智美
智美
智美
智美
智美
亮太からの返答がなく私が呆然としていると亮太のお母さんから、LINEがきた。
亮太ママ
智美
智美
智美
亮太ママ
亮太ママ
通話
07:13
やっぱり、ニュースの被害者は亮太 だった。
亮太のお母さんから亮太が運ばれた 病院を聞き、急いで病院に向かった。
「亮太!!!」
「あ。智美ちゃん。」
「亮太ママ!。」
「亮太は…?」
「まだ…まだわからない。」
「今手術中で。」
「そっか。」
しばらくするとお医者さんが でてきた。
「終わりました…」
「先生!」
「亮太は!?」
「とりあえず今は…」
「なんとも言えないですね。」
「…」
「けれど、やれることはやったので」
「あとは亮太さんの気力です…」
「祈ってあげてください。」
亮太!
お願い。
死なないで。
まだ何も言えてない。
私に…
私に幼なじみなんて壁。
壊させてよ!
大好きって
言わさせてよ…!
「智美ちゃん。」
「…?」
「今日はありがとう。」
「亮太はきっと、大丈夫。」
「もう遅いから帰りなさい。」
「うぅっ…」
「大丈夫。」
「だって、あの亮太よ?」
「そんなちょっとしたことで 死ぬようなやつじゃないって」
「智美ちゃんもよく わかってるでしょ?」
「そ…うだよ…ね。」
「死なない…よね。」
「わかった…」
「私、家で待ってるね」
「ありがとう。」
「意識を戻したらすぐに伝えるわ」
そう言って亮太のお母さんは私の頭を 撫でてくれた。
それは温かくて
優しくて
大好きな亮太と
同じ臭いがした。
「じゃあまたね。」
「うん、おやすみなさい…」
次へ続く
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