青木
す、すいません、…
岡部
いいんだ、無理もない、
額に湿布を貼ってもらいながら、我ながら情けなく思った.
俺はさっき、MRI捜査でぶっ倒れた.
岡部
まぁ、新人ながらよく頑張ったもんだ.
青木
う…、
慰めの言葉も虚しく感じる.
薪
岡部、さっきのことなんだが…、
青木
あ
岡部
あ、
今1番会いたくない人が目の前に現れた.
薪
へぇ、ㅎ
岡部
あ、俺は業務に戻ります、…
そそくさと岡部が室内に戻って行った. その後ろ姿を見送ったあと、2人のぎこちない時間がすぎた.
青木
う____すみません、
薪
早速ぶっ倒れたって聞いたから心配してきてみたら、
薪
思ったより元気そうじゃないか.
青木
う___.
岡部
室長、!
薪
分かってる.
ピンッ____!
青木
あだっ、!
薪さんが俺の湿布を貼っているところをついてきた.
薪
___.
鈴木
なに、
青木
なに、
青木
するんですか薪さん、!
薪
……、
薪
もし、
薪
もし、僕が"何かをしたら".
お前はどうする?
お前はどうする?
青木
え、
青木
それはどのような、
薪
____例えば
"警察法を破るとか"
青木
____ッ、
この人はなんなんだ?? 出会ったばかりの俺にこんなに深い話を持ちかけるなんて.
薪
ㅎㅎすまない、急だよな.
薪
____.にてるんだ.
青木
似てる、
薪
___僕の"大事な人"に
薪
もし、僕を殺す時は
薪
ここを狙ってくれㅎ
青木
は、
そう言い終えると、踵を返して薪さんは戻って行った.
青木
___薪さんの脳…
"誰にも見られないように??"
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