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※こちらは、コニカルビーカー様の "コニカルコンクール"に 応募させていただく作品です。

アミノ酸

どーも!!

乳酸

どもーっ

アミノ酸

今回は…恋愛要素…ちょっとしかないれふ

アミノ酸

あ、でもめっっっちゃ一瞬R18の単語が出てくるから注意ですね

乳酸

ホラー系っ?感動系っ?

アミノ酸

感動系になってるはずっ…

アミノ酸

ちょっと長めだから気をつけてくれ…

アミノ酸

ん?長め…か?

乳酸

650近くあるよねっ?

アミノ酸

そんくらいだと思われる

アミノ酸

あ、あとサムネはこちらです

※スクショや無断転載、自作発言禁止

アミノ酸

ていうかこれはコニカルコンクールの応募作品なんだけどさ…

乳酸

アミノ酸

ビーカーコンテストでも出たかったっ…

アミノ酸

そんときまだ見る専だったから…

アミノ酸

いむしょおおおおおおお!!!!!

乳酸

はやく始めよ、、、

アミノ酸

すんません…

乳酸

お願いと注意!

・サムネや小説の内容の パクリはおやめ下さい。 ・通報しないでくれると助かる… ・ないふりう しか出てきません (ないふがほとんど…) ・地雷さんUターン ・ご本人様には全く関係ありません。 ・nmmn作品 ・地雷さんUターンお願いします

アミノ酸

ではどーぞ!!

すごく久しぶりに 祖母の家に来た気がする。

ないこくん

10年…いや15年前…?

祖母の家は古い和風の日本式。

畳の匂いは俺を初心に帰らせる。

障子の隙間から風が俺を撫でて。

ないこくん

落ち着くなぁ…

ないこくん

、、、

???

お前は、、、誰だ、、、

ないこくん

!?

ないこくん

なんか…聞こえる…?

幻聴だと思う。

いや、幻聴であれ!!

???

出ていけ、、、

ないこくん

お化け、、、?

ないこくん

いやいやお化けなんている訳、、、

ないこくん

(ん?でもありえるか、、、?
こんな古そうな家だぞ、、、?)

ないこくん

嘘、、、でしょ、、?

体が青ざめていく。

???

お前を呪う、、、

ないこくん

きゃあああっ!!!

慌てて耳を塞いだ。

部屋を出ようとした瞬間。

グイッ

手首を強く掴まれた感覚。 後ろから引っ張られ後ろによろける。

ないこくん

うっわっ!!

この状況下でお化けの顔を 見ることは俺には難しかった。

だが幽霊の手がのびてくるのは感じる。

ないこくん

むりむりむりむり!!

そう大声で叫ぶと幽霊の手が止まる。

???

ちょ、驚きすぎ!!ww

ないこくん

ふぇ、、、?

???

どーも、初めまして、、、かな?

自分より背は高いが 自分と同じくらいの年齢であろう。

ないこくん

あ、いや、、、うん、、、

ないこくん

ってだれだれだれっ!?

ないこくん

怖いんだけど!!

???

あっははっww
そーんな驚く?www

ないこくん

だ、だれ?

???

俺はいふまろ。
正真正銘の幽霊だよ。

ないこくん

幽霊、、、?

いふくん

うん。幽霊。

ないこくん

な、何言ってんの、、、?

いふくん

ほんとの事だよ?

ないこくん

んなわけないじゃん、、、

いふくん

最初はみーんなそう言うんだよねー

ないこくん

、、、?

いふくん

俺はね、

そいつは軽々と部屋の隅に移動して 押し入れの隣にある謎の扉を開く。

不思議な事に 物に触ることはできるらしい。

いふくん

ここにいる人だよ。

そこには仏壇があった。

苗字の方は掠れて見えないが 名前には"いふまろ"と刻まれている。

いふくん

5年前、死んだんだ。

明るい笑顔。 普通"悲しそう"とは思えない表情。

ないこくん

っ、、、

息を飲む事しか出来なかった。

いふくん

ちょっと信じた?

ないこくん

、、、うん。

いふくん

ニコッ

いふくん

君、名前は?

ないこくん

、、、名前なんて聞いてどうすんのさ

いふくん

別にどうするとかは無いけどさ、名前くらい教えてよ。

ないこくん

、、、ないこ。
ここの家の主の孫。

いふくん

へぇ、お孫さんか。

ないこくん

もしかして、、、俺の先祖だったりする?

