恐怖症シリーズ

快楽恐怖症

昔のトラウマのせいで俺は快楽に対して恐怖を持つようになった。

何に対しても快楽になることが怖い。

俺は、不幸にならないといけないから。

あの夢を見るせいで寝れない。

俺のせいなんだ。

全部。

また、あの夢見るんだろうな。

俺たちは同じ高校に受けると約束をした。

そんぐらいその子とは仲が良く、毎日一緒にいた。

高校合否の結果の日。

ｷｷｰｯﾄﾞﾝｯ！

モブは車に轢かれ、死んだ。

全部俺のせいなんだ。

俺が受かったから。

いいことがあると悪いことがある。

そして俺は合格した学校を拒否し、遠くの町に引っ越した。

そのトラウマのせいで俺は快楽が嫌だと思ってしまうことが多くなった。

ごめんなさい。

今日もあまり寝れなかった。

ｶｸｯ

ﾊﾟﾁｯ

一度も夢見なかった。

いつものように見るのに。

この時間だけはゆっくり寝れた気がした。

言えない、、よ。

俺は、、不幸じゃないといけないから。

なんで。

あの時は見なかったのに。

なんでなんだよ。

確認しないと...。

ﾊﾟﾁｯ

なんで。

なんで古森さんがいると夢見ないの？

なんで。

おかしいよ。

こんなの、、なんで。

また、やってしまった。

勉強せずに書いてるはずなのに。なんで。

怪我？なんで？

ぁ、、俺が満点取ったから？だからなの？

満点なんか取らなければ良かった。

ﾊﾟｼｯ

ｷﾞｭｯ

暖かい。

気持ちいい。

俺には助けてくれる人が居たんだな。

不幸になんてならなくてよかったんだ。

俺は馬鹿だなぁ。

元くん、、ごめんね。

これからは元くんの隣にいるから。

ﾆｷﾞｯ

これからはちゃんと自分を信じよう。

みんなを信じよう。

元くんが助けてくれたから。