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舞夢達がはるに襲われている頃
鏡狂 悠斗
鏡狂 悠斗
他の世界の住民達も
白町 凪紗
白町 凪紗
各世界のリドール教信者達によって
風音 るいの
風音 るいの
襲われていたのだった
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
六月 真奈
六月 真奈
六月 真奈
六月 真奈
はるの爆発魔法によって吹き飛ばされていた真奈は自身に回復を施しながら問いかける
優來 はる
だが、はるはそんな真奈の呼び掛けには答えない
優來 はる
それどころか、再度爆発魔法を唱え
吟羽 舞夢
間一髪のところで舞夢がシールド魔法を唱える
灰色の煙が高く舞い上がり
その煙が落ち着くと、はるしかいなかったはずの人影は2つに増えていた
吟羽 舞夢
月影 未彩
由叶
由叶
もう1つの人影は、由叶だった
吟羽 舞夢
由叶
由叶
由叶
由叶が手を胸に当て、軽く頭を下げている横で、はるが由叶に向かって跪いている
鏡狂 悠斗
悠斗は由叶をじっと睨みつける
アリス・シア
アリス・シア
由叶
由叶
白町 凪紗
凪紗は治癒魔法を受けながら問いかける
由叶
由叶
由叶
由叶
由叶
優來 はる
由叶
由叶
白町 凪紗
白町 凪紗
由叶
由叶
由叶
パチンっ
由叶が指を鳴らすと同時に、由叶とはるは姿を消していた
吟羽 舞夢
六月 真奈
白町 凪紗
白町 凪紗
アリス・シア
突然、アリスが大声を上げた
吟羽 舞夢
舞夢達は反射的に辺りを見渡し、とある集団が近付いてくるのを見つける
その集団は斧やら槍やら、武器を持って向かってくる
六月 真奈
それはもう明らかに、正気ではなさそうだった
鏡狂 悠斗
舞夢達は、怪我人を庇ったり支え合ったりしながら何とか集団から逃げようとする
だが、後ろからも集団が追ってくるのに、前からも別の集団がやってきた
月影 未彩
鏡狂 悠斗
六月 真奈
六月 真奈
いつの間にか舞夢達は集団に囲まれてしまい、逃げ出せなくなっていた
ジリジリと近寄ってくる奴らをどう対処すべきかと考えていると、舞夢達は強い光に包まれる
吟羽 舞夢
アリス・シア
光が落ち着く頃、舞夢達は姿を消し、集団は目標を失ったことでゾロゾロと散っていく
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
目を開くとそこは、先程までいたとぅるーむ島とは違った景色が広がっていた
鏡狂 悠斗
雷火島は、悠斗が島長を務める島だ
白町 凪紗
辺りを見渡すと、しゃがみこんでぐったりとしている人影を見つけると
由乃
そこに居たのは、由叶とそっくりな見た目をしている由乃
六月 真奈
由乃
由乃は、言いかけたところで倒れてしまう
鏡狂 悠斗
舞夢や真奈、悠斗など回復魔法を使える人を中心に由乃に駆け寄る
由乃に対して回復魔法を使おうとした時、どこからともなく声が聞こえる
──。
──し?
──あら?
─これで聞こえるかしら?
月影 未彩
吟羽 舞夢
突然聞こえた声に疑問を示していると、その様子を感じたのか声は嬉しそうに言う
─あら!聞こえたみたいね!
─まず、お話できて光栄だわ、パラレルトラベラーさん達
六月 真奈
月影 未彩
アリス・シア
アリス・シア
アリス・シア
─その通りよ!
鏡狂 悠斗
─あら、アタシとしたことが、自己紹介がまだだったわ
─アタシは月影緋芽(つきかげひめ)
《巫女に慕われる神》 各世界の月影未彩が巫女であることを信仰として生まれた神。 どこかの世界に緋芽の賢者がいる。
─月影神社の“神”よ
月影 未彩
月影 未彩
鏡狂 悠斗
月影 未彩
月影 未彩
─ふふ、無理もないわね
─各世界の未彩ちゃん達は、神として信仰しているのではなく、場所を守っている巫女に過ぎないわ
─アタシは、そんな祈りから生まれた神なのよ
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
─あら、アタシ、その話をしに来たんだったわ
─話し相手が少ないとこういうのが嫌ね
─実は、パラレルトラベラーである舞夢ちゃん、真奈ちゃん、凪紗くんをこちら神の世界にご招待したくてお話に来たのよ
白町 凪紗
六月 真奈
─えぇ、普通神の世界は、神かその眷属しか存在することが許されない世界なのだけど…
─ほら、先日世界を実験台にして滅ぼしていた絢夢とやらを倒してくれたじゃない
─そんな偉業を成し遂げたみんなにお願いしたいことがあるのよ
吟羽 舞夢
六月 真奈
─…ほんとは、今そこにいるみんなを招待したいところなのだけど、生憎アタシの力では数人が限界よ
─だから、代表して舞夢ちゃん、真奈ちゃん、そして凪紗くんに来て欲しいわ
鏡狂 悠斗
アリス・シア
アリス・シア
月影 未彩
鏡狂 悠斗
悠斗は由乃に目を向ける
鏡狂 悠斗
─由乃ちゃんについては問題ないわ
─アタシが保護者の元へ送っておくわ
─それじゃあ、3人とも、こちらの世界へ来て頂けるかしら?
六月 真奈
白町 凪紗
吟羽 舞夢
─ありがとう
─それじゃあ、由乃ちゃんの近くに魔法陣を展開するわ
─魔法陣から出ないようにしてちょうだい…
舞夢達は地面に現れた魔法陣に乗り、放たれる魔法に身を委ねる──