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この世界は生きにくい
父親
母親
母親
そう言い母は優人の頬を叩いた
この様に毎日両親には暴言を吐かれ、暴力を振るわれ続けた でもその理由が俺には分からなかった
でもそんな俺の人生に光が灯った そう妹…琴音が生まれてからだ
琴音は物心つく前から暗くて汚い俺の部屋に来た
母親
母は怒りにまかせて手を振り上げた
琴音（妹）
その瞬間母の手が思いっきり振り下ろされた
バンッ
俺は一瞬何が起こったのか分からなかった
俺は数秒考え理解した
目の前に琴音がいた
琴音が俺を守った “また”琴音に守られた
それから数年たった
ついに両親はしびれを切らした
琴音を部屋に閉じ込めた
両親は最後に琴音に言った｢兵が来るわ」
琴音は毎日泣き叫んだ
それから数日たち
琴音が出てきた 寝てないのだろうかクマも酷く痩せ細っていた
何故だろうわからなかった
でも俺は5年ぶりに外へ出ることができた
父親
琴音（妹）
母親
頭が理解するより先に足が動いていた
琴音（妹）
兵
兵
兵は弓を引いた
琴音（妹）
弓矢が琴音に突き刺さった
琴音（妹）
“お父さん”
兵
俺は兵を皆殺しにした
「まただ」
