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放課後
釉(ゆう)雨嶺(あまね)と悠珠(ゆず) 教室で話し込んでいると
突然臨時の担任である 梛先生から呼び出しがかかった しかも、二人も一緒だ
夏川梛先生
釉
モブ(その他)
悠珠
モブ(その他)
雨嶺
モブ(その他)
悠珠
雨嶺
釉
釉
悠珠
雨嶺
モブ(その他)
モブ(その他)
モブ(その他)
三人で連れ立って生徒指導室に入ると 梛先生は鋭い眼光で釉を睨みつけた
夏川梛先生
夏川梛先生
夏川梛先生
梛先生は声を 荒げて怒鳴ってきた
全く身に覚えの ないことに釉は戸惑う
素直に答えたが 梛先生は納得しない
釉
夏川梛先生
夏川梛先生
苛立ちを隠せない様子で 梛先生は核心を口にした
釉
釉は恐る恐る答えるが 梛先生は納得してない様子
夏川梛先生
その言葉に 釉 雨嶺 悠珠の三人は 思わず目を合わせた
夏川梛先生
(何を言っているんだ?)という困惑と
夏川梛先生
(まさか、そういうことか)という理解が その一瞬のアイコンタクトに 含まれていた
夏川梛先生
釉は梛先生が 怒鳴る理由を悟った
夏川梛先生
自分がいじめの被害者で あるにもかかわらず
夏川梛先生
「いじめをしている」とされていること
そしてその情報源が 日頃自分をいじめている
クラスメイトたちであること
釉
釉は妙に冷静に 自分の中で納得した
釉が雨嶺と悠珠 自分に近づく野が許せなかった
梛先生の差別的な 態度は確信犯だった釉は深く追及されて 家庭の事情など漏れるのを恐れ
胸の内に全てを納め 梛先生の言うことに合わせた
釉
夏川梛先生
深く頭を下げ 釉は二人に謝罪の言葉を述べた
釉
釉
謝罪が終わると 雨嶺と悠珠は心配そうな 表情を隠せず先に教室に戻っていった
雨嶺
悠珠
悠珠
雨嶺
悠珠
一方釉は
生徒指導室に一人残された釉 残っている生徒も少数だ
釉
そう思いながら 梛先生の話を聞いていると 急に身体に異変が起こった
微熱 めまい 吐き気 腹痛
釉
これは、釉の体質 アルファ ベータ オメガという 性別区分におけるオメガとしての 周期的な発情期(ヒート)の症状だった
釉の体から甘く人を引き寄せるような フェロモンが漏れ出し始めた
夏川梛先生
梛先生はオメガで ある釉のフェロモンに強く反応した
夏川梛先生
その瞳の色が変わり 梛先生は急に 釉の体を撫で始めた
釉
夏川梛先生
釉
悠珠
雨嶺
悠珠
雨嶺
悠珠
雨嶺
教室に戻るのが遅くなり 心配した雨嶺と悠珠が 生徒指導室の前まで戻ってきていた
釉
そこで彼らが見たのは椅子に座って 微熱でぐったりとし 今にも倒れそうな釉の姿だった
雨嶺
悠珠
雨嶺
釉
悠珠
雨嶺
二人は顔色を変えすぐに駆け寄ると 倒れそうになる釉を抱え 急いで保健室へと運んでくれた
雨嶺
保健室の先生
悠珠
保健室の先生
保健室の先生
雨嶺
悠珠
目を開けると消毒液の匂い そこは保健室だった
保健室の先生が 優しく声をかけてきた
保健室の先生
釉
保健室の先生
釉は即座にそれを断った 家庭内での暴力の経験から 学校に親を呼ぶことだけは 何としても避けたかった
釉
釉
保健室の先生
保健室の先生は 釉の顔色を見てそれ以上は 言及しなかったが 穏やかな表情で続けた
保健室の先生
釉
穏やかな顔でまた話を続ける
保健室の先生
保健室の先生
釉
保健室の先生
釉
保健室の先生
保健室の先生
釉
釉はそう答え 感謝の気持ちを覚えた 二人の温かい友情が 発情期という予期せぬ闇から 自分を救ってくれたのだ
夕方フラフラに なりながら家に帰る途中
釉
体力は限界に達し 人通りの少ない道で 釉はその場にうずくまってしまった
釉
彼の体からは未だに甘く 人を強く引き寄せる フェロモンが漏れ出ている
身体が思いし 上手く動かない早く抑制剤 飲まないとなんで忘れてたんだろう
そのフェロモンに反応した一人の男が 近づいてきた男は倒れている 釉の腕を持ち上げ裏路地に 連れて行こうとする
モブ(その他)
モブ(その他)
釉
モブ(その他)
モブ(その他)
釉
モブ(その他)
その時威圧的だが優しい 二つの声が響いた
柊星
迅
声の主は、柊星(しゅうせい)と 迅(じん)さんだった
柊星はにこやかだが瞳の奥に 強い威圧感を湛え男に話しかけた
柊星
男は柊星と迅さんの並々ならぬ気迫に 怖くなったのかすぐに釉の腕を離し その場から走り去った
モブ(その他)
釉
迅
釉
迅
柊星
柊星
釉
迅
釉
迅さんは近くに止めて おいた自分の車に釉を乗せ 家まで送ってくれた
迅
柊星
頭が重い身体が暑い吐きそう 薬は家かぁダメだ
迅
柊星
釉
柊星
迅
柊星
迅
柊星
柊星
釉
柊星
迅
玄関を開けると 晩御飯の準備をしていた 瑠(るい)が、走ってやってきた
留
フラフラになっている釉を見るなり 瑠は顔色を変えて心底心配してくれた
留
留
迅
柊星
留
柊星と迅さんは、瑠に事情を説明した
迅
留
そして瑠は二人に 対し深く頭を下げた
留
迅
柊星
迅
迅
柊星
瑠の申し出を二人は受け入れ 瑠はオメガの兄を持つ弟として すぐに状況を察し釉に寄り添った
留
迅
柊星
釉は瑠に支えてもらいながら 部屋に入りベッドに横になる
釉
留
釉
瑠が持たせてくれた抑制剤を飲んだ
薬が効き始めフェロモンが 落ち着くのを待って 釉は大人しく眠りについた
やっと落ち着いた
迅
柊星
留
下の階では瑠が柊星と迅さんに 今日の出来事について詳しい話を求めた
迅
留
柊星
留
迅
迅
迅
柊星
二人は、誤魔化すことなく今日の出来事と 釉が発情期にあったことを瑠に話したが 梛先生に何をされたのか
そして釉に何があったのかに ついては二人も分からずにいた
留
迅