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めっちゃ泣けました…!ストーリー書くの上手ですね!尊敬しますっ(ゝω∂)あと、コニカルコンクール奨励賞おめでとうございます!この神作品なら表彰されるのめっちゃ納得です🥰 あぁ…まだ涙が止まらんです(´;ω;`)超泣ける
※こちらは、コニカルビーカー様の "コニカルコンクール"に 応募させていただく作品です。
アミノ酸
乳酸
アミノ酸
アミノ酸
乳酸
アミノ酸
アミノ酸
アミノ酸
乳酸
アミノ酸
アミノ酸
※スクショや無断転載、自作発言禁止
アミノ酸
乳酸
アミノ酸
アミノ酸
アミノ酸
乳酸
アミノ酸
乳酸
・サムネや小説の内容の パクリはおやめ下さい。 ・通報しないでくれると助かる… ・ないふりう しか出てきません (ないふがほとんど…) ・地雷さんUターン ・ご本人様には全く関係ありません。 ・nmmn作品 ・地雷さんUターンお願いします
アミノ酸
すごく久しぶりに 祖母の家に来た気がする。
ないこくん
祖母の家は古い和風の日本式。
畳の匂いは俺を初心に帰らせる。
障子の隙間から風が俺を撫でて。
ないこくん
ないこくん
???
ないこくん
ないこくん
幻聴だと思う。
いや、幻聴であれ!!
???
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
体が青ざめていく。
???
ないこくん
慌てて耳を塞いだ。
部屋を出ようとした瞬間。
グイッ
手首を強く掴まれた感覚。 後ろから引っ張られ後ろによろける。
ないこくん
この状況下でお化けの顔を 見ることは俺には難しかった。
だが幽霊の手がのびてくるのは感じる。
ないこくん
そう大声で叫ぶと幽霊の手が止まる。
???
ないこくん
???
自分より背は高いが 自分と同じくらいの年齢であろう。
ないこくん
ないこくん
ないこくん
???
ないこくん
???
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
そいつは軽々と部屋の隅に移動して 押し入れの隣にある謎の扉を開く。
不思議な事に 物に触ることはできるらしい。
いふくん
そこには仏壇があった。
苗字の方は掠れて見えないが 名前には"いふまろ"と刻まれている。
いふくん
明るい笑顔。 普通"悲しそう"とは思えない表情。
ないこくん
息を飲む事しか出来なかった。
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ふわふわと目の前に浮かぶまろ。
ないこくん
いふくん
ふいに顔を近づけられる。
ないこくん
いふくん
まろがご機嫌そうに歌を歌う。
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
部屋に響く子供らしいリズムの歌。
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
まろが縁側に腰掛ける。
いふくん
ないこくん
いふくん
まろは人差し指を唇に当てて言う。
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
彼が透けた手を顔の周りで広げた。
そしてにこりと口角をあげる。
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
するとまろがまろ自身に 話しかけるように呟く。
いふくん
ないこくん
いふくん
そういった彼の横顔は優しくて切ない、 カキツバタの花みたいな顔つきだった。
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
あまり深く聞かれないくらいが ありがたい。
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
慣れた手つきで スマホの写真アプリを開く。
ないこくん
赤髪の美青年。 昔から性格も良くてかわいい、 俺の誇りであり憧れでもある友達。
いふくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
まろが少し間を開けてから言う。
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
無駄に意識してしまう。
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
サラッ
まろが俺の髪に触れる。
いふくん
ないこくん
翌日
おばぁちゃん
ないこくん
おばぁちゃん
ないこくん
カララ…
ピシャン
ないこくん
ないこくん
ないこくん
辺りを見回しても 背の高い彼は見つからない。
???