いふくん

んな訳ないやんっww
周りの家族もみーんな死んじゃってて、お家シェアして貰ってた人に引き取られたんだよねー

いふくん

昔ここに住んでたんだよー?

いふくん

ほんとに物好きな領主だよねー。

いふくん

、、、ないこって呼んでい?

ないこくん

なんでもいい、けど、、、
なんて呼べばいい、、、?

いふくん

んー

いふくん

まろ、がいいかなぁ、、、

ないこくん

まろ?
いふ、じゃないの?

いふくん

そっちのが響きかわええやろ!!

ないこくん

ふーん。

いふくん

それに、生きてる時の愛称が"まろ"だったから。

ないこくん

、、、

ないこくん

ところで、だらだらしづらいから出てってくれない、、、?

いふくん

えー!?ないこたんのけちっ!!
てゆーかそもそもここ元々俺の部屋やし!!

ないこくん

いや、、、それはそうかもだけど、、、

いふくん

、、、ないこ、暇?

ないこくん

え、あー、、、暇と言えば暇だね

いふくん

じゃあまろと話そっ?

ないこくん

えぇ、、、幽霊と話すなんてちょっとやなんだけど、、、

いふくん

ま、そう言わずにさ?

ないこくん

、、、暇だしいいか、、、

いふくん

そういえばないこたん、
聞きたいこととかないの?

ふわふわと目の前に浮かぶまろ。

ないこくん

えー、、、別にないけど、、、

いふくん

ないの!?
あの幽霊に会えたんよ!?

ふいに顔を近づけられる。

ないこくん

いや別に名誉でもないだろ、、、w

いふくん

えー?
なんでもいいんよー?

まろがご機嫌そうに歌を歌う。

いふくん

♪僕のーっしあわーっせはー
しあわせだーってー思えることー

ないこくん

何その歌。

いふくん

えー?
小学校の頃に習った歌。
5年の合掌コンで歌ったんだよねー

いふくん

♪僕らのーっしあわーっせはー
隣にーだれかっがー居てくれることー

部屋に響く子供らしいリズムの歌。

ないこくん

、、、

ないこくん

じゃあさ、まろはさ、
幸せってなんだと思う?

いふくん

へぇ。

いふくん

幸せ、ねぇ、、、

まろが縁側に腰掛ける。

いふくん

幸せなんて感じた事あんのかなぁ、、、

ないこくん

、、、

いふくん

ないこには特別に教えてあげる。

まろは人差し指を唇に当てて言う。

いふくん

俺さぁ、父さんと母さんが事故で死んだ時、ほんとに病んでて。リスカとかもしてた。

いふくん

生きてた中で幸せなことなんてなかった。

ないこくん

ない、、、の?

いふくん

ん?うん。
毎日死にたい死にたいって思ってた。
ま、今となっては死んでるんだけどね☆

彼が透けた手を顔の周りで広げた。

そしてにこりと口角をあげる。

ないこくん

(会って数十分の俺でも作り笑いだってことくらい、わかるよ。)

ないこくん

、、、

いふくん

とにかく、生きてるうちは色々した方がいいよって話。

いふくん

、、、

するとまろがまろ自身に 話しかけるように呟く。

いふくん

幸せでいられるか否かは、自分の心の持ちよう次第。

ないこくん

え?

いふくん

エイブラハム・リンカーンの言葉。

そういった彼の横顔は優しくて切ない、 カキツバタの花みたいな顔つきだった。

ないこくん

、、、なんか、ありがとね。

いふくん

いーのいーの!!
ほら、もっと楽しい話しよっ?

ないこくん

楽しい話、、、

いふくん

ないこって明日のお祭りには行くの?

ないこくん

!!

ないこくん

行く!!

ないこくん

そのためにここに来たって言えるくらい行きたかったの!!

いふくん

急にテンション上がるじゃんww

ないこくん

俺ね、お祭りなんて行った事なかったし、行けなかったんだ。

ないこくん

でね、さっきね、昔の友達とね、一緒に回ろ!って声かけられて!!

ないこくん

すっごく楽しみなんだ!!

いふくん

へぇー、、お祭り行ったことないん?

ないこくん

、、、

ないこくん

(まぁ、幽霊にならいっか。)

ないこくん

それがね、、、俺、今逃げて来てんだよ

いふくん

ないこくん

俺さ、今父さんから暴力振るわれてて。
おまけに母さんは入院してるから貧乏だし。

ないこくん

逃げるためにここに帰ってきたの。

ないこくん

あんまり詳しくは言いたくないけど。

いふくん

ふーん。
なら尚更楽しいんじゃない?
普段そういうとこ行けないでしょ?

