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1 - クズなイケメン

♥

1,175

2023年11月04日

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テヒョン

うわ、、めっちゃ雨降ってる

テヒョン

早く帰ろ、

テヒョン

、、ん、、?

テヒョン

イケメンが、倒れている、

テヒョン

お兄さん、大丈夫?

キム・テヒョン24歳

11月15日午後10時8分

クズなイケメンを拾いました

道で倒れていた彼は、体を揺するとすぐに目を開け、

素直におれに着いてきた

テヒョン

何があったか知らないけど

テヒョン

とりあえずシャワー浴びてきな

ジョングク

、、お兄さん名前は?

テヒョン

キム・テヒョン

テヒョン

24歳

ジョングク

あ、年上だ

ジョングク

俺はチョン・ジョングクです

ジョングク

じゃあシャワーお借りしますね

ジョングク

”テヒョニヒョン”

テヒョン

ヒョン、、

微笑んでからシャワールームに姿を消した彼を見送ってから

しばらく立ち尽くしていた

もしかしておれは、とんでもない奴を拾ってしまったのか、?

なんだあのイケメン

本当に年下か?

何だよあの色気

ジョングク

いただきます

シャワーを浴びてきたジョングクに適当に作ったご飯を出す

ジョングク

ん、おいしい

テヒョン

それは良かった

ジョングク

ヒョンって一人暮らしですか?

テヒョン

うん

ジョングク

恋人は?

テヒョン

いない

ジョングク

えぇっ!!イケメンなのに!

テヒョン

はは、

イケメンのお前に言われても嬉しくないんだよなー

ジョングク

勿体ないなぁ

テヒョン

、、てか

テヒョン

何であんな所で倒れてたの

ジョングク

あぁ

ジョングク

捨てられたんです

テヒョン

捨てられた、?

ジョングク

俺、代わるがわる色んな人に養ってもらってて、

それは俗に言うヒモというやつでは、

ジョングク

2ヶ月間養ってもらってた女性についさっき捨てられたんです

ジョングク

彼氏が出来たからもう要らないって

ジョングク

酷いですよねー最後にご飯くらい食べさせてくれてもいいのに、

テヒョン

え、倒れてたのはまさか、

ジョングク

お腹空きすぎて座ってたらいつの間にか寝てて笑

やっぱりとんでもない奴を拾ってしまったらしい

よし、ご飯食べ終わったら帰ってもらおう。関わらない方がいい

ジョングク

それにしても、

ジョングク

ご飯すごく美味しいです

テヒョン

そ、そう、

そう言って微笑むジョングクはもう、言葉で表せない程イケメンだった

なるほど、これで色んな人を落としてきたんだな、、

おれはジョングクから目を逸らした

テヒョン

それ、食べたら帰ってね

ジョングク

へぇ、今ので落ちない人は初めてです

テヒョン

、、クズ

ジョングク

あ、暴言!まぁ言われ慣れてますけど

ジョングク

てか俺帰る場所ないです

テヒョン

ホテルにでも泊まれば?

ジョングク

お金ないです

テヒョン

一銭も?

ジョングク

はい

テヒョン

はぁ、

仕方ない、、

テヒョン

じゃあ一日だけ泊めてあげる

ジョングク

ほんとですか?

ジョングク

ありがとうございます!

テヒョン

(結局流された、、)

ジョングク

おやすみなさい

テヒョン

おやすみ、

おれがソファーで寝ると言っても一緒に寝たいと聞かなかったため、

仕方なく同じベッドで寝ることに

テヒョン

(落ち着かない、)

しばらくすると隣から規則的な寝息が聞こえてきた

知らない人の家を転々としているからなのか、ぐっすり眠っている

彼はどうしてヒモになったのだろう

まぁいいか

どうせ明日にはいなくなるんだから

テヒョン

何してんの

ジョングク

何って、、

ジョングク

朝ごはん作ってます

ジョングク

あ、もちろんヒョンの分もありますよ

朝、起きるとキッチンにジョングクが立っていて目玉焼きを焼いていた

ジョングク

冷蔵庫勝手に開けてすみません

ジョングク

でもちゃんと美味しいので安心してくださいね笑

テヒョン

はぁ

慣れた手つきで料理をするジョングクを眺めながらため息をつく

あぁ、何だかこの人が養われる理由が分かった気がする

ジョングク

出来ました!

ジョングク

、、どうしました?

テヒョン

いや、

テヒョン

お腹空いちゃったなーって

ジョングク

じゃあ早く食べましょ!

ジョングク

どうですか?

テヒョン

おいしい

ジョングク

良かったです

テヒョン

ねぇ、お前は何でこんな生活してるの

ジョングク

うーん、

ジョングク

何ででしょうね?

テヒョン

分かんないの?

ジョングク

分かんないです

そう言って笑うジョングクは、どこか寂しげで少し心配になった

テヒョン

そっか

テヒョン

今日はどこに泊まるつもり?

ジョングク

んー、街に行って拾ってくれる人探そうかなって

ジョングク

見つからなかったらその辺で寝ます

テヒョン

ふーん、

テヒョン

気をつけなよ

ジョングク

何を?

テヒョン

え、だから、体目的の人いるかもしれないし。お前綺麗な顔してるから

ジョングク

そういう人ばっかりですよ。もう慣れました

ジョングク

それに、この見た目だから拾ってくれるんです。ヒョンだってそうでしょう?

テヒョン

いや、おれは別に、、

テヒョン

とにかく、気をつけて

ジョングク

、、、俺食べ終わったんで

ジョングク

着替えてすぐ出ていきますね

テヒョン

あ、、うん

ジョングク

お世話になりました

テヒョン

、、ねぇ

扉に手を掛けた彼を呼び止めた

テヒョン

もし、誰も拾ってくれなかったら

テヒョン

おれの所来ていいよ

おれがそう言うと彼はおかしそうに笑って言った

ジョングク

ありがとうございます

ジョングク

でも俺みたいな誰が見てもイケメンな男、ほっとく馬鹿はいませんよ笑

ジョングク

ヒョンとはもう会うことは無いと思いますけど、

ジョングク

ヒョンと出会えて良かったです

ジョングク

それじゃあ

笑顔で出ていった彼をただ見送った

テヒョン

ムカつく奴、、笑

テヒョン

あー疲れた、お腹空いた

バイトから帰ってきてすぐソファーに飛び込んだ

時刻は午後11時に差し掛かっている

テヒョン

拾ってもらえたのかな、

テヒョン

まぁ、あいつなら大丈夫か

シャワーを浴びようと立ち上がったその時、インターホンが鳴った

テヒョン

誰だろ、こんな時間に、

扉を開けると、そこには歪んだ笑顔の見覚えのある顔が

テヒョン

ジョングク、

ジョングク

ヒョン、、

ジョングク

俺を養ってくれませんか

この作品はいかがでしたか?

1,175

コメント

4

ユーザー

単刀直入に言うと、好きです(?)

ユーザー

うわあぁぁぁぁ!!!! 最高すぎるぅぅ!グクもいい感じのクズっぷり!((褒め言葉 続き楽しみにしてます💖

ユーザー

テテ受けですか!?•́ω•̀)?

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