主
主
主
主
主
主
マッシュ・バーンデッド
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
マッシュ・バーンデッド
ドット・バレット
クロス・ランナー
レモン・アーヴィン
クロス・ランナー
クロス・ランナー
そこに居た者達
これは、クロスの子供の頃の御話
クロスは初め何も無い空間に存在した
例えるなら虚無だろう
何も無い、薄暗い処で独りぼっち
クロスは自分が何なのか分からなくなる時が多々あった
何故自分はこんな所に居るのか、此処は何処なのか
謎は深まるばかりで、終いには自分が抱いた疑問も徐々に忘れて行く
クロス(幼少期)
だが不思議と腹を空かす事が無かった、そもそもクロス自身が空腹の感覚が分からない状態で
死という概念すら、知らなかった
勿論人に教わるなんて事はない訳で、知らないものは言葉や計算、魔法から…何から何まで全てであった
しかし、10才になる頃
突然この何も無かった無の世界に1冊の本が落ちてきた
ガタンッ (本が落ちる音)
クロス(幼少期)
音も、初めて聴いた
その本は、自身の好奇心を掻き立てるのに充分すぎるものだった
その本から出る音を、何時間だろうか....
私達ならとてもじゃない程何十回も、何千回も音を鳴らした
本を落とし、拾い、また落とす
ペラペラとページを捲る
閉じたり開いたり
何も書かれていないページを破いたり
一切の教育を与えられ無かった子が、初めて行動した日
初めて、言葉を知った日
全てその本のおかげで、今のクロスが居る
クロス(幼少期)
魔法の発達、体の発達、脳の発達
人間が必要とする知識が、全て書かれていてクロスはそれを目が焼ける程繰り返し見返した
クロスにとって、その本が人生の始まりであった
皆も不思議に思っていただろうか、クロスがわさわざ語尾をカタカナに言い替える事を…
この本を書いた者の名前は記されていなかったが、最後のページの端に薄く…
"ゼロ"と、カタカナで書いてあったからである
一生忘れてはいけないこの幼少期を、1秒でも忘れない様に語尾にカタカナを使用しているのだ
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
クロス・ランナー
主
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コメント
42件
もうほんと好き.......
Wow…謎だらけですね! 続き楽しみです!