たとえ偽物でも＿＿。

俺の事、本当に、？

今まで家族にすら言われたことなんてなかったのに

でも、どうしても…信じれない。 本当に、好きなの？

でも、これはきっと…俺がずっと求めてたもの…なのかな。

誰かを大切に思う気持ち。 いつか俺も、誰かにとっての 大切な人になりたいって思ってた。 この子にとって俺は大切な人になる…ってこと？

まだよく分からないけど、もう少しだけ考えてみても良いかな

これが、俺の求めてるもの…かもしれない。 そんな期待を抱いた。

俺にとっての、“大切な人”になる…ってことかもしれない。

自分でも胸が鳴ったのが分かった。今俺はあの子に期待しているのだと。

でも、好きという感情ではなくて… もっと、どす黒い感情が自分の中にある気がした。

数日後

お金…？お金が無いと一緒に過ごさないって事？ 意味わからないんだけど…、？

そんなの、あの子といた方がいいに決まってる…！

でも、なんでだろ…受け入れちゃったんだよね

同情…したのかもしれない。 ｢可哀想な人｣だって

まぁでも、心配はしなくて良いんだよ。 お金“だけ”なら持っているから。

ははwバカらしいな

こんなにも愛に飢えてたくせに、 誰かに愛されてみたいって 思ってたくせに、

俺自身が、偽物の愛を選んだ

それでも…

それでも……

たとえ偽りだとしても、信じてみたい。

信じるとか馬鹿らしいなぁw こんなの俺の本心じゃない。

ほら、所詮は…自分のことしか 考えてないんだ。

君はまるで俺の心の声が聞こえてるかのように言った。

知ってるよ。適当に嘘ついてることくらい。