母・アリサ
あなた。昨日の夜遅かったわよね。
父・ヒロユキ
あぁ。残業でね。
まったくまいっちゃうよ。笑
まったくまいっちゃうよ。笑
母・アリサ
嘘ね。
母・アリサ
ユウコって言う女と会ってたんでしょ!?
母・アリサ
そうなんでしょ!?
母・アリサ
ねぇ!!!!?
メグミ
ま、ま?
母・アリサ
うるさい!!!
父・ヒロユキ
……。
父・ヒロユキ
そうだ。
父・ヒロユキ
残業なんてなかった。
父・ヒロユキ
6時に退社してユウコとホテルで会っていた。
母・アリサ
どうして!?どうしてなの!?
母・アリサ
あなたには私とメグミがいるじゃない!!!!
父・ヒロユキ
だってお前最近させてくれなかっただろ!
母・アリサ
それはメグミの世話があるから!
父・ヒロユキ
4歳なんだから夜時間くらい取れるだろ!?
母・アリサ
私だってしんどかったのよ!?
父・ヒロユキ
うるっさいな!
泣くなよ!
泣くなよ!
父・ヒロユキ
俺は今ユウコの方が好きなんだ!!
大切なんだよ!!!
大切なんだよ!!!
母・アリサ
じゃあ。
別れましょう。
別れましょう。
父・ヒロユキ
あぁ。もちろんだ。
ヒステリック女なんてこっちから願い下げだ。
ヒステリック女なんてこっちから願い下げだ。
母・アリサ
メグミは私が引き取るわ。
父・ヒロユキ
はぁ!?
なんでだよ!!!
なんでだよ!!!
母・アリサ
当たり前じゃない!!
父・ヒロユキ
もういい。
この家は俺の家だ!!
この家は俺の家だ!!
父・ヒロユキ
早く出ていけ!!!
母・アリサ
そうさせてもらうわ!
母・アリサ
行くわよ。メグミ!
メグミ
…………
父・ヒロユキの浮気が発覚し離婚した 夫婦。
そしてそれから母・アリサの精神状態は 更に悪化した。
メグミを悪魔だと言ったり 突然暴れだしたり…
メグミを育てられる状態とは到底思えなかった。
それを見かねたアリサの母がメグミを 児童保護施設に入れた。
“不幸を呼び幸せを壊す少女” として