〇〇
〇〇
ここで目覚めたのももう何回目だろうか。
ここで目が覚めて一度でも横で眠ってる蘭さんを見たことがあるだろうか。
おそらく蘭さんも私と一緒に寝てるんだろうけど
朝起きてベッドの温もりを感じたことはない。
〇〇
一人で使うには広すぎるベッドに
私はひとり寂しく横になっている。
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
ホテルから出て帰ろうとした時ちょうどすれ違った。
見覚えのあるスーツに
見覚えのある革靴
私の大好きな人。
〇〇
〇〇
〇〇
蘭さんの隣には誰がみても美人といえるほどのスタイルも顔もいい女性が居た。
あの綺麗な二人が並んで歩いているのだから街行く人みな二度見するのも当たり前。
その女の人は私を嫌な目で全身見てから鼻で笑って蘭さんの腕に胸を押し当てている。
〇〇
蘭
〇〇
〇〇
女の人
女の人
女の人
女の人
蘭
女の人
蘭
〇〇
蘭
〇〇
〇〇
蘭
蘭
蘭
〇〇
蘭
蘭
蘭
女の人
蘭
女の人
私に見せつけるかのように2人はホテルへ入っていった。
思わず涙が溢れ出てきた。
もしかしたら蘭さんも私の事好きなのかななんて勘違いして、
〇〇
帰ってきて電気もつけずベッドに埋もれた。
〇〇
〇〇
〇〇
彼が私に囁いた甘い言葉は全て嘘だったのだろうか。
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〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
それから私は蘭さんと距離を置くようになった。
蘭さんとあの人の仲を引き裂きたくないし
これ以上蘭さんといると私がしんどくなっちゃうから、
時々思い出して辛くなる時もあったけど
半年もすればいつも通りの生活に戻っていた。
結局わたしの人生初の大恋愛は呆気なく幕を閉じた。
蘭さんと距離を置いても特に何も変わらなかった。
あまり喋らなくなっていた友達ともまた仲良くなって
それなりに充実した日々の戻れていた。
距離を置いてから蘭さんから来る電話は割と少なかった。
元々付き合っていたとかそんなんじゃないから別れの切り出し方というか距離の置き方がわからなくて
勝手に距離置いてたけどこれでよかったんだよね。
今でも時々蘭さんの夢を見て思いだしてしまう。
蘭さんが出てくる夢はいつも幸せな夢で目を覚ましたくなくなる夢だった。
まるで距離を置くのをやめろと言わんばかりの夢。
もしかしたらなんて淡い期待を抱いて一時期戻りそうになったけどグッと堪えてまた生き続けた。
そんな時だった。
いつも通りバイトを終えて家に帰っている途中。
アパートの前に1台の黒い高級車が停まっているのが目に入った。
なんか怖いなとは思いつつあまり深く考えないようにして
少し急ぎ足でアパートへと向かった。
アパートの階段を登ろうとした時、車から男の人が出てきてこう言われた。
男の人
『お嬢』
〇〇
〇〇
男の人
男の人
〇〇
〇〇
男の人
男の人
〇〇
〇〇
男の人
〇〇
男の人
男の人
男の人
〇〇
そんな話お母さんから聞いたことない。
男の人
男の人
男の人
男の人
初めて聞く話に戸惑いが隠せない。
どうしてお母さんは私にこれを言わなかったのかも
この人は一体誰なのかも
私はこれからどうなるのかも
全く分からない。
理解ができない。
震える声で男の人に聞いた。
〇〇
男の人
〇〇
あれ程優しかったお母さんが私に対して暴力的になったのもそれからだ。
お母さんが変わってしまった原因はお父さんの死によるものだった。
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
〇〇
男の人
〇〇
ただでさえ困惑しているのに
目の前の男の人は私の成長に感動し涙を流している。
謎すぎる展開に私は思わず声を漏らした。
〇〇
コメント
5件
凄い……神すぎる…✨ Tiktokでコメントした金平糖です! フォローしない主義の人なのでフォロー出来ませんが ♡とコメントはこれからもします! 応援してます! 長文失礼しましたm(*_ _)m
蘭ちゃん何してるのー😿😿そんなモブ女より○○ちゃんの方が可愛いよぉぉぉぉぉぉ