あまり深く聞かれないくらいが ありがたい。

ないこくん

何買おっかなーっ!

いふくん

気が早いねw

いふくん

一緒に行く人、なんて人?

ないこくん

ん?あぁりうらって言う子。

ないこくん

えーっとねー…

慣れた手つきで スマホの写真アプリを開く。

ないこくん

この子!!

赤髪の美青年。 昔から性格も良くてかわいい、 俺の誇りであり憧れでもある友達。

いふくん

へぇ。可愛いやん。

いふくん

その子の事好き?

ないこくん

ふぇ!?///

ないこくん

好きってどっちの、、、?

いふくん

、、、

まろが少し間を開けてから言う。

いふくん

likeに決まっとるやろww

ないこくん

なっ、なんだぁ、、、びっくりした、、、

ないこくん

好きだよ、、、?

いふくん

そっかー、、、
青春やなー、、、

ないこくん

ちょ、だからLoveではないの!!

いふくん

likeでも青春って言うんやない?

ないこくん

、、、///

無駄に意識してしまう。

いふくん

まぁ楽しいやろうな、、、

いふくん

浴衣とか着てくん?

ないこくん

うん!!
ばぁちゃんが着付けてくれるんだって!!

いふくん

何色?

ないこくん

ばぁちゃんが言う限りピンクらしいんだよねぇ、、、

ないこくん

女の子らしくってちょっと恥ずかしい、、、

いふくん

別に男でも桃色似合う子なんてごまんと居ると思うで?ww

いふくん

特にないこの場合可愛いからええんやない?

ないこくん

何、急に////

いふくん

えー?思ったことをそのまま伝えただけなんやけどw

サラッ

まろが俺の髪に触れる。

いふくん

髪の毛とか三つ編みしてく?ww

ないこくん

だぁから俺には可愛すぎるんだってば、、、///

翌日

おばぁちゃん

ほら、出来ましたよ。

ないこくん

ありがと、ばあちゃん!!

おばぁちゃん

用意、しときなさい。

ないこくん

うんっ!!

カララ…

ピシャン

ないこくん

(せっかくだし、まろに見せてから行きたいなぁ…)

ないこくん

部屋にいるかな…?

ないこくん

、、、

辺りを見回しても 背の高い彼は見つからない。

???

上だよ。

ないこくん

うっ、わぁ、、びっくりした、、、

目の先には天井から 上半身を覗かせるまろ。

いふくん

いひひ、驚いた?

ないこくん

まじでやめてよ、、、
心臓に悪いからさ、、、

いふくん

ごーめんって!!www

いふくん

、、、可愛いじゃん。

ないこくん

かっこいいって言って欲しい、、、

いふくん

ん、はいはいwww
かっこいいですねー

ないこくん

適当だなw

いふくん

そういやないこ。
横向いて?

ないこくん

いふくん

動かないでね。

サラッ

まろが器用に指を動かす。

いふくん

、、、

パチッ

いふくん

できたよ。

ないこくん

今どうなってんの?

自分と同じくらいの背丈の和鏡に近づく。

規則正しく丁寧に編まれた三つ編みを お花の髪飾りが留めている。

ないこくん

(幽霊の癖に器用なんだ。)

ないこくん

、、、かわいい。

ないこくん

いや、違う!!
かっこいい!!

青と赤の綺麗なお花の髪飾り。 俺の桃色の浴衣に合う淡い色合いだった。

いふくん

うん。やっぱり似合うな。

頭を撫でられる。

ないこくん

、、、///

いふくん

ほら、早く行かないとじゃない?

ないこくん

そうだね。いってくるねっ!!

カララッ

ないこくん

ばーちゃん!!俺行ってk…

おばぁちゃん

こっちには居ないわよ!!

祖母が買ったばかりで 使い慣れていないスマートフォンを 耳に当てて怒鳴っている。

おばぁちゃん

はぁ!?うちの街に探しに来る!?
黙らっしゃい!!

おばぁちゃん

あなたじゃああの子は幸せに出来ないわ!!

おばぁちゃん

、、、もういい

ツーツーツー

おばぁちゃん

ないこ。

ないこくん

は、はい、、、?

おばぁちゃん

今日、あなたのお父さんがうちの街の祭りにあなたを探すために来てるらしいのよ

ないこくん

!!

おばぁちゃん

だから念の為今日はここに隠れてなさい

ないこくん

え…じゃあお祭りは…?

