MIRA🍬
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ぽつり、と。三途が口を零す。
三途
その言葉を耳聡く拾ったのか、今まで散々駄々をこねていた幼な子二人が目を輝かせる。
ちっこいの1
ちっこいの2
ちっこいの2
また三途の両脇でバタバタと二人が暴れて始める。
九井
九井
ちびっこ二人
ぎゃん!
と、ちびっこ揃って声をあげる。
九井
三途
三途
三途
三途
ちっこいの1
ちっこいの2
二人からそれぞれに声が上がる。
どちらからか嫌だという声も聞こえた気がしたが気にすることなく三途は手を離す。
三途
三途がそろそろと扉へ向かう九井の背中に向かって声を投げる。
その言葉を聞いて数秒止まった九井だったがまたそろそろと執務室の扉に向かって歩き始めた。
どうやら幻聴だと思うことにしたらしい。
三途
三途
三途
三途
三途と九井の物理的ディスタンス、僅か2m。
九井の望む二人の間のディスタンス、およそ10km。
三途
三途
三途
九井
キレながら振り返った九井の顔は、心の底から面倒だとみるものに訴えかける力を持つ般若の形相だった。
三途
九井
九井
九井
三途
三途
三途
茶化すように三途が笑う。
三途の言葉に九井は閉口してしまったようだった。
九井
三途
九井
そう叫ぶ九井の腹筋は未だかつてないほどそのチャイナ服の下で割れているだろう。
忘れたくても忘れることのできぬ、あまりにも濃すぎた一か月。
九井の全身がそれを物語っていた。
ここで何があったかは番外編か別世界線のストーリーとして書こうかと考えています。みたい方がいればコメント欄にて教えてください。 5人以上いれば書くので。 えぇ、みなさんお察しの通りなんとなく組み込んだけど書きたくないですよ。 めんどくさいもん。
三途
三途
九井
九井
九井
三途
九井が名付けの由来を口にしようと竜胆本人に目を移すと
当の本人である竜胆は目をうりゅうりゅとさせ、
自身の服の裾をぎゅっと掴んで俯き何かに耐えるように立っていた。
ちっこいの1
三途もちっこい中ではちょっとおっきい方も、もう既にちゃっかりちっこいの小を竜胆と呼んでいる。
ちっこいの2
三途とちっこいの大が話しかけても竜胆は大きな瞳をうりゅうりゅさせ続けている。
ちっこいの2
そう言うなり竜胆はぺちょっと三途の長い足に抱きついた。
三途
三途
九井
九井
三途
三途
竜胆をゆっくりと足から引き剥がし、三途がソファーへと移動する。
三途
ちっこいの2
大きく足を開いて偉そうにソファーに腰掛ける三途が自身の足の間をポンポンと叩く。
竜胆がてててて…と走ってしてぴょこん、と三途の太腿の間に収まった。
三途
ちっこいの2
後ろから三途にわしゃわしゃされて竜胆は口を尖らせながらも嬉しそうだ。
ちっこいの1
ちっこいの1
三途
三途
ちっこいの1
竜胆は未だ三途の見掛けによらず逞しい太ももの間で座っている。
どうやらもうおねむの時間のようで、コックリコックス首が傾いでいる。
三途
三途
三途
三途
なんだかんだ面倒見の良い三途である、
シートベルトとでもいうように後ろからそっと竜胆を抱きしめた。
三途
三途
ちっこいの1
ちっこいの1
三途
三途が胸を張ると、蘭が天使のような顔でふふふ、と可愛いらしく笑った。
ちっこいの1
蘭の後半の言葉は、小さすぎて空気に溶けて消えてしまった。
これが、全ての始まりとなる夜であった…
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