主
主
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主
主
主
主
主
主
主
なんでもいい人だけ読んでください!
ナレーション 効果音
心の声 ナレーション
< 目次 > 1 . 皆を失うのが_ ( sn 視点 ) 2 . 自分の存在意義 ( pi 視点 ) 3 . 裏切り者 ( tr 視点 ) 4 . 真実 ( kr 視点)
暑い 辛い くるしい
しにがみ
ぜんぶ、
死体 死たい したい
しにがみ
黄色 と 緑 と 青 が
あかに、赤に。
いや、ッ いやだ 嫌だ ッ
染まって ... ッッ
しにがみ
しにがみ
しにがみ
しにがみ
最近よく、この夢を見る
見たあとは汗だくで、気づいたら泣いてたこともあった
この夢を見る度に、... 精神がすり減っている気がする
皆を、失うことが怖くて
こんなことで、怖がっている 自分が情けなくて
ずっとそれの繰り返しで
しにがみ
しにがみ
しにがみ
今の時間は 2 : 13 この夢を見たあとは何故か部屋から出たくなる
まぁ、暇だからって言うのもあるけどね
しにがみ
しにがみ
がちゃ
しにがみ
廊下にでると、寒い空気が肌に触れる
この空気がぐるぐる回る思考を、クリアにしてくれている気がして 心地よかった
ある不安を残して..._
しにがみ
静まり返っている廊下に 歩く音だけが響く
しばらく歩いていると、 ドアの隙間から差す光が見えた
しにがみ
この部屋は__
しにがみ
総統室は、3階の一番端にある部屋 そこは普段任務等の報告に使われることが多い
気がつくより早く無意識的にドアの向こうを覗いていた
そこには、総統である クロノアさんが居た
しにがみ
書類を作成していた 目の下には隈ができていて とても眠そうだった
きっと、徹夜したんだろう
しにがみ
しにがみ
しにがみ
しにがみ
思わず笑みが溢れた
仲間が居てくれていて すこし、安心してしまった
しにがみ
なんだか、胸が温かくなった
もうそろそろ、部屋に帰らなきゃ
今日は良く眠れそうだ
2 . 自分の存在意義 ( pi 視点 )
ある日の昼下がり
さっ、さっ、さっ、 と紙に何かを書いているような音が部屋中に響いていた
ぺいんと
さっきまで部屋に響いていた音が 止む
ぺいんと
次はそんな、疲れ果てた声が 部屋中に響いた
ぺいんと
あ" ー まじ、疲れたぁぁ 〜
やっと、あの量の書類が終わった...
ぺいんと
ぺいんと
机の端に貼ってある紙に 目がとまった
ぺいんと
内容は 「 資料整備室にある書類を取ってきてくれないか 」 というものだった
ぺいんと
ぺいんと
本当はここで、気づくべきだった
ぺいんと
あの後、資料整備室にすぐ向かった
ぺいんと
そこは、資料整備室の一番端にある 人目のつかない所だった
ぺいんと
ばさ、っ
書類を取ったところから 小さなそれでいて数多い紙が何枚も何枚も落ちてきた
ぺいんと
その紙には、_
出来損ない
お前なんて要らない
ほんとに死ねばいいのに
早く死ねよ
ぺいんと
そんな言葉がずらずらと 書いてあった
ぺいんと
落ちてきた紙を静かに拾った
長い長いそして、冷たい廊下を 足早に歩く
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
ぺいんと
何故か焦燥感に駆られる
ぺいんと
この感覚は、この感情は なんだろう
がちゃ
ばったん
いつもより、扉を閉める音が 大きくなっていた
ぺいんと
ぺいんと
息を整える様な声が 口から漏れる
ぺいんと
ぺいんと
頭がまだ少し混乱する
どうすれば、...
どうすれば...ッ
どうすればッ
だんだんと頭に痛みがくる
ぺいんと
皆に迷惑をかけたくない
でも、結局は迷惑をかけてしまう
こんなことも出来ない自分が 大嫌いで
みんなが皆、きらきらしていて
その分、自分が醜く見えて
自分が要らないくらい みんな、凄くて
凄くて...、
それで、...
......
あ、れ?自分って
必要なくない、?
その瞬間、一気に眠気が来た
ぺいんと
ばたっ
3 . 裏切り者 ( tr 視点 )
トラゾー
ここは、談話室 幹部だけが入れる 休憩室みたいなものだ
ある者は、トランプ ある者は、ゲーム ある者は、雑談をして そんな気楽に過ごせる場所だ
そんな所に" 独り "の男がいた
トラゾー
やっぱり、ダンベル片手に 書類やるのはむずかったか...
でも、結構良かったしな、 次はダンベル持ったままで1日過ごしてみるか...()
そういえば、最近しにがみくんと ぺいんとの様子がおかしい気がするんだよな...
...様子、見に行くか!
トラゾー
最近寒くなってきた
部屋にストーブでも置こうかな...
...まぁ、筋トレで暑くなるしいいか
___
___
トラゾー
トラゾー
音のする方へ足を向けた
___
___
一般兵、か...
盗み聞きも良くないし 戻るか__
一般兵
その言葉に 動こうとする体が止まった
一般兵
「 裏切られた気持ちだわ 」
トラゾー
その言葉に、 昔の記憶が蘇ってきた
俺はある国の 特殊部隊隊長だった
簡単に言うと、 少し特殊な任務などをしていた
まぁ、文字通りのことを言っただけだけど...
