コメント
3件
続きってありますか!?あったらすぐ見よ(っ ॑꒳ ॑c)
⚠ネタバレ注意⚠
⚠ネタバレ注意⚠
ちゃんと言ったからね!?
泣きたい私は猫を被るの、ネタバレ注意!!!!
主
主
ムゲ(笹木 美代)
日之出 賢人
ヨリちゃん
伊佐美
きなこ
お面屋
恋をした───
何処にも行けないあたしは
猫になった
ムゲ(笹木 美代)
ムゲ(笹木 美代)
ムゲ(笹木 美代)
ムゲ(笹木 美代)
このムゲ!!(💢)
ムゲ=無限大謎人間
学校では虐められ、
家に帰れば父の婚約者が居る。
ムゲ(笹木 美代)
ムゲ(笹木 美代)
不思議なお面で猫に変身出来るのだ!
ムゲ(笹木 美代)
ある日を境に人間に戻れなくなり...。
''あ たし は 貴 方 の 力 に な り た い 好 き っ て 言 わ れ た い''
< あるいは 陽だまりにまどろむ 煙突の裏で >
...きなこの世界...
黒猫
土管の上で丸くなった黒猫は,そう言うと、
大きなあくびをした
黒猫
季節は夏に差し掛かっていた。
人間もそうだろうが、猫にとっても過ごしやすいとは言えない季節だ。
焼けたアスファルトの上を歩くだけでも、じりじりと足裏がこげる。
だからだろう。
この黒猫は何時もこの場所に居た。
使われなくなった焼き物工房の裏手
昼のこの時間でも陽は差し込まず、放置された土管の上は冷んやりと冷たい
黒猫
きなこ
と、きなこは言い返してみた。
きなこもまた猫だった
この黒い老猫と違い、とある家で飼われている雌猫。ただ、家の中しか知らない完全な飼い猫ではなく、気が向くと、こうして自由に外を出歩くこともある。きなことゆう名前は飼い主が付けてくれた。茶色い毛並みが和菓子屋さんのきな粉餅みたい─── そんな単純だが、好意の感じられる理由で。
きなこ
きなこがそう言うと、土管の上の老猫は
黒猫
と呆れたようにつぶやき、長いしっぽをほんの少し震わせた
老猫の尻尾の先は黒い曲がいくらか抜け落ちて、まだら模様にっていた
黒猫
これには返事をしなかった
すると老猫は少し悲しそうに金の瞳を細くした。
黒猫
きなこ
黒猫
きなこ
黒猫
空の彼方に雷の気配がある。
夕方には雨になるのかもしれない。
そんな少しかげった空を見上げ、老猫はもう一度
黒猫
とつぶやくと、そのままゆるゆると瞼を閉じた
何処か遠くで、街を歩く猫にとって最も警戒すべき音、車のクラクションが鳴っていた
<無限大謎人間は恋をする>
うんとちっちゃかったころ、100の名前を持つ猫の絵本をお母さんに読んでもらった。
猫は世界中の人から色んな意味を持った名前で呼ばれ、その名に見合った活躍で皆を幸せにして行く。
その姿が格好良くて、可愛くて、九九も出来なかった頃のあたしは憧れた
そんなあたしには3つの名前がある。
ムゲ(笹木 美代)
薫さん
''美代ちゃん''
はい。これが1つ目の名前。
美代
笹木 美代
小学生の時、クラスの担任の先生は、、
お父さんとお母さんが一生懸命考えて貴方達に付けてくれた名前です。大切にしましょう
なんて言っていたけれど、ちょうどその頃、嫌な事があったせいで、あたし自身はこの名前にあまり愛着がない。特に苗字の方は無理。出来ることなら早く捨ててしまいたいくらい。
因みに、担任の先生はこの発言についてPTA総会でつるし上げを食らったらしい。お父さんとお母さんは何事だ。生まれた時から親が1人しか居ない子供もいる。子供をあずかる教師として配慮が足りないって
まぁまぁ、あたしも先生の言葉が全く,これっぽっちも胸に響かなかったクチだけど、そこまでいくと、クレーマーってやつじゃないかと思う。 先生も何かと大変だ。 と、愛着の持てない本名の話はここまでにして───。
朝、家を出て、起伏の多い常滑の道をしばらく歩くと、広々とした場所に白い校舎が建っているのが見えてくる。
校門横には『常滑市立常滑北中学校』の文字が書かれていた。
此処があたしの通う中学。学年は2年。来年は受験?聞きたくないし、聞こえない。
とにかく、その白い校舎が近づくと、あたしは段々と「笹木 美代」じゃなくなって行く。
もう1人のあたし、
''ムゲ''
になって行く。
変なあだ名だって?ま、ね
笹木 美代とムゲ。
1字もかぶってるところなんてない
ただ一応あだ名にはあだ名なりの由来なんてものが ありまして────いや、待って。
その話はちょっと後で。
校門の所で見慣れたおかっぱ頭の子が歩いてる。
その姿を見つけた瞬間、あたしは勢いよく駆け出した
生徒(カカシ)
生徒(カカシ)
そんなことを言いながら、ダラダラ歩いてる他の生徒を風のように追い抜き、学校の敷地内に入ったところで、その子に追いつく。
ムゲ(笹木 美代)
主
主
主