おばぁちゃん

残念だけど諦めて。
あなたを守るためだから。

ないこくん

!!

ないこくん

やだよ!!

おばぁちゃん

だめよ。
うちにいないと。

おばぁちゃん

うちで隠れてたらあいつを入れなければ済む話。

ないこくん

でもっ…!!

おばぁちゃん

話を聞きなさい。

ないこくん

、、、

おばぁちゃん

いい?
あなたの身が危険なのよ。

おばぁちゃん

あなたのお父さんはあなたに何をするか分からないわ。

おばぁちゃん

それはあなたが1番わかっているでしょう?

蘇る記憶と遡る恐怖。

ないこくん

、、、わかった。
お祭りは諦める。

諦めるしかなかった。

おばぁちゃん

気の毒だけど、、、ごめんなさいね。

ないこくん

んーん、いいよ。

カララ…

ピシャン

いふくん

あれ、ないこまだ行かないの?

ないこくん

、、、行けなくなっちゃった。

いふくん

え…なんで?

ないこくん

父さんが追いかけて来てるんだって。

いふくん

!!

ないこくん

だから、りうらとのお祭りは今年は無し。

いふくん

、、、

ないこくん

…ほんっとに最悪。

いふくん

、、、ないこ、すっごい楽しみにしてたもんね。

ないこくん

、、、

ないこくん

やっと父さんから逃れてたくさん遊べると思ってたのに、、、

いふくん

、、、

ないこくん

ほんとはお祭りでいっぱい遊んで、食べて、話すつもりだった。

ないこくん

もう…やだ…

いふくん

ここから、逃げようよ。

いふくん

ここから逃げて、秘密で遊びにいこ?

ないこくん

、、、

ないこくん

無理、だよ、、、

いふくん

!!

初めてまろに弱音を吐いた。

ないこくん

俺、あの人に何されるか、、、

ないこくん

わかんない、から、、、グスッ

いつものあの光景を思い出すと どうしても涙が止まらなくなってしまう。

痛くて、苦しくて、悲しい。 そんな思い出。

ないこくん

ウウッ…グスッ…ヒック

いふくん

わー!!
ごめんごめん!!
泣かないでぇ、、、

まろが俺の頬に伝った涙を そっと拭ってくれる。

ないこくん

、、、ヒック

いふくん

ごめんな。

ないこくん

、、、グスッ

まろは何も悪くない。

むしろ俺のためを思ってくれていた。

いふくん

ないこ、もう大丈夫やからね。

ないこくん


まろのその少し心配そうな笑顔に 胸が痛くなる。

まろを心配させちゃいけない。 笑え、自分。

ないこくん

ニコッ

顔が引きつってしまったのが 自分でもわかった。

いふくん

無理、してるでしょ。

いふくん

幸せは、無理やり創るものじゃないんだよ。

いふくん

皮肉っぽい見方のほうが正しいに決まっているのに、無理をして好意的な見方をして何になるというのか。

いふくん

ジョージ・バーナード・ショー 。

ギュッ

まろがそっと俺を包み込んでくれた。

キツく結ばれていた紐が 解けるような感覚。

まろは幽霊なはずなのに、 暖かくて、どこか優しい匂いがした。

いふくん

、、、そうだ。

いふくん

せっかくだし、
俺がなんか買ってきてあげるよ。

ないこくん

いふくん

なんも無いよりかはいいでしょ?

ないこくん

え、、、でも

ないこくん

まろ、幽霊じゃん、、、

ないこくん

その、、他の人に見えないし、、、

いふくん

んー、、、
だれかの体に乗り移らないとなんだよねー

いふくん

そこら辺の人でもいっかな、、、

ないこくん

っ、、、

ないこくん

それ、、、大丈夫なの?

いふくん

、、、できるだけ早く帰ろうと思ってるし、体に乗り移っても人の体に害はないから大丈夫だと思う。

ないこくん

、、、

ないこくん

じゃあ、、せっかくだし、、、

いふくん

ん、あんまり色々買えないと思うけど。
すぐ帰ってくるね。

ないこくん

ありがと。

ないこくん

はぁ、、、

なにかをぶつけるみたいに 大きなため息を吐く。

畳に寝転ぶ。

ないこくん

(、、、俺も、、、行きたかったなぁ)

ないこくん

(父さんのせいで、、、)