任務内容はあまり表では活動できないものだったけど
俺なりに、頑張ってはいたんだ
だが、周りからはあまりよく思われてなかったらしい
いつだったか、ある日を境に 俺は噂で
" 裏切り者 "
と言われるようになった
そう呼ばれたのは何故なのか、俺には分からなかった
でも、実害がなかったし放置していたんだ
ある日の任務終わり
トラゾー
トラゾー
トラゾー
トラゾー
背後から人の気配がした
ぱすっ
トラゾー
__
後ろから空気を切る音が聞こえた
相手は刃物で背後から 刺す気だったらしい
危なかった、あと少しで、...
トラゾー
トラゾー
そこから、逃げて
逃げて
逃げる途中に色々あって ぼろぼろだったけど
結果的には無事だった
そして、軍に帰って来たんだ
でも、俺を見た兵隊は
銃を構えた
なんでかなんて、 俺には分からなかった
そこからまた、逃げて
トラゾー
逃げて
トラゾー
逃げて
トラゾー
逃げ続けたんだ
...死にたくなかった
意味わからず死ぬなんて 理不尽にも程があると思った
...逃げて、逃げて逃げ続けた自分は とうとうその国からも追い出された
分かってはいたが 想像以上に苦しいものだった
あとから聞いた話だが あの時俺は" 裏切り者 "だと思われていたらしい
誰も俺を信じる者はいなかったらしい だがもう俺には関係ない
それから一段と
裏切られることが怖くなった
信じてもらえないことが怖くなった
そして、俺は人と関わらなくなった
俺は極力" 一人 "になるようにした
それからは、楽だった
裏切られることも無くなったし
信じてもらえないことも無くなった
...ただ
信じてる人も信じてくれてる人も 居なくなった
" 独り "になった
こうなることは予想出来てはいた それでも俺はこの選択を取ったんだ
...でも、 辛いものはつらかった
と、_ぞ_
ト__ぞー
トラゾー
トラゾー
4 . 真実 ( kr 視点)
さっさっさっ
朝に近い深夜 総統室にはまだ明かりがついていた
クロノア
クロノア
伸びをする
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
もちろん、危害を加えた一般兵は 全員排除した
でも、
クロノア
ほんとに、処理が面倒くさい
でも、まぁ 仲間の為ならなんでもやるに決まってるよね!!
クロノア
ことっ ... ことっ...
ドアの向こうから歩く音が聞こえた
...この気配は、 しにがみくんかな、?
クロノア
覗き見は良くないことだけど... まぁ、いっか
クロノア
数分後には、その気配が 無くなっていた
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
...なんか悲しくなってきた
クロノア
部屋に戻るのも面倒くて、 そのまま俺は暗闇に身を任せた
クロノア
クロノア
7 : 56
クロノア
クロノア
クロノア
そう言って俺は、
ずっと" 独り "でいるある気配に 向けて歩いていった
がちゃ
ドアを開けるといつもより冷たく感じる空気が俺を包む
そして、ドアの前に座っている 彼に声をかけた
クロノア
いつもより、ずっと優しく 声をかけた
トラゾー
返答はない
それでも俺は声をかける
クロノア
トラゾー
トラゾーの目を見ても 視点が合わない
クロノア
トラゾー
やっと、目があった
クロノア
トラゾー
クロノア
トラゾー
クロノア
クロノア
そう、優しく...優しく囁く
トラゾー
そうして、一番言ってほしいであろう言葉を言う
クロノア
トラゾー
クロノア
そう言えば、 独りじゃない彼は安心して眠る
クロノア
クロノア
こういう風にトラゾーがなるのは、 過去に関わることを言われた、聞いた時
その度にこうやって、 " 独り "じゃないことを伝える
クロノア
もう、身体に根づいちゃったのだろう
壊れた心は、身体は、 元にはもう戻らない
でも、あんな辛い思いを、 またさせないように
少しでも...和らぐように
そう願っているから、 今回もまた優しく 声をかける
クロノア
そんなことを思いながら、ね
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
次は、しにがみくんとぺいんとの所行かなきゃなぁ...
そういえば、トラゾー 独りになると決まって俺の所くるんだよね
いや、別に全然頼ってくれて 嬉しいんだけど
あれトラゾー 自分で自覚してるのかな...
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
がちゃ
クロノア
カーテンが閉まってて暗い
クロノア
しにがみ
クロノア
隈すごいな、...
少し痩せている気がするし、 寝れなかったのかな
クロノア
クロノア
しにがみ
しにがみ
クロノア
しにがみ
クロノア
しにがみ
クロノア
しにがみ
クロノア
クロノア
しにがみ
クロノア
クロノア
しにがみ
クロノア
しにがみ
クロノア
しにがみ
がちゃ
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
こんこん
クロノア
...
え、?生きてる?
クロノア
クロノア
がちゃ
クロノア
ぺいんと
そこには、ぺいんとが 倒れていた
クロノア
駆け寄る
ぺいんと
クロノア
寝ているだけだった...
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
ぺいんと
クロノア
...
クロノア
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
クロノア
クロノア
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
クロノア
クロノア
ぺいんと
クロノア
クロノア
ぺいんと
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
ぺいんと
クロノア
クロノア
クロノア
クロノア
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
クロノア
ぺいんと
〜完〜 _この後みんなでご飯食べたとさ_
主
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主
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主
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主
主
主
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主
主
主
主
主
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