あなたへの甘い呪い

あなたへの甘いお呪い

紫 × 桃

start

暇だな 、

現在時刻は12:00

ちょうど正午

つまらない先生のつまらない授業を聞くのが憂鬱でしかない

それは誰もが思っている

ある1人を覗いて __

あと30分ぐらい時間が過ぎれば午後休み時間になる

それまでは真面目にノートを書く人も居れば ､ 窓を見たり寝ている人もいる

モブ ( なぁ 、 いるま .ᐣ

隣の席の仲良い友達が小声で俺に話しかける

ゞ ( 休み時間 ､ 外で遊ぼうぜ

俺ら高校生なんだけど .ᐣ

何その小学生みたいな遊び

モブ ( えぇ … んじゃあ見るだけでいいから.ᐟ‪ .ᐟ‪

頼む .ᐟ‪ .ᐟ‪ と 、 小さく手をパチンｯ と鳴らし目を強くつぶりながら 俺へ圧を送る

ここで断ったら面倒くさそう 、 そう思いしょうがなく見るだけな .ᐣ という

ゞ ( しゃ ~ .ᐟ‪ あざ .ᐟ‪

はぁ … めんどくせぇ

昼の時間になり ､ ご飯を食べて校庭でボール遊びしているのを遠くから見守る

呆れながらも 、 やっぱりまだ子供なんだなと思う

俺も 、 友達も

楽しそうに遊んでいるところを見ているとなんだか俺も混ざりたいなと思ってしまった

俺も混ぜて と歩こうとしたその時

ｶﾞｯｼｬﾝ ｯ .ᐟ‪ .ᐟ‪

友達が蹴ったボールが運悪く飼育委員会が部費で買った花壇が割れてしまった

それをみた友達は 、 ﾎﾞｿ ゞ どうする .ᐣ と話している

どうするって … 謝る選択肢無いのかよ 、

飼育委員会が部費で買った為 、 弁償代が言い渡されそう

似たことを友達が言っていて 、 俺を見捨てて逃げるように去っていった

… なんか 、 悲しいな

朝早めに登校する俺は ､ 飼育委員会の桃乃が水やりしていたのをたまに見ていた

桃乃はその時だけとても笑顔だった

それを知っているのは俺だけで 、 ぐちゃ ゞ になった花壇を見ているとなんだか虚しくなってくる

普段から行動力のない俺がなぜだか放課後 、 飼育委員会の教室のドアの前に居た

なんて言って謝るかも決めていない

けど 、 考える前にドアをノックした

すると 、 運良く用のある桃乃が出てくれた

ドアの前にいた相手が俺だと思っておらず固まっている桃乃

俺が話すと 、 我に返ったのか動き出し 近くの椅子を2つ出す

すると 、 座っていいよ と椅子を1つ俺の方に向ける

考えより行動が先に来た為 、 文もまとまっていない中 、俯きながら話す

俺が話終えると 、 数秒間が開き 、 不思議に思い桃乃の顔を見る

俺が思ってていた悲しい顔よりかはびっくりした顔をしていた

すると、 急に笑い出す桃乃

思ってもいない回答が出てきて焦る

真面目 .ᐣ 何を持ってそうなった … .ᐣ

怒られるどころか 、 何故か感謝をされて 今までの緊張が嘘みたいに解けた

俺が犯人じゃないのに .ᐣ

あの事件 .ᐣ 的なことから数日

桃乃 … まぁらんとは同じクラスな為 、 よく間休みで話すようになった

こいつと話すにつれ 、俺が想像していたイメージが崩れていく

つまらない先生の授業もしっかりノートをとっている人だと思っていた

いや 、 授業中はとても真面目だ

つまんない先生の授業だってこいつだけは真剣に取り組んでいる

あまり人の自虐ネタは嫌いな為 、 たわいのない会話をする

生き物とか植物とか育てたことないなぁ …

なんでわかんないんだろうなぁ ~ といい例を出そうとしているらん

なんだか一生懸命頑張っているのを見ていると愛着が湧いてしまう

1話に収めたかった …

セーブデータ消えたらさすがに1話にする気力なんてなくなります 。