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MIRA🍬

3話目です

MIRA🍬

チャット勢のみなさん、お久しぶりです。

MIRA🍬

これからも細々とやっていきますのでどうかご贔屓に。

MIRA🍬

本当は全部ノベルでかけるならノベルで書きたいですよ…

MIRA🍬

けど1、2話チャットで作っちゃったから

MIRA🍬

はぁ…。

MIRA🍬

ノベルの5倍くらい神経削って書いてるから5倍応援してくれって言いたい。

MIRA🍬

そんな我儘おおっぴらに言えるわけないけど。

MIRA🍬

・・・言っちゃった。

MIRA🍬

てか寒い。

MIRA🍬

部屋が極寒、寒すぎ。

ぽつり、と。三途が口を零す。

三途

蘭と、竜胆…

その言葉を耳聡く拾ったのか、今まで散々駄々をこねていた幼な子二人が目を輝かせる。

ちっこいの1

俺、蘭!蘭もらう!!

ちっこいの2

にいたんずるいー!

ちっこいの2

いっつもいいとこ取り!俺も蘭がいい!

また三途の両脇でバタバタと二人が暴れて始める。

九井

あー。

九井

三途、お前そんなの二匹も両脇に抱えてて疲れないのか?

ちびっこ二人

「「匹っていうな!!」」

ぎゃん!

と、ちびっこ揃って声をあげる。

九井

おー、こわ。

三途

おいおい暴れるな…

三途

あ゛ー。

三途

確かにそろそろ疲れてきたわ。

三途

おい。チビども、おろすぞ。

ちっこいの1

オッケー

ちっこいの2

いや!

二人からそれぞれに声が上がる。

どちらからか嫌だという声も聞こえた気がしたが気にすることなく三途は手を離す。

三途

おい九井、どっちが蘭って名前似合うと思う?

三途がそろそろと扉へ向かう九井の背中に向かって声を投げる。

その言葉を聞いて数秒止まった九井だったがまたそろそろと執務室の扉に向かって歩き始めた。

どうやら幻聴だと思うことにしたらしい。

三途

九井ーーー!

三途

このチビたちのどっちにーーーーー!

三途

蘭って名前がーーーーー!

三途

似合うと思うーーーーーー!!

三途と九井の物理的ディスタンス、僅か2m。

九井の望む二人の間のディスタンス、およそ10km。

三途

なぁ!!

三途

九井!!

三途

このチ

九井

ああもうなんだよ⁉︎⁉︎

キレながら振り返った九井の顔は、心の底から面倒だとみるものに訴えかける力を持つ般若の形相だった。

三途

このチビたちの名前どうするかって話。

九井

どうでもいいわ

九井

あぁそうだ、

九井

心底どうでもいい。

三途

そんなこと言うなって、

三途

ちょっと知恵を貸してくれよ

三途

梵天のブレイン九井さん。

茶化すように三途が笑う。

三途の言葉に九井は閉口してしまったようだった。

九井

蒸し返さないでくれ…

三途

でもあれは半ば自業自と

九井

思い出したくないんだ!

そう叫ぶ九井の腹筋は未だかつてないほどそのチャイナ服の下で割れているだろう。

忘れたくても忘れることのできぬ、あまりにも濃すぎた一か月。

九井の全身がそれを物語っていた。

ここで何があったかは番外編か別世界線のストーリーとして書こうかと考えています。みたい方がいればコメント欄にて教えてください。 5人以上いれば書くので。 えぇ、みなさんお察しの通りなんとなく組み込んだけど書きたくないですよ。 めんどくさいもん。

三途

わーったよ。

三途

けど俺だけじゃいい案出ないし…

九井

どんぐりみたいな方に竜胆ってつけてやれよ。

九井

竜胆ってのは…

九井

って、えぇ⁈

三途

お、おいどうした竜胆⁈

九井が名付けの由来を口にしようと竜胆本人に目を移すと

当の本人である竜胆は目をうりゅうりゅとさせ、

自身の服の裾をぎゅっと掴んで俯き何かに耐えるように立っていた。

ちっこいの1

竜胆…?

三途もちっこい中ではちょっとおっきい方も、もう既にちゃっかりちっこいの小を竜胆と呼んでいる。

ちっこいの2

やだって…俺、やって…

三途とちっこいの大が話しかけても竜胆は大きな瞳をうりゅうりゅさせ続けている。

ちっこいの2

はるーー

そう言うなり竜胆はぺちょっと三途の長い足に抱きついた。

三途

お、おう。

三途

どうした竜胆。

九井

あー、

九井

落とされたのが嫌だったんじゃね?

三途

落とすって…人聞き悪いな。

三途

ん。

竜胆をゆっくりと足から引き剥がし、三途がソファーへと移動する。

三途

ほら竜胆、ここ座っていいぜ。

ちっこいの2

大きく足を開いて偉そうにソファーに腰掛ける三途が自身の足の間をポンポンと叩く。

竜胆がてててて…と走ってしてぴょこん、と三途の太腿の間に収まった。

三途

よーし竜胆、いい子だな。

ちっこいの2

ちょ、くすぐったいよ…

後ろから三途にわしゃわしゃされて竜胆は口を尖らせながらも嬉しそうだ。

ちっこいの1

竜胆ずるーい!

ちっこいの1

けど、これでもう俺の名前蘭ね。

三途

あぁ。

三途

そういやお前ら俺の家に泊まるんだろ?

ちっこいの1

うん!

竜胆は未だ三途の見掛けによらず逞しい太ももの間で座っている。

どうやらもうおねむの時間のようで、コックリコックス首が傾いでいる。

三途

っとーーー。

三途

おい、

三途

竜胆、

三途

前にぶっ倒れるなよ。

なんだかんだ面倒見の良い三途である、

シートベルトとでもいうように後ろからそっと竜胆を抱きしめた。

三途

あぁ、話しがずれちまったな。

三途

蘭、これからよろしくな。

ちっこいの1

え⁈

ちっこいの1

本当にいいの⁉︎

三途

おう、どんとこい!

三途が胸を張ると、蘭が天使のような顔でふふふ、と可愛いらしく笑った。

ちっこいの1

宜しく、俺らの春。

蘭の後半の言葉は、小さすぎて空気に溶けて消えてしまった。

これが、全ての始まりとなる夜であった…

♡は作者のモチベーションへ直結しています!

少しでも面白い、続きを見たいと思ってくださった方は是非、♡を押していってください!

コメントはをもらうと作者は滅茶苦茶喜びますので、是非コメントを残していって頂けたらとっても嬉しいです!

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