『隠しきれなくなる事実』
💤 視点
控え室
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昔の、夢...
俺はれるちが近くに置いて おいてくれた水を飲んだ。
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大丈夫
れるちもゆさんも あんなことしなかった
だから大丈夫
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目線を水が置いてあった机に落とすと 紙が1枚置いてあった。
くにへ 起きた?さっきはごめんな。 れるたちはくにの考えを尊重する からな!ちゃんと頼れよ!! とりあえずダンス練してくるけど くには来るまで安静にしてろよ!! なんかあったらLINEしてな。 絶っっ対に無理すんなよ!!! れるより
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2人は本当に優しいな
こえしとこたは どんな反応するかな
れるたちを信じて?
もしくにおが過去に何か言われて 気にしてるなら ゆさんたちはその人たちとは違うよ
そうだったんやな 話してくれてありがとな
よく1人でここまで頑張ったね
信じたい、けど...
うわ...こいつガチじゃんw
は?まじで言ってんの?
別れよ
まだ、怖いな...
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そんなことを考えていると いきなり「ガチャッ」と 勢いよくドアが開いた。
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こたの目線を追うと その先には薬が置かれていた。
そうだ、 れるちが一応置いておいてくれたんだ
やば、しまい忘れてた
?、これ何?
薬、だよね...?
俺はバカか
あの時と同じじゃん
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なんか、言い訳を...
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🎯
こたが薬を手に取って言う。
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そっか
こたは''Dom''でパートナーが いないから この薬も知ってるんだ
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🎯
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俺はこたが持っていた薬を 勢いよく奪った。
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嫌いになんてならないから 言ってみて?
は?まじで言ってんの?
別れよ
おい、くにぃw''kneel''
うわ...こいつガチじゃんw
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心の奥底に沈んだはずの 最悪の思い出がフラッシュバック する。 呼吸が上手くできなくなっていく。 苦しい。 頬にはなんの感情かよく分からない 涙が流れていく。
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これやばい音
落ち着け、俺
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俺の背中に当ててくれていた手を 俺は振りほどいた。
俺、最低だ
優しくしてくれたのに
こんなんじゃ''好きな人''に 嫌われる
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そう言って俺は勢いよく立ち 上がった。 でもすぐに視界は逆転した。
控え室に「ドタンッ」と 鈍い音が響いた。
これ、俺、Sub dropになってる
助けて、助けて
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俺の記憶はそこで途絶えた。 最後に見たこたの顔は すごく悲しそうだった。
🎯視点
俺は倒れたくにおにかけよる。 くにおが手に持っていた 薬をさっきの机の位置に戻す。
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なんで、俺のこと呼ばないんだよ
俺を頼れよ
スーパーカップじゃないのかよ
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🎯
俺はくにおをお姫様抱っこで ソファーに寝かせる。
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🎯
🎯
何もできない自分に腹が立つ
LINE
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🎯
🎯
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控え室
俺は、これでよかったんだ
これで...
これでよかったのか?
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''好きな人''が目の前で 苦しんでいるのに
🎯
🎯
昔からくにおが 嘘をついて何かを隠していることは わかってたのに...
何かが、分からなかった
でも俺がくにおを好きでいる 資格なんてない
いや、俺は資格を捨てたんだ
そんなことを考えていたら ドアが勢いよく開いた。
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俺はドアノブに手をかけ 1度止まり背を向けたまま 2人に聞こえる声で呟いた。
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俺の震えた声で放たれた願いは くにおの苦しそうな声と共に 控え室に沈んだ。
コメント
3件
こったん優しい!
続きがめちゃくちゃ気になるっ!