ないこくん

、、、

ないこくん

着替えよ、、、

ないこくん

もう、、、今浴衣来てる意味ないし。

シュル、、、、

寝たまんまゆっくりと紐を解いていく。

ゆっくりと、ゆっくりと。

ただ部屋に1人、静かに。

時計の規則正しい音だけが耳に響く。

紐を全て解き終わった頃、 ふと手がとまった。

ないこくん

(そういえばりうら、、、)

脳内に俺をずっと待ってくれてる 彼の図が思い浮かぶ。

ないこくん

(ほんとに申し訳ない、、、)

楽しみにしてくれていたであろう彼に なんとも言えない気分になる。

ないこくん

(りうらに連絡しないと、、、)

スマホは部屋の隅に充電してある。

わざわざ起き上がるのも苦痛だった。

ないこくん

、、、めんど

取るのを諦めてまた上を見る。

天井のあかりが眩しい。

今の自分にはそのあかりが 憎くも疎ましくも思えた。

ないこくん

幸せって、、、なんなんだろう。

まだ答えは分からない。

カラカラカラ…

ないこくん

ん…まろ…

いふくん

なんつー格好しとんのww

ないこくん

いや…面倒くさくて…

いふくん

んふふ。

まろがにやにやと怪しげな笑顔を見せる。

ないこくん

何。

いふくん

えっちじゃん。

ないこくん

はぁ!?////

ないこくん

まろの変態!!///

いふくん

まぁまぁ。
別に襲ったりしないからええよw

いふくん

、、、それに、死んでるから襲えないし。

ないこくん

っ、、、

いふくん

ほら!
買ってきたよ。

ないこくん

ありがと、、、

寝っ転がったまんま必死に 手を伸ばして受け取った。

ないこくん

ヨーヨー…か。

いふくん

気に食わん?

ないこくん

いや…食べ物が良かった…

そういって3つのヨーヨーを 床に優しく置く。

いふくん

www
食いしん坊やなw

ないこくん

寿司とか…

いふくん

寿司は屋台にないっすねーww

いふくん

欲張りやなーw

ないこくん

てゆーかなんでヨーヨーだけ3つも?

いふくん

んー、、、なんかさ、夏祭りっぽいやん?

ないこくん

3つもいる、、、?

いふくん

いや、俺が取ったのは青とピンクの2つ。

ないこくん

え?この赤いのは?

いふくん

んーとね。

いふくん

ないこのお友達が。

いふくん

(賑やかやな、、、)

いふくん

ヨーヨー取ったし早く帰らんと、、、

いふくん

ん?

いふくん

(あれ、、、ないこの言ってた子じゃ、、、?)

いふくん

(違ったら怖いな…)

いふくん

(まぁなんか話しかけてみるか…この体だしええやろ…)

いふくん

あの…

優しく背中を叩く。

りうらくん

ないくんっ!?

笑顔で振り向いた美青年。 いや、美少年か…?

いふくん

りうらくん

あ、ごめんなさい、人違いでした…

表情豊かな子。 わかりやすいな、この子は。

いふくん

あ、いいんですよ。

いふくん

もしかして、ないこと今日お祭り行くっていう、、、りうらくんですかね?

りうらくん

あっえっなんで知って…

いふくん

ないこの親戚のものなんですけど、今ないこが体調悪くなっちゃって…

りうらくん

!!

いふくん

それを伝えるために話しかけたんですが…

りうらくん

あ、そうなんですね…すみません。
ご報告ありがとうございます。

そういって目の前の彼は 深くお辞儀をする。

いふくん

(礼儀正しいな…)

りうらくん

あの…

いふくん

ん?

りうらくん

ペンって持ってます…?

いふくん

あ、うん。持ってるよ?

いふくん

(確かさっきカバン漁った時にあった気が…)

いふくん

はい。

りうらくん

ありがとうございます!!

少年の手には赤いヨーヨーがあった。

キュキュッ

りうらくん

よし!!

りうらくん

これ、ないくんに渡して貰えませんか?

りうらくん

あとペンありがとうございました。

いふくん

ん、ありがとうね。
ごめんね、ないこ来れなくて。

りうらくん

いえ、全然大丈夫ですよ、、、

全然大丈夫じゃない顔してるくせに。

いふくん

ないこも楽しみにしてたんだけどね。

りうらくん

体調なら仕方ないですし!!
ほんとにありがとうございます。

いふくん

んーん、こちらこそ。

りうらくん

では、ないくんによろしくお願いしますね!

取ってつけたような笑顔。

いふくん

、、、りうらくん。

りうらくん

な、なんですか?

いふくん

人生では無理はいつかほころびてしまうものだ。

いふくん

中村真一郎。

りうらくん

、、、?

