先生
おー、雅。
先生
お前にお客様がお見えだぞ
雅
私に…ですか、?
先生
そうなんだが…
先生
お前、なんかやらかしたか?
雅
え、なんかヤバそうな人が来たんですか?
先生
いやなんか、…取り敢えず自分の目で確かめて来い
雅
えぇ、
雅
…はい、
雅
えっと、
雅
外に居るって聞いたんだけどなあ、(キョロキョロ
グイッ
雅
わ、
大谷
久しぶりだね。
雅
え、え、?
雅
あの、勘違いだったら申し訳ないんですが、
雅
大谷選手ですか、?
大谷
そうだよ?
大谷
此間会ったばっかなのにもう忘れちゃったの?
雅
忘れたと言うか、何でここに?
大谷
君に会いに来たの
雅
…お客さんって大谷選手の事だったんですか、
雅
でも、あの時初めて会いましたよね?
雅
何で大学が分かったんですか、?
大谷
どうだって良いじゃんそんな事
雅
(よく無い気がする、)
雅
と、取り敢えず手離してもらっても良いですか?
大谷
ん?
雅
ちょっと、痛くなってきちゃったので…
先程から凄い力で雅の手首を握り締めてる
大谷
何で?
大谷
痛いだけでしょ?我慢してよ(ギィッ
爪が食い込んで血が流れる
雅
ッ、あの、
雅
絵を見に来たんじゃ、
大谷
本当にそれだけの為に来たと思う?
ガンッ
雅
ッ‼︎…、
バタンッ
大谷
捕まえた…。
ーーー
雅
…。
雅
ん…、(パチ
雅
え⁈
ガバッ
雅
ッ、
雅
いった、
雅
え、頭に包帯巻かれてる、?
雅
と言うかここは一体…、
雅
どこ、?
目が覚めると大きなベッドの上に寝かされていた
雅
(あれ、私さっきまで大学に居たよね、)
雅
(それで…、?)
雅
あ、
雅
そうだ、私大谷選手に呼ばれて…、
雅
…。
雅
取り敢えず部屋から出よう、
雅
部屋いっぱいあるな、
雅
ここかな、
ガチャン
雅
え、。
雅
ひ、広い
雅
早く出口見つけないと、
ガチャ、
大谷
何してんの?
雅
え、ビクッ
雅
何でここに、
大谷
こっちの台詞なんだけど
大谷
逃げようとした?
雅
それって、
雅
大谷選手が私を誘拐したって事ですか、?
大谷
人聞きが悪いなぁ、
大谷
保護だよ。頭怪我してるでしょ?
雅
確かに包帯巻かれてるけど、
雅
何も覚えてないです、
雅
大谷選手がやったんじゃないんですか?
雅
あの場に居たのは大谷選手だけだったし、
大谷
俺が殴ったって言いたいの?
雅
だって、そうとしか思えなッ
ガンッ
雅
ヒ…ッ、
大谷
何、
雅のすぐ真横を拳が通った
大谷
君が頭を打ったから俺が運んだんだよ?
大谷
何でそんな酷い事言うの?
雅
…ッや、ッ、(ビクビク
大谷
…♡、はは。
大谷
そんな怯えないで、
大谷
君は脆いから俺が守ってあげる
大谷
ねぇ、俺に嫁ぎに来てよ
大谷
一緒に暮らそ?
雅
ぅぅ…、嫌です、
大谷
は?
大谷
何言ってッ
ガチャ、
水原
凄い音聞こえたけど、
水原
大丈夫?
大谷
一平さん、
水原
翔平、彼女は大切にしなよ
大谷
俺別に悪く無いし、
雅
(彼女…?え、それって私の事?)
雅
あの、私彼女じゃな(
大谷
ギロッ
雅
ビクッ、
水原
睨まないの。怖がってるじゃん
水原
取り敢えず、雅さんの家に行って荷物取りに行かないと
大谷
俺が買って来た服着れば良いじゃん
水原
良い訳無いでしょ
2人の言っている事が分からない
話が通じない
雅
(怖い…ッ)
大谷
〜〜〜ー…、
水原
〜〜〜ー…、
大谷
じゃ、行こっか
雅
何処に…?、
大谷
"元"君の家だよ
雅
私の家…?、
雅
(元じゃないのに…、)
雅
でも、私の家なんて何処か知らないじゃ無いですか…
大谷
知ってるよ。
大谷
合鍵も持ってるし
雅
え…、
雅
何で、
大谷
ほら行くよ(グイッ
雅
(さっきから何も教えてくれない…ッ、)
雅
(どうしてこうなったの、?)