ルィン
や、やぁ…久しぶりだね、ファルン…
ファルン
あ?あぁ、あの女々しい野郎か。確か名前は…
ルィン
ルィンだよ…忘れないでよ、全く…
ファルン
そら忘れるだろ。何ヶ月も会ってなかったんだからよォ
ルィン
ぅ…だって…だって……
ファルン
あぁ?モジモジしてねぇでさっさと理由言えば良いじゃねえかよ
ルィン
だって…ファルン君、ずっと女の子とか…すごい悪そうな人と一緒にいたから…話しかけにくかったんだ…
ファルン
…そんなことかよ。
ルィン
そんなことって…ッ君にとっては大差ないかもしれないけど僕にとっては凄い大変なことなんだからね!?
ファルン
悪かったって…詫びにキャリーしてやるからよ
ルィン
ほんと…!?じゃあ捨て地のキャリーお願いしたいな…?捨て地だけは本当に苦手で…
ファルン
急に饒舌だなぁ…いーぜ。捨て地は俺の得意な場所だからな
ルィン
助かる…ありがとう、ファルン…!
ぎゅっ(ルィンがファルンに抱きつく)
ファルン
うげっ、あんまりまとわりつくなよ…鬱陶しい。野郎に好かれる趣味はないっつーの
ルィン
…初見女の子だって思ってたのにね、僕のこと
ファルン
だ〜ッ!!うるせぇうるせぇ!それは忘れろ!
ルィン
…それは無理かな、だって女の子に間違えられたのなんて初めてだったし((クス
ファルン
はぁ…さっさと捨て地行くぞ。
ルィン
はーい
ファルン
……おらよ((躊躇いがちに手を差し伸べ
ルィン
…ん、ありがと((躊躇なく握る
ファルン
…おまえ意外と躊躇ねぇよな…まあ行くぞ
ルィン
…わかった。よろしくね、ファルン。
捨て地
ルィン
…うぅ、やっぱり捨て地はいつ来ても苦手だな…
ファルン
大した事ねぇだろ。アイツらだって一定の場所徘徊してるだけだしよォ
ルィン
そ、そう入ったってさ…もし、もしアイツらが突然こっちに向かってきたらって思ったら…怖くて足が竦むんだ。
ファルン
…そうなったらおぶってやるから安心しとけ。まあそんときの状況によるがな
モブA
ん?あそこにいるのは…?
モブB
ん~…アレじゃん。かなり凶暴で女遊びが激しいって噂のファルンと、その隣は…誰?あいつ…見た感じ女じゃない?
モブA
はぁ?ま~た女遊びか、あいつは…あ。そうだ、俺たちであいつにお灸をすえてやろうぜ
モブB
いーね。さんせーい
モブA
あそこにいる暗黒竜でも当てれば行けるだろ
モブB
そうね。じゃあ早速やりましょうか。
一方ファルン達は
ファルン
…大丈夫かよ。顔色すっげぇ悪ぃけど
ルィン
う、うん…大丈夫。……やっぱり、ちょっとだけ休憩しても…良い?
ファルン
構わねぇけどよ…そんなに捨て地嫌いかね…
ルィン
……暗黒竜がどうしても苦手なだけだから…気にしないで。
突然暗黒竜が此方に標準を合わせ始めた
ルィン
ヒッ
ファルン
チッ…おい、ルィン。立てるか?
ルィン
…ぁ、ど、ぅ…ヒ、ッぅ…((ガタガタガタ
ファルン
こりゃだめそうだな…しゃーねぇか。ちょっと強引だがこうでもしねぇと2人ともお陀仏だからな。
ひょい((ファルンがルィンを背負った
ファルン
行くぞ。気ぃつけろよ
ルィン
…ぅ、ごめ、ファル、ン…
ファルン
気にすんな。とりあえず適当な物陰に隠れるぞ。
ルィン
…ありがとう、助かる…
ファルン
…落ち着いたか?
ルィン
…うん。ありがとう…でもごめん、迷惑かけた
ファルン
別に気にしなくていい。どうせ俺の事をよく思ってないやつがアイツらを仕向けてきたんだろうよ。ほんとめんどくせぇよなァ
ルィン
そうなんだ…ファルンも、大変だね…
ファルン
そうでもねぇよ…というかお前いつの間に呼び捨てにしてんだよ。
ルィン
…え?少し前からだけど…もしかして気づいてなかった?
ファルン
はぁ?なんで急に呼び捨てなんざ始めたんだ
ルィン
いや…この方が友達っぽいかなって。ごめんね?((クスクス
ファルン
、っ……ま、まぁいいぜ。俺も呼び捨てで呼んだりしてたからな…ま、改めてよろしく頼むぜ。ルィン
ルィン
…こちらこそ、ファルン