『裏切られた苦しい日々』
💤 視点
玄関
お母さん
💤
お母さん
お母さん
無理して行かなくていいからね?
💤
俺は高校1年生のダイナミクスの 検査で''Sub''だとわかった。 俺はまだよくわかっていないが ''Sub''だということは あまりいいことではないらしい。 ※今は高校3年生
結果どうだったの?
''Sub''?だったよ
そんなっ...
結果を報告した時母は泣いていた。 それから俺はもう 母を悲しませないと決めた。
💤
💤
お母さん
母はいつも心配そうな目をして 俺を見送ってくれる。 俺は心配そうな母の目を背に 家をでた。
通学路
少し早めに着いちゃった
俺は高校2年生の時 好きな人から告白されてから 付き合い始め 毎日一緒に通学している。
彼女
💤
彼女
彼女
💤
💤
💤
彼女
彼女
ちゃうよっ!//
そう言って彼女は俺の手を繋ぎ 走り出す。 少し小走りで教室に向かう。
💤
可愛いなぁ
俺は「''Sub''でも幸せだ」と まだこの時は思っていた。 放課後にあんなミスを、油断を しなければ...
教室
💤
彼女
クラスメイト 2
クラスメイト 1
💤
クラスメイト 3
俺はクラスの中心的な存在では ないけど たくさんの友達に恵まれている。
💤
クラスメイト 1
クラスメイト 2
💤
💤
彼女できたし
クラスメイト 3
それほど陰キャでもないじゃん!
💤
クラスメイト 1
💤
クラスメイト 2
クラスメイト 2
どれくらいなんだよ!!
💤
クラスメイト 3
どこまでいっての?w
💤
💤
クラスメイト 1
クラスメイト 2
💤
クラスメイト 2
クラスメイト 3
💤
クラスメイト 3
💤
クラスメイト 2
💤
クラスメイト 1
やったら?
クラスメイト 1
クラスメイト 3
クラスメイト 2
💤
クラスメイト 3
クラスメイト 2
💤
💤
彼女
やば、緊張する
💤
クラスメイト 3
💤
彼女
💤
彼女
💤
彼女
💤
彼女
俺に微笑みかけながら 手を振り友達のところに戻って 行く背中を見つめる。
誘、えた...?
クラスメイト 1
クラスメイト 2
💤
クラスメイト 3
クラスメイト 1
クラスメイト 2
💤
💤
俺は放課後が待ち遠しくて しょうがなかった。
💤の部屋
💤
彼女
ここまで緊張した...
でもここからが大切!
彼女
感じの部屋w
💤
💤
なんか飲みものとってくるから
彼女
💤
彼女
俺がお茶を取りにいこうと 部屋のドアノブに手をかけた瞬間 声をかけて止められた。
彼女
💤
俺の机に置いてあった薬を指さし 聞いてきた。
やば、薬しまうの忘れてた...
💤
彼女
彼女
💤
彼女
このことは周りに言っちゃダメ いい?
なんで?
嫌われちゃうかもしれないからよ
言ったら嫌われる でも...
彼女
言ってみて?
彼女なら信じられる気がする
💤
今にも泣き出しそうな震える声。
💤
彼女なら受け止めてくれるなんて 信じられるなんて そんな思い込みは自分勝手だった。 自分に、自惚れていた...
彼女
彼女
💤
彼女
💤
彼女
彼女
待って クラスのみんなに言われたら...!
💤
みんなには黙っててっ!!
💤
彼女
そう言って彼女は俺の部屋から でていった。
💤
不安や恐怖からか 上手く息ができない。
💤
その日の夜はなかなか 寝付けなかった。
教室
不安を抱えながらも俺は いつも通りを装い教室に入った。
💤
いつもと違い返事が返ってこない。 その代わり気味の悪い 静けさが教室に広がっていた。
もう、バレてる?
クラスメイト 1
''kneel'' 【跪け、お座り】
その言葉を聞いた瞬間 一気に体が火照り全身の血液の巡りを 感じた。 心拍数が上がる。 頭が上手く回らない。
気がつけば俺は跪いていた。 自分の意思じゃないのに...
クラスメイト 2
クラスメイト 3
やっぱりこいつら...
💤
俺は分かりきっていることを 聞いて後悔する。
クラスメイト 1
クラスメイト 1
💤
彼女
お願いっ! みんなには黙っててっ!!
...まぁ、約束はできないかなぁw
やっぱり...
信じてたのに
俺の中にある何かが 「プツンッ」と音を立てて切れた 気がした。
クラスメイト 3
どんな気持ちぃ?w
クラスメイト 2
💤
クラスメイト 3
💤
💤
わかってたから
言ってこなかったけどっ!!
💤
くれるから信じられると
思って伝えたのにっ!!
💤
思ったのにっ...
彼女
嫌いになんてならないから 言ってみて?
💤
💤
💤
💤
彼女
彼女
教室を出ようとドアを開けると 彼女...元彼女に呼び止められたが 俺は振り向かず教室を出た。
静まり返った教室に 元彼女に呼ばれた俺の名前が 沈んだ。
それからの学校生活は いじめられる毎日だった。
でもゴミを投げられたり 水をかけられたり 陰口を言われたりするだけではなく、
俺は''Sub''だということもあり 意味もなくCommandを使われ Sub dropになっても放置され 笑われる日々が続いた。
...でも元彼女はいじめには 加わっていなかった。
先生に相談しても口だけで 助けようとはしなかった。 両親には心配をかけたくなく 隠し続けたが ついに限界がきて俺は不登校に なった。
もう、やだっ...
もう2度とこんな想いしたくないっ...
俺の悲痛な願いは 最悪の思い出とともに心の奥底へ 沈んだ。