美里
ただいま~
ひなた
お帰り美里ちゃん!待ってたよお
ひなた
お風呂先に入る?ご飯食べる?
仕事から帰ると、 彼氏のひなたが笑顔で出迎えてくれた
今日は仕事の帰りがいつもより遅いから待たなくてもいいと言っていたのだが、ひなたは何時間も私を待っていてくれていたようだ。
美里
ご飯まで作って待っててくれたの?
部屋には美味しそうな匂いが漂う
美里
ほんと毎日助かるよ~嬉しい
ひなた
美里ちゃんの笑顔が見れて僕も嬉しい
美里
でも、無理しないでいいんだよ?ひなたの気持ちだけでもほんと嬉しいから
ひなたは毎日、頼んでいる訳でもないのに私が仕事で留守の間、部屋の掃除から料理までなんでもしてくれる
彼はフリーターだがアルバイトを日中と深夜帯の間、幾つか掛け持ちし頑張って働いているのできっと彼も疲れているはずなのに・・・ そんな様子は一切見せず、いつも笑顔で私を出迎えてくれるのだ
どんなに仕事が遅くなろうとも必ず私の事を待っていてくれる
美里
けどひなた・・・最近少しやつれてない?
美里
(気のせいかな・・・)
ひなた
そんな事ないよ!僕が勝手にやってる事だから美里ちゃんは気にしないで
美里
ひなたはほんと良いお嫁さんになれるね
ひなた
じゃあ、美里ちゃん僕の事貰ってくれる?
美里
ひなたなら大歓迎だよ
ひなた
それ約束ね♪
ひなた
(美里ちゃんの喜ぶ顔を見れるだけで僕は幸せ)
ある日
ひなた
美里ちゃん美里ちゃん!こっちきてー!
ひなたが無邪気な笑顔で私を手招きする
美里
どうしたの?
私はそっとひなたの隣に座った
ひなた
目つむって手出して?
美里
ん?うん?なになに
ひなたに言われた通り目を瞑り手を差し出す すると左手の薬指にいつもと違う違和感
ひなた
これね、僕の気持ち
美里
・・・え?これって
目を開けると、私の指には豪華なダイヤ付きのリングがはめられていた。
ひなた
婚約指輪だよ?美里ちゃんの為にバイト沢山頑張ったの
やつれるまで頑張って働いていた理由がこの為だったのだと思うと、健気すぎるひなたに思わず涙が溢れた
美里
ひなた・・・ありがとう
ひなた
僕、これからもっと頑張って美里ちゃんの事養えるようになるから・・・その時になったら結婚しよ?
私は「もちろんだよ」とギュッとひなたを抱きしめた 満足気なひなたに思わず笑顔にさせられる
ひなた
僕も美里ちゃんだーいすき
ひなた
一生一緒にいようね
君の居ない世界なんて いらない
君だけが僕の 存在意義







