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翌日

美晴が来ると

足を伸ばした。

すると

美晴は見事にこけ

愛莉がかけよってきた。

愛莉

美晴ちゃん大丈夫?

美晴

うん……。

愛莉

湊、足引っ掛けたでしょ。

は?

知らねぇよ。

美晴を懲らしめるには

地道な1歩から!

休み時間

今度は

遥輝の番だ。

クールぶって読書をしている

美晴の耳元に近づく。

美晴は気づいてない(笑)

遥輝

遥輝

わつ!

美晴

っ!

耳元で叫ばれた美晴は

体を震わせた。

愛莉

ちょっと遥輝!

愛莉

なにするの!

遥輝

からかっただけだしー。

美晴

……愛莉ちゃん。

美晴

大丈夫だから……。

俺らは顔を見合せ

『してやった!』

という顔で笑った。

授業中

美晴の消しゴムをこっそり奪い

近くの遥輝に回した。

美晴は気づかず

消しゴムが合った場所に手を伸ばす。

美晴

……あれ?

美晴

……消しゴム

美晴

私の消しゴム

美晴

知らない……?

知らねぇし。

美晴

そっか……。

美晴

ごめんね……。

すぐ謝るとこが

ムカつくんだよな。

しばらく当たりを見回したあと

悲しそうな顔をした。

ある日は

上靴をゴミ箱へ

ある日は

美晴の耳元で叫び

ある日は

文房具を隠したり

目の前で池に落としたりした。

だんだん続いていき

愛莉が口出ししてくることも

無くなった。

俺と遥輝は

ひたすら笑った。

紅更

ねー湊。

んだよ。

そうだ。

紅更さ

美晴の耳元で叫んでみろよ。

紅更

え?

いいから。

紅更

う、うん。

美晴に近づくと

大声で叫んだ。

美晴は

いつもと違う声に

いっそう驚いていた。

やるじゃん。

紅更

……そう?

おう!

紅更

そっか……!

その日から

紅更も加わった。

ある日は

上靴を女子トイレへ隠し

ある日は

鉛筆を窓の外に投げたり

とにかく

今までとは違う

退屈な毎日とは違う

最高の日々だ!

ある日を境に

美晴は学校に来なくなった。

教師

えー

教師

突然なんだが

教師

美晴が転校した。

美晴が転校……?

教師

原因は

教師

いじめだそうだ。

教師

心当たりがあるものは

教師

手を挙げろ。

いじめかー。

俺らはあいつを懲らしめてやっただけだし

むしろ感謝されるよなー。

教師

……。

教師

立てよ……。

教師

立てよ湊!

はいっ!

大声に驚き

反射的に立った。

教師

お前だろ?

教師

美晴をいじめて

教師

転校にまで追いやったのは!

強がっても仕方ない。

いじめだという自覚は

充分あった。

教師

おい遥輝。

教師

お前、仲良いよな?

教師

どう思ってた?

遥輝も共犯だ……!

遥輝

えっと。

遥輝

注意しても聞かなくて

遥輝

美晴可哀想だったなー。

教師

そうか。

えっ!?

いやいやいや。

注意なんてされてないし。

可哀想って!

お前も一緒に……

教師

黙れ!

はいっ!

教師

紅更も

教師

よく一緒に居たな?

紅更

えーと

紅更

まあ

紅更

からかってる?感は

紅更

無くは無いかな……。

教師

だよなー。

家に帰ると

母さんは電話をしていた。

母親

え!?

母親

湊がですか!?

母親

はい、はい。

母親

わかりました……。

電話をきり

俺のほうを見た。

母親

湊。

母親

行くわよ。

言われるがまま従い

まず銀行に向かった。

よく見えなかったが

たくさんの

1万円札を手に持っていた。

美晴の母親に会い

お金を渡していた。

そのとき初めて

『これ、やばいやつじゃん。』

と思った。

帰るとき

美晴の母親とすれ違った。

美晴の母親

湊くん。

美晴の母親

あなたがどれだけ後悔しても

美晴の母親

美晴の幸せなはずの小学校生活は

美晴の母親

戻らないからね。

それだけ言い放ち

去っていった。

続きます。

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