たんぺんしゅー？

死ネタ注意！

誰もいない部屋で

君の温もりがなくなっていく部屋で

泣き叫ぶことしかできない

もう一度だけ

君がいた日々を

日常を描いていたい

無機質な部屋

なんの色もないはずの真っ白な部屋

窓は開かない

密閉された空間

その中央で眠る緑が

側で泣き窶れた俺が

開きもしない

逃げられない部屋の窓に映っていた

なんでそんな

諦めてるんだよ

すちが諦めたらダメじゃん…

何が運命だよ

神は、すちを殺すために作ったってこと？

そんなの、許さない

でも多分この気持ちはただの八つ当たりだ

だけど、神を呪えば

すちが帰ってくるんじゃないかって…

おも、っちゃうんだよ…ｯ

どうか

どうか俺の大嫌いな神が

すちを救ってくれますようになんて

俺が願ったって何にもならないけど

縋っちゃうんだよ…w

窓辺に飾られた

やけに鮮やかな赤いシクラメン

消えない

消せない

消えちゃいけない

あいつとの思い出が

　脳裏に張り付いて剥がれない

虚しいなぁ

悲しい…や

あいつが居なくなって

空っぽになった部屋の

開け放たれた窓に

あいつの香りが

病室の消毒液の匂いごと

消えていく

笑うあいつの顔が

消えないから

諦めてるふりして

本当は

ずっと1人で泣いてるくせに

それを受け入れたくなくて

聞きたくなくて

聞こえないふりをして

どうしようもないほど悲しいや…ｯw