ぬし
ぬし
私は昔から天才って言われていたの
羨ましいって言われるけど大間違い
現実は頼られるどころか下僕のように扱われる
親(92)
桜
親(92)
桜
親も
クラスメイト(53)
桜
いじめっ子(悪口言ってくる5392)
いじめっ子(悪口言ってくる5392)
クラスメイトも
みんな私のことを便利な道具としか見ていない
私は天才って言われたいわけじゃないのに
今まで苦労した努力も全部、天才って言葉で一まとめにされる
それに私が天才って言われると必ず突っかかってくる人もいる
もう、どっちなのか分かんない
クラスメイトの眼差しすらも恐怖に感じる
ただ宿題をしながら考える。
そして私の心の中には言いたかった本音がどんどん出てくる。
私は頼られたいわけじゃないのに
本当はもっと愛されたかった
笑えることができる学校生活を、楽しく生活できる学校生活をしたかった
こんな天才と言われるような能力なんて要らなかった
みんなで寄ってたかって命令されたくなかった
みんなと同じように扱われたかった
普通で良かった(普通が良かった)
目立ちたくなんてなかった
一人でよかった(一人が良かった)
「天才なんだから」この言葉を嬉しく感じるか、逆に圧に感じるかは人によって違うと思う
私の場合は圧に感じていた。
日に日に上がっていく圧(プレッシャー)。
これをしたら解放されるのかな?なんて叶わないこと思いながら言われたことを終わらせる
でも、解放されるわけもなく、どんどんハードルが上がってくだけ
むしろ、期待されない方が楽だったの?
生まれた時から本当の力を隠して無能だと思われたら楽に感じたの?
わざとでもいいから失敗して、失望されたほうがこんなに圧をかけられなくてすんだの?
なんで私は成功しかできないの?
失敗だって経験したい…
神様は意地悪
人はみんな成功するのが嬉しいわけじゃない
もう、圧に耐えられないの
ぬし