月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
注意!! ・地雷さんは今すぐUターン! ・まろにきが付き合ってます ・あにきの体調不良&まろにき喧嘩ネタです ・nmmn ・ご本人様方とは何も関係のないフィクションです ・口調&キャラ崩壊あり ・通報❌
月見。
月見。
ないこ
寝室に入ると、中にいたりうらが不安げな瞳で俺を見つめてきた。
りうら
ないこ
そう言って、ベッドで眠るあにきを見つめた。
ここは俺の家。そう、ないこハウスだ。
どうしてないこハウスであにきが眠っているのか、そしてりうらがいるのかと言うと、それは数十分前に遡る。
りうら
ないこ
りうら
ないこ
今日、俺はりうらと会っていた。
久々に一緒にゲームでもしようと思ったのと、前々から言っていた赤組での歌ったみたを撮ろうとしていたのだ。
待ち合わせして昼食を取り終え、お店を出ると雨が降っていた。
傘持って来て良かったなーなんて言いながら、それぞれ傘を差して並んで歩いた。
最初こそ弱かった雨脚がどんどん強くなっていく。
そうしてないこハウスへ向かっている道中、少し遠くに見慣れた姿が見えた気がした。
ないこ
りうら
不意に立ち止まった俺に、りうらが尋ねる。雨で視界が悪い中、俺は目を凝らした。
ないこ
りうら
俺の言葉に、りうらが俺の視線を追った。そして、目を丸くする。
りうら
どうやら間違いではなかったようだ。丁度こちらに背を向け、雨の中立ち尽くしているのはあにきだ。
りうら
ないこ
二人で顔を見合わせる。嫌な予感がして、俺達は小走りであにきの元へと向かった。パシャパシャと跳ねる水がズボンの裾を濡らす。
りうら
あにきに近づいて来たところで、りうらが叫んだ。が、聞こえていないのだろうか。あにきがこちらを見ることはなかった。
ないこ
大分近くまで来て、俺も名前を呼ぼうとした時、その背中がぐらりと揺れた。
倒れる。
そう理解した時、隣にいたりうらが素早く飛び出して行った。
りうら
あにきの体が地面に打ち付けられるギリギリで、りうらがその腕を掴み、それを防いだ。
りうら
あにきの顔はとても青白くて、雨に降られ濡れた髪や服も相まって、なんだか怖くなる。
ないこ
そうして、今に至る。
あにきの熱はさっき測った時点で38.4。雨に濡れたのが原因だとは思うけど・・・。
りうら
りうらが呟く。その表情は曇っていた。
ぴよにき最強、と謳う大切な相棒であり仲間のあにきがこんな状態で、元気ではいられないだろう。
・・・あれ、そう言えば。
ないこ
りうら
ないこ
久しぶりに家行くんよ、と言ったあにきの、無自覚だろうが緩んだ笑顔にはこちらまでほっこりさせられたのを覚えてる。
これはまろも相当テンション上がってるだろうなぁと思いながら、その時はあにきの話を聞いていたのだが。
まろがあにきをびしょ濡れで帰す筈が無い。まろは本人が自称するほどの生粋のあにきっずであり、あにきの彼氏なのだ。
動画でもオフでもあにきにラブコールを送っているようなあいつが、普通ならそんなことする筈がないのは分かり切っていた。
・・・つまり、二人の間に何かがあった可能性が高い。
ないこ
りうら
ないこ
頷くりうらを見て、俺は寝室を後にした。
階段を降りて寝室から離れた部屋に入り、まろに電話をかける。
5コール目にして、まろは電話に出た。
If
声を聞き、すぐさま俺は確信した。あにきの原因はまろであると。
なんだかだるそうな、投げやりな感じがある声。どことなく不機嫌そうなその声色に、俺は眉を顰める。
ないこ
If
ないこ
If
ないこ
If
単刀直入に思ったことを切り出してみると、電話の向こう側でまろが黙り込んだ。
ないこ
If
ないこ
思わずそんな声が漏れた。居心地が悪そうな声が、電話の向こうから聞こえてくる。
If
If
ないこ
普段は言わないような、低い声のその言葉。
ぐだぐだとまだ続きそうだったまろの話を遮り、俺はまろに言い放った。
ないこ
If
ないこ
そして、俺はすぐ電話を切った。
これでもし来なかったら、まろはそんな奴だったと言うことだ。ここに来ることを確信しているからこそ、俺はああ言ったのだが。
電話を切る直前の、あいつが吐いた震えた息を思い出す。
ないこ
そんな風に動揺するなら、なんであんなこと言ったんだ。
月見。
月見。
月見。
月見。
月見。
コメント
12件
カミデスカ? 続き待ってます!
最高です!! 自分は100~200タップくらいで書いてます…!