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この町では、口にしてはいけないと言われている言葉があった
「ケツウ」
なぜ口にしてはいけないかは、誰も知らなかった。
男子
気の弱い女子
男子
小学生はこうやって馬鹿にしたりしていたが、その言葉を口にしたりは決してしなかった。
夕方、部活終わり
私
私
私
私
私
私
私
私
私
私
私
私
私は1度振り向いてみることにした
私
そこには誰もいなかった。
私
私
そう思ったが、やっぱり不安だったので小走りで帰ることにした。
私
私
さっきの足音だ。
私
私はもう一度振り向いてみた
私
そこには
雨に濡れてびしょびしょで、履いている制服のスカートが赤く染っている女が下を向いて立っていた
私
私
立ち竦んでいると、女はこちらを見た
·····いや、「見た」と言っていいのか。
なぜなら
私
私
その女は、本来なら目があるところにぽっかりと穴が空いていた。
私
私
私は全速力で走った。
血だらけの女
女は人の声とは言えない声で笑った
そして有り得ないスピードで追いかけてきた
私
すると、女がブツブツと何かを言っているのが聞こえた。
血だらけの女
血だらけの女
私
私
あの口にしてはいけない言葉「ケツウ」を呟いている·····?
私
その時私は、急にひらめいた。
私
それを口にした瞬間、土砂降りの雨は赤色に染まった。
私
言ってしまった。あの言葉を。
私
私
ドロドロの赤い雨の水溜まりにはまってしまった私は、足が動かなくなってしまった。
血だらけの女
血だらけの女
血だらけの女
女子高生
女子高生
女子高生
私
女子高生
女子高生