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あぁ、

なんでこんな所通ってしまったんだろう

今私は

男の人2人に追われている

こんなことになったのは私のせいだろうか

数十分前まで遡る

奈緒

トコトコ

おねえーさん♡

ナンパか、

ナンパされている人可哀想だな

ねぇってば〜

しつこく話しかけてるな、

ほんと可哀想

トントン(肩を軽く叩く)

奈緒

ビクッ

奈緒

なんですか

肩を叩かれた

言い忘れていたが

私は男の人が大の苦手だ

言うことを聞かなければ暴力で解決

そんなことを考えている男の人が嫌いだ

私はいつから嫌いになっただろう

…あの時だ

お母さん

うぅ泣

お父さん

うるせぇ!

お父さん

お前らは黙って俺の言うこと聞いてればいいんだ!

お母さん

ポロポロ

お母さんは涙を流すばかりで

私を庇うどころか

父に逆らうことさえ出来ずにいた

お父さん

…ギロッ

お父さん

何こっちチラチラ見てんだ?

お父さん

あ"!?

奈緒

うっ泣

奈緒

ごめんなさいッ泣

奈緒

ごめんなさいッ!泣

お父さん

うっせぇ!!

お父さん

ボコッ

奈緒

痛いッ泣

お母さん

ごめんね、ごめんねッ泣

お母さん

奈緒ッ泣

奈緒

おかあッさんッ泣

私は一度だけ

気を失うまで殴られたことがあった

目覚めた時には病院で

やっとその時家庭の事情に気づいて貰えた

奈緒

ん、?

おばあちゃん

奈緒ちゃんッ泣

おじいちゃん

ごめんなぁッ泣

おじいちゃん

ごめんなぁッ泣

おじいちゃん

気づいてやれなくてごめんなぁッ泣

目覚めた時いたのは

ひたすら泣き謝る祖父母

ベッドの横で泣き崩れるお母さん

そして目が覚めたと喜んでいる看護師さん

奈緒

おば、ちゃん、

おばあちゃん

どうしたのッ?

奈緒

お父さん、は、?

おじいちゃん

お父さんはな

おじいちゃん

刑務所に入ったんだ

おばあちゃん

ちょっと、

おばあちゃん

そんなガッツリ、

おじいちゃん

仕方ないだろう

おじいちゃん

あんな奴は入れられて当然だ

お母さん

奈緒

そ、なんだ、

"お父さん"

というワードを出した時

あの顔と拳が頭に浮かんだ

その瞬間

強烈な震え

大好きな祖父でさえ怖くなってしまった

奈緒

ひっ泣

奈緒

ごめんなさいッ泣

奈緒

ごめんなさいッ泣

おばあちゃん

奈緒ちゃん、?

おじいちゃん

どうしたんだ、!?

涙が出てきた

私はひたすら謝る

奈緒

ポロポロ

おばあちゃん

もしかして、

おばあちゃん

おじいちゃんが怖いの、?

奈緒

ヒックヒック泣

おばあちゃん

どうしましょ、

この時私は祖父母に引き取られる予定で

祖父が怖くなってしまっては仕方ない

と言われ

私は親戚のまだ結婚していない

デザイナーの愛華さんに

引き取られることになった

おばあちゃん

奈緒ちゃん

おばあちゃん

今日からここで暮らすのよ

奈緒

ここ、?

誰が中にいるか分からなかった私は

恐怖でいっぱいだった

ピーンポーン

愛華

はーい!

出てきたのは30歳前後に見える

スラットした美人さんだった

身長が高くて細身で

すごく綺麗な人だ

でも私は知らない人だった

親戚の集まりに基本行かなかったからだ

愛華

あなたが奈緒ちゃん?

愛華

よろしくね!

奈緒

よ、よろしくお願いします

愛華

敬語なんて遣わなくていいの!

愛華

ここは今日からあなたの家なんだから!

奈緒

あ、ありがとう、

おばあちゃん

男の人が怖くなってしまったみたいで、

愛華

話は聞いてるわ

愛華

私が責任もって育てる

おばあちゃん

…お願いね

愛華

えぇ

愛華

じゃあ、

愛華

中に入りましょう

奈緒

う、うん、

奈緒

わぁ、!

愛華

狭くてごめんね~

愛華

足元はあるからニコッ

その人の笑顔はこっちまで笑顔に

なるくらい綺麗だった

愛華

ご飯食べてきた?

愛華

何か食べる?

奈緒

い、いいの、?

愛華

えぇニコッ

愛華

今日からあなたの家なの

愛華

だからくつろいでねニコッ

奈緒

ありがとうッ泣

優しくされたことも

くつろぐこともなかった私が

初めて人の優しさ

愛情に触れた

涙が止まらない

そして

月日は経ち

私は高校を卒業した

奈緒

お世話になりました

愛華

えぇニコッ

私は家を出た

だから私は男の人が大嫌い

ねぇってば〜

奈緒

警察呼びますよ

奈緒

それが嫌なら離れてくださいッ!

??

そんな嫌がる事ねぇじゃん

奈緒

嫌ですッ!

ガシッ

静かにしてよ〜♡

ちょっとあっち行こっか♡

奈緒

離してッ!

私は抵抗していたけど

急に過去の出来事がフラッシュバックした

奈緒

う"ッ、(うずくまる)

??

大丈夫か?

奈緒

やめてッ泣

奈緒

お願いッしますッ、

奈緒

殴らないでッ

奈緒

もうやめてッくださいッ泣

俺は灰谷蘭

今俺と弟の竜胆は女をナンパしている

いつも通り成功するかと思いきや

今回は手強い相手だ

激しく抵抗して

こっちに来ようとはしない

無理やりにでも来てもらおうと

思っていたその時

急に泣いてうずくまった

よく分からなかったけど

俺と竜胆は顔を見合わせた

…どうする?

竜胆

…とりあえず連れてこうぜ、

竜胆

変な目で見られて騒ぎになる

俺たちは

梵天という日本最大の犯罪組織の幹部だ

人目が多いここにわざわざ来た理由は

女で日頃のストレスを発散するため

ねぇ〜?

俺ら何もしないからさ〜

とりあえず泣くのやめよ〜?

奈緒

竜胆

おいで

竜胆

なんか飲も

こういう時

弟は役に立つ

俺がどうしたらいいか分からない時

竜胆が何かをしてくれる

俺らのチームワークだ

奈緒

コク

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ユーザー
ユーザー

私弟さんが好きで 連れて帰ろってとこめっちゃ良いです!

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