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コメント
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あいつの中で俺はすっかり友人のようだ
我野翔
燈間千乃
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野廻
我野廻
燈間千乃
我野翔
我野廻
燈間千乃
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
我野翔
燈間千乃
手、足、目、耳、骨
本物のそれらが完全保存されて飾られている
我野翔
我野翔
燈間千乃
こいつは
子供のような無邪気な残酷さで
我野翔
我野翔
我野翔
蝶の羽をもぐようなたやすさで
自分の欲を満たすために命を奪う
我野翔
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
燈間千乃
こいつは気づいているだろうか
我野翔
我野翔
俺にとってこいつは友人じゃない
俺はこいつに
蟻のように手足をもがれ
蝶のように標本にされる
そうなることを夢見る俺を
この感情を この関係を
なんと呼べばいいのか
我野翔
燈間千乃
我野翔
燈間千乃
我野翔
こいつは知っているだろうか――
世の中いろんな不良品が出回っているように、人間にも不良品がいて
俺はその不良品なんだと思う
幼いころから家族以外の人間をモノとしか思えなかった
悪いことにモノを壊すことに対し罪悪感ゼロで
更に悪いことにコレクター精神旺盛に育ってしまったので
気が付けば、俺は――
我野翔
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
確か同じクラスの燈間千乃…よな
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
燈間千乃
燈間千乃
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
我野翔
学校にはよく会話する「人」はいたけど
コレクションにしたいという意味以外で
自分から興味を持った「人」は初めてで
一緒にいて心地いいなんて初めてだった
我野翔
燈間千乃
チーノの弾むような声が好きだった
トパーズのような瞳はふわふわの髪によく似合っていたし
細い指先でページをめくる所作は美しいと思った
我野翔
我野翔
チーノの髪が欲しい
目が欲しい
指が欲しい
骨が見たい
もういっそ全身保存液に漬けて鑑賞したりしたい
我野翔
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
燈間千乃
一緒にいたい
欲しい
もっと話したい
壊したい
頭の中がごっちゃごちゃで
でもその心地よさが気持ちよかったりして、友達って不思議
おまけ
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
燈間千乃
燈間千乃
我野翔
我野翔
我野翔
燈間千乃
我野翔
我野翔
燈間千乃
燈間千乃
我野翔
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