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私は、相棒のセラフのことが好きなのかもしれない
この気持ちに気づいたのは、つい最近のこと
漫画では、主人公がその気持ちに気づかないのに『早く気付けっ!』
なんて思ってだけど実際に自分がなってみると気づかないものだ
ふわふわと揺れる綿飴みたいな柔らかい髪も、柘榴石のように綺麗な瞳も
彼の全てが好き
彼と付き合いたい…、とか… 自分のことすべてを知って欲しいとか
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それなら下手なことを言わずに、ずっとこの関係が続いていればいい
ガチャッ
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そう言い私は微笑する
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何かを悟るかのように彼が口を開いた
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ちゃんと答えてって…言えるわけ無いでしょう……
言ったら、
言ってしまえば
私達の今の関係は…
崩れ落ちてしまう
たとえ私が気持ちを伝え
あなたのことが、ずっと好きでした… 私と付き合ってください
なんて…
そんなこと
言ってしまえば、貴方はきっと困ったように笑うからさ
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彼はただまっすぐ私を見つめていた
柘榴石のように輝く深い赤色が、
ただ、その目に見られることが
今は、とても苦しかった
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彼から見れば
バレバレの嘘だろう
この言葉を見据えたように彼は続ける
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いつもの優しい声とは違う
問い正すようなそんな声
あぁ、駄目
その言葉に私が
逆らえるはずがない……
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きっと今私の顔は真っ赤なのだろう
顔に熱が徐々に籠もっていくのが節々分かる
言ってしまったからにはもう戻れない
後悔したってもう遅い
部屋に蒸し換えるような静けさが漂う
いつもは、少し落ち着きさえもするこの静けさが
今はただ苦しいだけだった
恐る恐る私はゆっくりと彼の方を見る
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彼の顔も若干赤かった
でも…
やっぱり私の予想通りだ
眉を下げ、目を細めて
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困ったように笑っていた
あ〜あ〜…
やっぱり言わなきゃよかったのかもな
こんな気持ち、ずっと気づかなければよかった
見つけなければ良かった
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そう彼は震えた声で謝る
謝らないでよ…
いつもとは、変わらない素振りで 『冗談でしょ』なんて言ってくれよたら
私も笑って返せるのに
お願いだから
そんな目で私を見ないで……
あれから暫く経った
表では、いつもどうり上手くやれてるはずだ
けれど…
彼と話すたび、
彼を見るたび
彼を思うたびに
この気持ちが、
箱いっぱいに入れられた水のように溢れ出てしまう
彼は私に好きだと言われて
あんな顔をしていたのに
それでも
そうだとしても、
私は彼のことが好きで、好きで
体はもう諦めているはずなのに
この私の気持ちだけが、
私のことを私の彼に好きになって欲しい
彼と一緒に居たい
そう願ってしまっている自分が何処かにいる
考えれば考えるほど頭の中はどんどんグルグルしてきて
どんどんわからなくなっていく
誰かのことをこんなに悩むなんて…
今まで無かった
あるはずが無かった
いや、…もういい
もういいんだ、
終わったんだから
私の告白はあの時に終わった
だからもういいんだ…
そう思った私は一人ベットに潜り
彼の事以外を必死に考えながら瞼を閉じた
今日は、1人で書類を揃えていた
新しい任務が入っていた
内容的に戦闘になる確率が高いものだった
基本的に私達は
セラ夫、奏斗が戦闘員で雲雀と私が情報などの収集をしていた
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あの日以來彼も私も無理して前と同じように接していた
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心臓が飛び出してしまうかと思った
なんです、その言葉、
ずるくないですか……
心配が嬉しい
期待してしまうから…
思ってしまうから
願ってしまうから
多分、私は…
きっと、あの時気持ちを言わなくとも
ずっと相方のままで居るなんて無理だった
私は、彼のことが好き
好きだ
他の誰でもない、彼を…
セラフのことが好きなんだ
ある日の昼下がり
俺は告白された
それは、あまりにも突然にあった
どう返せばわからなかった俺は、ただ一言
『ごめん』
口から出た言葉はそれだけだけ
なんでそう答えたのは今でもわからない
でもきっと俺は
心の底で彼と俺の関係はずっと変わらないものだと思ってたんだろう…
彼がどれだけ俺のことをすき…そう言ったとしても
俺は、彼のことを親友だと見ているのか
相棒だと見ているのか
はたまた
恋愛対象として見ているのか
自分でも、自分の気持ちが分からない
大切な人と言う曖昧な表現だけが
俺のこころにはあった
任務実行までもう残り1日なのに
このままじゃ、不安だ…
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失敗した
敵の数が多すぎた
俺は彼を庇い腹部を刺された
彼は頭を強く打ち体のところどころに血を流している
お互いに疲弊してるのだろう
ここまで逃げるのでさえやっとだった
逃げた先は廃墟だ
だが、ここに敵が来るのも時間の問題だろう
俺はゆっくりと腹部刺さっている刃物を抜いた
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カランと音を立てて、力なく刃物は抜ける
俺は急いで止血をした
幸い内臓には刺さっていなかったもの痛いものは痛い
まだ小さいが複数人の足音と 声が聞こえる
この事は彼も気づいているだろう
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なんでこんなにムキになるのかはわからない
それでも、俺のせいで彼が傷つくのが嫌だった
この気持ちは彼も同じだろう
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自分でも口から出た言葉が信じられない
なんでこんな時にこんな大切なことに気づくんだろう
そうか、…そうだったんだ、
いや、きっと最初からそうだった
この気持ちに気づかないようにしてただけなのかも
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彼が言ったのはその一言だけだった
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そう言い放ち、彼の額に唇を落とす
足音は部屋の、すぐ近くまで来ていた
止血したけれどそれまで血を流し過ぎたせいか
視界がふらつく
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何処か聞き覚えのある声だった
だが、今の俺にはその声を判別する余裕がない
ゆっくりとしずかに扉が開い
俺は臨戦態勢になる
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安心したのか俺の足からは力が抜ける
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俺は意識はそこで途絶えた
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目を覚ますとそこは病院だった
花瓶には花が入っていた
ふと、目を遣ると椅子に座ったままねている雲雀が居た
俺が少し悲しい体を動かすとすぐに彼はおきた
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あたりを見回すがそこには彼の姿がない
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屋上に行くと案の定彼らしき人が一人だけ居た
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その言葉と同時に彼が振り返る
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彼も大分怪我をしており頭には包帯を巻いている
二人の間には沈黙だけがそこには残る
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ただ彼は俯いたまま応えようとはしなかった
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顔を上げた、彼の目には涙が光っていた
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コメント
3件
内容がすごく濃くてとても良かったです。多分ですが、見てきた中で一番良かったと私の中では思っています。全部最高に良かったんですけどね‼️私も四季凪さん推しです。良ければ仲良くしてください。
こんなの…こんなのありがとうでしかないんだよ…ありがとうございます…最高なんですよ…カラオケ良いな…