いふくん

故に無理はすんなって話。

りうらくん

あ、えと、、、
ありがとうございます、、、

いふくん

じゃーね。

りうらくん

ええ、またお会いしたいです。

いふくん

という訳ですよ。

ないこくん

りうら、、、

赤いヨーヨーをひっくり返してみると そこにはメッセージが残してあった。

ないくんへ お大事に!! また今度遊ぼーね!! りうら🐤

ないこくん

、、、

ないこくん

ほんとに申し訳ない…

いふくん

、、、

いふくん

ないこ、もうすぐ花火、見えるで?

ないこくん

!!
こっから見えんの!?

いふくん

ん、見えると思う。

いふくん

こっちおいで?

いつもより少し重く感じる体を 今自分の出せる精一杯の力で起こす。

脱ごうとしていた浴衣を少し雑に直して 縁側に座るまろの傍に行く。

お祭り会場より少し離れたこの家からでも 太鼓の音や人のざわめきは 遠目気に聞こえる。

いふくん

ん、あとちょっとだよ。

ないこくん

、、、

ヒューーーッ

バァンッ

ないこくん

綺麗…

よりどりみどりの花火が 次々と打ち上がる。

花のように咲き誇って すぐに散ってしまう花火。

ないこくん

はぁ…

ズン…

まろの肩に頭をのせる。

ないこくん

ほんとに不幸…

いふくん

不幸、か。

ないこくん

俺だってこんなに幸せじゃない人生、送りたくなかった。

いふくん

、、、幸せがなにか、ないこは分かるの?

ないこくん

んーん。わかんないよ。
わかんないけどさ。

いふくん

"自分は不幸だ"って?

ないこくん

、、、うん。

ないこくん

別に不幸の反対が幸せとは限らない。

ないこくん

例えば嫌いな食べ物が給食に出る。
これは幸せじゃない。

ないこくん

でも嫌いな食べ物が出なかったとしても幸せにはならないでしょ。
追加で好きな食べ物が出ない限り、ね。

いふくん

幸せとは"不幸ではないこと"では無い。
ってこと?

ないこくん

そーゆー事。

ないこくん

、、、幸せってなんなんだろう。

ないこくん

これ、俺がずーっと考えてる問題。

いふくん

え、なんで?

ないこくん

うーん。

ないこくん

こっからは自分語りになっちゃうけど。

ないこくん

昔ね?
受験の時、志望校の中で1番簡単な学校の入試問題に"幸せとは"っていう文章の問題が取り上げられてたんだ。

いふくん

不思議な問題やね。

ないこくん

そうなの。
で、その最後の問題で"あなたにとっての幸せとはなんですか?自由に150字以上200字以内で書きなさい"っていう問題があって。

ないこくん

俺さ、途中までしっかり書いて、時間もたっぷり余ってた。
でもね、あと3分の時にね、気に食わなくてその文章を1から書き直そうとしたの。

ないこくん

でも結局間に合わなくて、無回答判定。

ないこくん

その学校、自分の回答とか答えとか後で見れる形式になってて。
俺、後で気づいたんだけどさ、その問題しっかり答えてたら志望校、合格してたんだよ。

ないこくん

俺そん時そこまで頭良くなかったからさ、他のとこも落ちて。

ないこくん

その後、お父さんに死ぬほど怒られたのもハッキリ覚えてる。

いふくん

、、、

いふくん

そんなの、答えなんてないオチやろ?

ないこくん

そうなんだよね、、、w
解答例のとこ、自分なりの幸せが理由と共に書けていれば〇って書いてあって。

いふくん

幸せに理由なんて、必要ないしな。

ないこくん

ほんとにずーっと不幸だった。
いや、現在進行形で不幸なんだけどさ。

ないこくん

このままずっと不幸なら、いっその事死にたい…

俺がそういうとまろの目付きが変わった。

なにかを怖がるような目。

例えれば、自分の前に突如幽霊が 出てきた時みたいな。

過去の自分を見るみたいな。

そういう、必死な目をしてた。

いふくん

、、、

いふくん

自ら不幸を思うから不幸になるのだ。

いふくん

アルツィバーシェフ。

いふくん

自分自身を幸福だと思わない人は、決して幸福になれない。

いふくん

サイラス。

スラスラと出てくる単語。

まろは流れるように言葉を吐き捨てる。

でもその言葉たちは俺を 傷つけている気がした。

それが無性に嫌で、怖くて。 ついに俺からも口が出た。

バンッ

縁側の床板を強く叩く。

ないこくん

…なんのつもり?

