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翌日
結局、昨日お父さんとお母さんの怒鳴り声はおさまらなかった
私はいつまにか寝ていて…
今起きたところで、上半身を起こして眠たい目を擦っている
ベットから降りて、机に置いた小さな時計を見ると
【6:24】と時計の針は示していた
波瑠香
波瑠香
私はそう呟いて、新しい服に着替えた
新しい服に着替えたあと、準備しておいたランドセルを持って
下の階に降りた
トントンと下の階におり、リビングに行くとお母さんがいた
波瑠香
波瑠香
母
母
波瑠香
母
波瑠香
ランドセルを床に置き、椅子に座って
食器に乗っている、ベーコンの乗ったトーストを食べ始めた
波瑠香
お父さんがいない…
この時間なら、一緒にご飯を食べている
波瑠香
波瑠香
母
波瑠香
私がそう聞くと、お母さんの動かしていた手が止まった
まずい質問しちゃったかな…
母
母
波瑠香
母
母
波瑠香
私は少し急いでごはんを食べた
.
.
.
波瑠香
波瑠香
食べ終わったあとそう呟いて
私は食器を流しに片付けた
その後、ランドセルを背負ってお母さんのところへ向かった
お母さんは、ダンボールの中の整理をしている途中だった
波瑠香
母
母
波瑠香
母
お母さんはそう返事をして、ダンボールの整理を再開した
前までは、玄関まで見送って
いってらっしゃい、って言ってくれたのに…
波瑠香
心の中でそう虚しく思い、
私は玄関に向かって、靴を履き家を出た
───ガチャ
家を出て、静かにドアを閉めたあと
成瀬
成瀬
成瀬
波瑠香
中性的な声が聞こえた
声のした方を見ると、
そこには、ピンク色の髪をした可愛い女の子がいた
成瀬
成瀬
波瑠香
な、なにか喋らないと…
波瑠香
下を俯いて、拳を握る
人見知りが発動してしまった…
波瑠香
成瀬
成瀬
波瑠香
波瑠香
成瀬
成瀬
成瀬
女の子は私に近づいて、ズイっと私の顔を覗きこんだ
そして、
成瀬
成瀬
波瑠香
成瀬
私は顔を隠して、女の子を押し退け走り出した
女の子は尻もちをついて、痛ぇ、とつぶやいていた
.
.
.
.
波瑠香
膝に手をついて肩で息をする
勢いよく走ってきてしまった…
『顔、真っ赤…』
波瑠香
私は赤面症だ…
真っ赤になるこの顔は、見られたくない…
波瑠香
私は、目じりに少し溜まった涙を腕で拭き取った
波瑠香
成瀬
波瑠香
いきなりポンっと肩を叩かれ、勢いよく後ろを振り向く
後ろには、肩で息をしているさっきの女の子
波瑠香
成瀬
成瀬
こ、言葉遣いが…
可愛らしい見た目とは裏腹に、男らしい発言をする女の子
成瀬
成瀬
波瑠香
女の子はニコッと笑って
成瀬
成瀬
……To be continued