ないこくん
目の先には天井から 上半身を覗かせるまろ。
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
サラッ
まろが器用に指を動かす。
いふくん
パチッ
いふくん
ないこくん
自分と同じくらいの背丈の和鏡に近づく。
規則正しく丁寧に編まれた三つ編みを お花の髪飾りが留めている。
ないこくん
ないこくん
ないこくん
青と赤の綺麗なお花の髪飾り。 俺の桃色の浴衣に合う淡い色合いだった。
いふくん
頭を撫でられる。
ないこくん
いふくん
ないこくん
カララッ
ないこくん
おばぁちゃん
祖母が買ったばかりで 使い慣れていないスマートフォンを 耳に当てて怒鳴っている。
おばぁちゃん
おばぁちゃん
おばぁちゃん
ツーツーツー
おばぁちゃん
ないこくん
おばぁちゃん
ないこくん
おばぁちゃん
ないこくん
おばぁちゃん
ないこくん
ないこくん
おばぁちゃん
おばぁちゃん
ないこくん
おばぁちゃん
ないこくん
おばぁちゃん
おばぁちゃん
おばぁちゃん
蘇る記憶と遡る恐怖。
ないこくん
諦めるしかなかった。
おばぁちゃん
ないこくん
カララ…
ピシャン
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
初めてまろに弱音を吐いた。
ないこくん
ないこくん
いつものあの光景を思い出すと どうしても涙が止まらなくなってしまう。
痛くて、苦しくて、悲しい。 そんな思い出。
ないこくん
いふくん
まろが俺の頬に伝った涙を そっと拭ってくれる。
ないこくん
いふくん
ないこくん
まろは何も悪くない。
むしろ俺のためを思ってくれていた。
いふくん
ないこくん
まろのその少し心配そうな笑顔に 胸が痛くなる。
まろを心配させちゃいけない。 笑え、自分。
ないこくん
顔が引きつってしまったのが 自分でもわかった。
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
ギュッ
まろがそっと俺を包み込んでくれた。
キツく結ばれていた紐が 解けるような感覚。
まろは幽霊なはずなのに、 暖かくて、どこか優しい匂いがした。
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
なにかをぶつけるみたいに 大きなため息を吐く。
畳に寝転ぶ。
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
シュル、、、、
寝たまんまゆっくりと紐を解いていく。
ゆっくりと、ゆっくりと。
ただ部屋に1人、静かに。
時計の規則正しい音だけが耳に響く。
紐を全て解き終わった頃、 ふと手がとまった。
ないこくん
脳内に俺をずっと待ってくれてる 彼の図が思い浮かぶ。
ないこくん
楽しみにしてくれていたであろう彼に なんとも言えない気分になる。
ないこくん
スマホは部屋の隅に充電してある。
わざわざ起き上がるのも苦痛だった。
ないこくん
取るのを諦めてまた上を見る。
天井のあかりが眩しい。
今の自分にはそのあかりが 憎くも疎ましくも思えた。
ないこくん
まだ答えは分からない。
カラカラカラ…
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
まろがにやにやと怪しげな笑顔を見せる。
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
寝っ転がったまんま必死に 手を伸ばして受け取った。
ないこくん
いふくん
ないこくん
そういって3つのヨーヨーを 床に優しく置く。
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
優しく背中を叩く。
りうらくん
笑顔で振り向いた美青年。 いや、美少年か…?