ないこくん

"お前はもう幸せだ"って言いたいの?

ないこくん

勝手に決めつけないでよ。

ないこくん

俺は苦しいんだよっ!!

ないこくん

俺の気持ちもわかんないくせに!!

ないこくん

俺はっ…

言葉が詰まる。

少しの間沈黙が続く。

俺とまろの耳には 騒々しい花火の音しか聞こえない。

するとまろが明後日の方を 見るような目で口を開いた。

いふくん

、、、

いふくん

生きていることそのものが幸せです。

いふくん

エミリー・ディキンソン。

酷く、悲しげな横顔。

ないこくん

っ、、、。

ないこくん

ごめん、、、。

ないこくん

つい、かっとなって、、、

あの時のカキツバタみたいな表情。

いふくん

、、、

いふくん

俺はね、
もう認めてくれる人がいない。
もう俺を想ってくれる人がいない。
もう優しく抱きしめてくれる人がいない。
もう会いたいって思ってくれる人がいない。

いふくん

たった少しだけのことで、全てを失った。

いふくん

生きてる人の前で死者がこんなこと言うのはあれだから詳しくは言わないけどさ、
俺、自殺したんよ。

いふくん

自殺して、自殺した瞬間に気づいた。

いふくん

まだ、なんも出来てねぇじゃん、俺。って。

いふくん

ないこは生きてるだけいいじゃん。

俺が耳が良くなかったら 聞こえなかったかもしれない。

彼はいつまでにも 聞いた事のない か細い声で言った。

いふくん

俺は、もう何も出来ないから。

ないこくん

、、、

ないこくん

俺より不幸な人が何万といるのは分かってる。ていうか分かりきってる。

ないこくん

でもさ、、、

ないこくん

自分よりも幸せそうな人を見て他人以上の幸せを欲しがるのは…欲張りなのかな…?

俺の数少ない言葉数から 慎重に言葉を選んで話した。

自分でも声が震えているのがわかる。

いふくん

、、、

いふくん

んーん。

いふくん

人間、みんなそんなもんだよ。

まろの優しさに俺の口からボロが出た。

もう全て言ってしまいたかった。

ないこくん

…お祭り行きたかったなぁ…

ないこくん

りうらと…たくさん話して…

ないこくん

たくさん食べて…

ないこくん

たくさん遊んで…

ないこくん

あと…まろも…生きてて…

ないこくん

まろも…一緒にお祭り行って…

ないこくん

りうらとまろと3人で………

強欲で、欲張りなのはわかってる。 でも…考えてしまうから。

いふくん

、、、

いふくん

夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。

いふくん

吉田松陰。

いふくん

理想や夢なんていくら求めてもいいんだよ。

まろの甘くて優しい匂い。

俺は言葉が欲しかった。

今は言葉が俺を 元気づけてくれる気がした。

ないこくん

もっと。

いふくん

えぇ?もっと…か…

まろが少し悩んでいる。

いふくん

うーん…

そして突如ひらめいた顔をして、 大きく口を開けた。

いふくん

♪僕のー幸せはーっ
ゆーっめをーみれるこーとー

ないこくん

!!

いふくん

♪僕のーゆーめーはーっ
幸せーっにーなるこーとーっ

聞き覚えのある子供らしいメロディ。

暖かいまろの歌声が 俺の中の何かを壊した。

ないこくん

あれ…(ポロポロ…)

涙が止まらなかった。

溢れんばかりに流れる涙。

俺、今、なんで泣いてんだよ。

ないこくん

…グスッ…

ないこくん

ヒック…ウウッ…
うわあああああんっ!!

もう何もかも忘れて泣きじゃくった。

まるで子守唄であやされる 赤ちゃんみたいに。

いふくん

、、、

いふくん

幸せとは、ヨーヨーのような物だ。
すぐに萎んでしまうが、またいつか取ることが出来る。また、それぞれの色や大きさがあってこその物だ。

静かなその声に少しだけ涙が収まった。

ないこくん

グスッ…誰の言葉?

まろが俺の方を見る。

いふくん

いふまろ!!

そういって100点満点の笑顔を見せる彼。

あの時の苦笑いとは違う、 正真正銘の笑顔。

つられて俺も笑顔になる。

ないこくん

クスッ

ないこくん

何それっw

いふくん

何それってなんやwww

ないこくん

…そっかぁ…
確かに、幸せってヨーヨーみたいだね。

ないこくん

幸せを落としたり、
乱暴に扱ったら割れちゃう。

ないこくん

でも、何もしなかったらいずれは萎む。

いふくん

うん。

するとまろは俺の輪郭を なぞるように俺の頭を撫でながら聞く。

いふくん

、、、ないこ。

ないこくん

え?

