俯く。 何でだろう。
雲居 深月
雲居 深月
雲居 深月
暁山 瑞希
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男子生徒は、 私に向かって、 拳を振り上げる。
これから来る衝撃に備え、身構える。
しかし、何時まで経っても、 衝撃は来なかった。
雲居 深月
暁山 瑞希
暁山 瑞希
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目を開けると、 瑞希が、男子生徒の腕を掴んでて…
男子生徒は、去っていった。
暁山 瑞希
雲居 深月
生暖かい風が、髪を靡かせた。
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