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第4話 使用人殺人事件

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第4話 使用人殺人事件

1 - 第4話 使用人殺人事件

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2018年09月24日

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時刻は早朝6時。まだ、外は薄暗い。

そんな早朝に加藤は起きた。

加藤 恭子

ん………

加藤 恭子

ん〜〜

加藤 恭子

……あぁ、良く寝た〜

あれ?ここ何処でしたっけ?後、轟さんと同じベッドに…

……あ、そうだ。昨日、調査してて、夜に……

加藤は昨日の事を思い出し、顔を紅く染めた。

もう〜!轟さんって時々、大胆なんですから!

轟 健二

……くっ!

加藤 恭子

?轟さん。起きてるんですか?

加藤は隣にいる轟の顔を見た。

すると、轟は背中の痛みが悪化し激痛に魘されていた!

轟 健二

っ!

轟 健二

はぁ……はぁ……はぁ

加藤 恭子

……轟さん。こんなになるまで…

加藤 恭子

汗も凄いし…

加藤は持っていたハンカチで轟の汗を拭こうと近づいた。

すると、轟が加藤を抱き締めた。

加藤 恭子

ふぇ!ちょっ、ちょっと!轟さん!

加藤は顔を真っ赤にしながら抵抗した。

轟 健二

恭子……すまん。しばらくこうさせてくれ。

加藤 恭子

と、轟さん、起きてるんですか!

でも、それにしては、私の事を「恭子」って言うし。

轟 健二

少し、頼りたい…

加藤 恭子

っ!

昨日、轟は「もう少し頼らせて貰うとしようかな?」と言った。

それが、轟の弱音になるとは思っていなかった。

いつも、弱い所を見せない轟が初めて見せた弱音。

だが、それが加藤には嬉しかった。

加藤 恭子

えぇ。頼ってください。いくらでも…

轟 健二

…すまんな。

轟 健二

くっ!

加藤 恭子

いくらでも…

轟 健二

はぁ……はぁ……はぁ……

轟 健二

っ!

轟は少し強く加藤を抱き締めた。

加藤 恭子

…寝ましたか

加藤 恭子

…良く考えたら、私、轟さんに守られてばかりですね。

加藤 恭子

たまには、私が守って上げないと…

偶に、この人はいつか知らぬ内に1人でどこかへ行ってしまうのではないだろうか、と思う時があるんですよ…

加藤 恭子

そんな事、許しませんよ。

加藤 恭子

そんな時があるなら、私も御一緒します。

それから、1時間後。

轟 健二

ん……ふぅ。

久しぶりによく寝たな。

っ!まだ痛みは引かないか。

…だが、昨日よりかは大分マシだな。

轟 健二

さて……ん?

轟は始めてここで加藤を抱き締めている事に気付いた。

轟 健二

なんで俺は加藤を抱き締めてるんだ?

轟 健二

寝惚けてたか?

轟 健二

ん〜、良く覚えてないな…

轟 健二

まぁ、良いか。抱き心地良いし…

いい香りだな。香水変えたか?ん…

加藤 恭子

健二さん……行かないで……

轟 健二

……大丈夫だ。俺は何処にも行かないよ。

加藤 恭子

健二さん…

轟 健二

あぁ、なんだ恭子…

加藤 恭子

……っ!

加藤は寝惚けから目が覚めた。

加藤 恭子

と、轟さん!

轟 健二

どうした?

加藤 恭子

な、なんでもありません!

あー!恥ずかしい…

寝惚けて「健二さん」なんて言っちゃった!もう!

轟 健二

なんだ、もう健二さんとは言ってくれないのか…

加藤 恭子

も、もう!からかわないでください!

加藤 恭子

ほら!起きますよ!

加藤は顔を真っ赤にしながら、ベッドから出た。

ふふ、可愛いな〜

あぁ、やっぱり、俺は恭子に惚れきってるんだな。

轟はそんな事を思いながら、ベッドから出た。

轟 健二

さて、それじゃあ、朝飯食べて調査開始するか。

加藤 恭子

はい!

加藤 恭子

あ、轟さん!

轟 健二

ん?どうした?

加藤 恭子

今日からは私も頼ってくださいよ!

轟 健二

…あぁ、そうさせてもらうよ。

轟は笑みを浮かべながら、加藤の頭を優しく撫でた。

加藤 恭子

〜〜!

加藤 恭子

さ、さぁ!行きますよ!

ふふ、動きがブリキの人形だな。

さて、それじゃあ、さっさと片付けて、加藤と旅行でも行くか。

第5話に続く

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