いふくん

ないこは今幸せ?

ないこくん

、、、

ないこくん

まろとこうやって話してる間は、ちょっと楽しいのかもね。

いふくん

そっか。

いふくん

いずれ幸せが何かわかる時は来るさ。

いふくん

ないこには明日も来週も来月も来年も何年先だってあるから。

いふくん

それに、成仏しない限り俺はここにいるし。

ないこくん

うん。

ないこくん

ありがとね、まろ。

ないこくん

幸せなんてまだわかんないけどさ。
いつか手にすることが出来たら。

いふくん

、、、

いふくん

人生は、ヨーヨー釣りみたいなものだからね。

ニコッ

トトトッ…

ないこくん

まろー?

いふくん

どーした?

ないこくん

そろそろ行くね!!

いふくん

あ、ちょっと待って

いふくん

今年こそ、付けて行きたくない?

サラッ

まろが器用に指を動かす。

ないこくん

いふくん

できたよ。

自分と同じくらいの背丈の和鏡に近づく。

ないこくん

あ!!

見覚えのあるお花の髪飾り。

ないこくん

ありがとね、まろ!!

いふくん

んーん、お易い御用だよ

ないこくん

そーいえば、浴衣どう?

いふくん

可愛い。

ないこくん

、、、違う。

いふくん

っははwwww

いふくん

そーんな真剣な顔でっwww

いふくん

がちおもろいwwww
あはははっwwww

まろが愉快そうに笑う。

ないこくん

笑い過ぎ!!

いふくん

ひぃー…w
おもろ…w

いふくん

はいはい、かっこいいですよー

ないこくん

言い方っ!!

いふくん

いっひひっwwww

相変わらず彼はふわふわと浮いて 気楽そうに毎日を過ごしてる。

ないこくん

行ってくるね!

いふくん

ん、気をつけてな。
楽しんできなよー!

ないこくん

うん!!

ガチャッ

今日はいつもより足取りが軽い。

集合時刻5分前。

ないこくん

(りうら早く来ないかなーっ)

ないこくん

♪僕のーっしあわーっせはー
しあわせだーってー思えることー

懐かしいメロディーを口ずさむ。

ないこくん

(あれからちょうど1年も経ったのかぁ…)

ないこくん

(色々あったけどなんだかんだ平和だったなぁ、、、ww)

ないこくん

♪僕らのーっしあわーっせはー
隣にーだれかっがー居てくれることー

りうらくん

何その歌。

背後から声が聞こえた。

ないこくん

うわっ!!びっくりした、、、

りうらくん

へへ、さっきからずーっと居たよ?

悪戯っぽい笑みを浮かべるりうら。

ないこくん

え、まじ?w

りうらくん

まじまじw

ないこくん

恥ず…ww///

りうらくん

元気で良かったよー。

ないこくん

そういえば去年の夏祭り、
ドタキャンしちゃってごめんね、、、

りうらくん

いーよ。
体調なんてしかたないし。
ほら、そんな事どーでもいいからさ!!
早く行こーよ!!

ないこくん

うわっとっと…早いって!!

りうらくん

時間は有限だっ!!

何故かいつもよりご機嫌に見える。

りうらくん

行きたいとことかある?

ないこくん

行きたいとこ、、、

ないこくん

あっ!!

ふと思いついた。

ないこくん

ヨーヨー釣り!!

アミノ酸

どーでしたか?

乳酸

主なりに頑張ってた気もしなくもなくもなくもねぇな

アミノ酸

どっちだよ

乳酸

まぁいつも通り駄作…かな

アミノ酸

だよなー…

アミノ酸

まぁたくさん♡、コメント、フォロー等してくれると嬉しいです!!

乳酸

そしたらアミノ酸喜ぶってさっ!

アミノ酸

まぁ今回はここんとこで!!

アミノ酸

おつアミノー

乳酸

おつにゅうっ!

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コメント

7

ユーザー
ユーザー

めっちゃ泣けました…!ストーリー書くの上手ですね!尊敬しますっ(ゝω∂)あと、コニカルコンクール奨励賞おめでとうございます!この神作品なら表彰されるのめっちゃ納得です🥰 あぁ…まだ涙が止まらんです(´;ω;`)超泣ける

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