半川 通気
嘘…。
半川 通気
急いで公園を出たものの急に外が真っ暗になってしまった。
花夏 秋
今まで明るかったよね?スマホで時間を見るとまだ夜じゃないし!なんで!?
半川 通気
よく分からないけど、これから僕達には何かが起こるということだけが分かるよ。
半川 通気
顔は汗だらけになっていた。
半川 通気
すると、近くで僕らを見つめニヤリと笑っている男の人が居た。
謎の男
ニコッ
花夏 秋
……!?通気くん!
半川 通気
うわっ!
半川 通気
謎の男は、手に包丁を持ち僕を刺そうとしてきたが僕は避けれた。
半川 通気
危ないな…!
花夏 秋
早く逃げようよ!通気くん!
半川 通気
僕達は、走った。そして、気がつけば一緒に走っていた花夏さんが居なくなっていた。
半川 通気
これは、探しに行くべきか?戻るのか?戻ったら花夏さんが居るかもしれない…。
半川 通気
近くの茂みに隠れた僕。足音が遠くの方へ行く音がした。もう大丈夫か?
スマホの通知音
ピコン!
半川 通気
えっ?何?
半川 通気
突然僕のスマホの通知音が鳴る。恐る恐る見てみると…。
花夏 秋
通気くん、生きてる?走ってたら隣に居た通気くんが居ないからびっくりしたんだけど…。
半川 通気
花夏さん!良かった…。僕も同じ状況だよ。
花夏 秋
これからどうする?もう大丈夫みたいだけど…。
半川 通気
一旦家に帰ろう、気をつけてね。
花夏 秋
うん。通気くんもね。着いたら連絡するよ。
半川 通気
うん。
主
家到着
半川 通気
よし、無事着いたし連絡入れるか。
スマホの通知音
ピコン
花夏 秋
今私も着いたよー!
半川 通気
良かった、外出るときまだあいつが居なくなったとは限らないから、気をつけよう。
花夏 秋
そうだね、にしても一体あの人は何だろう?私達悪いことしたかな?
半川 通気
分からないけど、危険人物なのは確かだね。今日は、もう寝ようか。
花夏 秋
うん。おやすみ。
半川 通気
おやすみ。
主
引っ越し当日
花夏 秋
お見送りありがとう。色々あったけど、私の為にやってくれてありがとう通気くん。
半川 通気
確かに…色々あったね。でも、花夏さんを喜ばせられて本当に良かったよ。
花夏 秋
会ったり、手紙とか送り合おうね。
半川 通気
うん。あっ、手紙といえば渡すの忘れてたごめんね。これ、花夏さんの為に書いたんだ。丸坂さんと利日の手紙もあるよ。
花夏 秋
えっ?本当?ありがとう!
半川 通気
今は、2人はもう居ないけどこの手紙を読んで2人の大事な思いを知ってほしいんだ。
花夏 秋
大切にするね!バイバイ!
半川 通気
花夏さんは笑顔で僕に手を振り、僕も振り返した。
主
花夏ちゃんが引っ越して2週間経ち…。
半川 通気
ニュースやってる。
テレビの声
昨日、花夏 秋さん(高校2年生)(女)が何者かによって夜道で刺されてしまいました。
テレビの声
既に息を引き取ったそうです。
テレビの声
犯人は、現在も逃走中です。
半川 通気
は……?
半川 通気
嘘、、、。
半川 通気
次は…。
半川 通気
僕が殺されるのか、、、?
主
END