いふくん
りうらくん
表情豊かな子。 わかりやすいな、この子は。
いふくん
いふくん
りうらくん
いふくん
りうらくん
いふくん
りうらくん
そういって目の前の彼は 深くお辞儀をする。
いふくん
りうらくん
いふくん
りうらくん
いふくん
いふくん
いふくん
りうらくん
少年の手には赤いヨーヨーがあった。
キュキュッ
りうらくん
りうらくん
りうらくん
いふくん
りうらくん
全然大丈夫じゃない顔してるくせに。
いふくん
りうらくん
いふくん
りうらくん
取ってつけたような笑顔。
いふくん
りうらくん
いふくん
いふくん
りうらくん
いふくん
りうらくん
いふくん
りうらくん
いふくん
ないこくん
赤いヨーヨーをひっくり返してみると そこにはメッセージが残してあった。
ないくんへ お大事に!! また今度遊ぼーね!! りうら🐤
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
いつもより少し重く感じる体を 今自分の出せる精一杯の力で起こす。
脱ごうとしていた浴衣を少し雑に直して 縁側に座るまろの傍に行く。
お祭り会場より少し離れたこの家からでも 太鼓の音や人のざわめきは 遠目気に聞こえる。
いふくん
ないこくん
ヒューーーッ
バァンッ
ないこくん
よりどりみどりの花火が 次々と打ち上がる。
花のように咲き誇って すぐに散ってしまう花火。
ないこくん
ズン…
まろの肩に頭をのせる。
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
俺がそういうとまろの目付きが変わった。
なにかを怖がるような目。
例えれば、自分の前に突如幽霊が 出てきた時みたいな。
過去の自分を見るみたいな。
そういう、必死な目をしてた。
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
スラスラと出てくる単語。
まろは流れるように言葉を吐き捨てる。
でもその言葉たちは俺を 傷つけている気がした。
それが無性に嫌で、怖くて。 ついに俺からも口が出た。
バンッ
縁側の床板を強く叩く。
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
言葉が詰まる。
少しの間沈黙が続く。
俺とまろの耳には 騒々しい花火の音しか聞こえない。
するとまろが明後日の方を 見るような目で口を開いた。
いふくん
いふくん
いふくん
酷く、悲しげな横顔。
ないこくん
ないこくん
ないこくん
あの時のカキツバタみたいな表情。
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
俺が耳が良くなかったら 聞こえなかったかもしれない。
彼はいつまでにも 聞いた事のない か細い声で言った。
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
俺の数少ない言葉数から 慎重に言葉を選んで話した。
自分でも声が震えているのがわかる。
いふくん
いふくん
いふくん
まろの優しさに俺の口からボロが出た。
もう全て言ってしまいたかった。
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
強欲で、欲張りなのはわかってる。 でも…考えてしまうから。
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
まろの甘くて優しい匂い。
俺は言葉が欲しかった。
今は言葉が俺を 元気づけてくれる気がした。
ないこくん
いふくん
まろが少し悩んでいる。
いふくん
そして突如ひらめいた顔をして、 大きく口を開けた。
いふくん
ないこくん
いふくん
聞き覚えのある子供らしいメロディ。
暖かいまろの歌声が 俺の中の何かを壊した。
ないこくん
涙が止まらなかった。
溢れんばかりに流れる涙。
俺、今、なんで泣いてんだよ。
ないこくん
ないこくん
もう何もかも忘れて泣きじゃくった。
まるで子守唄であやされる 赤ちゃんみたいに。
いふくん
いふくん
静かなその声に少しだけ涙が収まった。
ないこくん
まろが俺の方を見る。
いふくん
そういって100点満点の笑顔を見せる彼。
あの時の苦笑いとは違う、 正真正銘の笑顔。
つられて俺も笑顔になる。
ないこくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
するとまろは俺の輪郭を なぞるように俺の頭を撫でながら聞く。
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
いふくん
いふくん
ないこくん
ないこくん
ないこくん
いふくん
いふくん
ニコッ
トトトッ…
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
サラッ
まろが器用に指を動かす。
ないこくん
いふくん
自分と同じくらいの背丈の和鏡に近づく。
ないこくん
見覚えのあるお花の髪飾り。
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
ないこくん
いふくん
いふくん
いふくん
まろが愉快そうに笑う。
ないこくん
いふくん
いふくん
ないこくん
いふくん
相変わらず彼はふわふわと浮いて 気楽そうに毎日を過ごしてる。
ないこくん
いふくん
ないこくん
ガチャッ
今日はいつもより足取りが軽い。
集合時刻5分前。
ないこくん
ないこくん
懐かしいメロディーを口ずさむ。
ないこくん
ないこくん
ないこくん
りうらくん
背後から声が聞こえた。
ないこくん
りうらくん
悪戯っぽい笑みを浮かべるりうら。
ないこくん
りうらくん
ないこくん
りうらくん
ないこくん
りうらくん
ないこくん
りうらくん
何故かいつもよりご機嫌に見える。
りうらくん
ないこくん
ないこくん
ふと思いついた。
ないこくん
アミノ酸
乳酸
アミノ酸
乳酸
アミノ酸
アミノ酸
乳酸
アミノ酸
アミノ酸
乳酸