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【青桃】闇で交わる

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【青桃】闇で交わる

1 - 【青桃】闇で交わる

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2024年11月23日

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⚠︎注意 ・iris 青桃 BL ・桃青要素有り ・桃さんヤリチン表現有り

 

長いこと走り続けた先に、薄暗い一本の道が見えた。

俺は迷わずその暗闇に飛び込んだ。

 

5

っはぁ、まーじで危なかったわ…

 

息を整えていると、視界の端に二つの影が見えた。

 

1

おにーさん、ここに何か用?

5

…お前ら誰や。

2

ちょっと、こっちが聞いてんの。

2

あんたが何者かって話なんだけど?

5

…それ聞いてどないするん。

1

どうもこうもないよ。

1

自己紹介って…必要でしょ?

5

いや、俺に名乗る義務はあらへんな。

 

2

…りうちゃん、こいつワンチャン迷い込んだだけじゃない?

1

あぁ、…そういう感じ?

1

てっきりボスに用事があるもんだとばっかり…

5

…今、ボスって言うた?

2

ほら、こいつ何も知らないみたい。

1

えーまじか、こいつどうする?

2

分かんない…とりあえずボス呼んで──

 

4

あれ、見ない顔だね。

突然、頭上から明るい声が降ってきた。

こちらが見上げるのと同時に、彼は地面に降り立った。

4

君、だれ?

5

…それ、言う必要あるん?

4

もちろん。俺に用があって来たんでしょ。

5

いや別に、たまたまここに来ただけなんやけど。

4

たまたま?

4

…こんな人里離れた裏道に来る一般人なんていないと思うけど。

5

(こいつ…俺のこと知っとるんか…?)

5

…一般人やないにしても、お前に用はない。

5

こっちは急いでんねん。

5

すまんけどここはもうお暇──

素早く立ち上がり道を抜けようとすると、がっしりと腕を掴まれた。

反射的に振り返ると、月に照らされたピンク色の髪が見えた。

 

4

…へぇ、結構いい顔してんじゃん。

5

(何言っとるんやこいつ…)

4

今日は俺が相手してあげる。

5

…はぁ?

4

ついて来て。

俺はそのまま奥へと引き摺られていった。

        

 

1

あー…あいつ、やっちゃったね。

2

そうだね、今回は何時間くらいもつかな。

1

あいつひょろこいし1時間くらいですぐ終わりそー…

2

ま、しばらくその辺散歩してよっか。

 

俺が連れて行かれた先はこじんまりとした和室だった。

部屋の中心には1人用の布団が敷いてあり、その横には小箱が置かれていた。

その他にはこれといって家具もない、かなり殺風景な部屋である。

灯りは点いておらず、差し込む月光が部屋を青白く染めている。

 

彼は俺を乱雑に布団に向かって投げ捨てた。

5

いたっ……何すんねん。

4

なに、この流れで分かんないの?

 

彼は徐に近付いてきて、俺の頬を撫ぜた。

背筋に悪寒が走るのを感じていると、その手は徐々に下ろされていく。

5

(え、こいつまさか今から俺を襲う気なん?)

 

手が腰に達したところで、彼は口を俺の耳元に近付けた。

4

…今夜、君をいただくね。

5

(いやいや無理なんですけど!!)

 

焦っている俺を見てか、彼はクスッと無邪気に笑って服を脱ぎ始めた。

ベルト代わりの紐をスルスルと解き、白いズボンを下ろす。

チャイナボタンを開けた胸元からは白い肌が見え隠れしている。

 

4

あぁ、これも邪魔だった。

そう言って彼は指に嵌められたいくつもの指輪を一つずつ外していった。

手元を見つめるアンニュイな瞳が差し込む月光に照らされ妖艶に輝く。

よく手入れされた髪が垂れて彼の表情を隠す。

口のピアスと耳のピアスを繋ぐチェーンが光を帯びて軽やかに揺れる。

動かされる腕は筋肉質で、それでいて触ったら簡単に折れてしまいそうなほど細い。

 

5

(えっっろ…)

 

4

…なに、見惚れちゃった?

4

そんな催促しなくても、すぐに気持ち良くしてあげる。

彼は下を脱ぎ終わったようで、甘い声を出しながら俺に覆い被さった。

4

ん、分かんないなら俺に任せとけばいいから。

彼は俺のズボンに手を伸ばした。

 

ガシッ

 

4

…何のつもり?

5

…これはちゃうかなと思って。

4

何が違うのさ、俺もう早くヤりたいんだけど。

5

別にヤること自体はええんやけど

4

だったらなに

 

彼が力を緩めた一瞬の隙に、俺は彼を押し倒し返した。

 

4

は!?

5

やから、こっちならええかなって。

4

いや、どう見ても俺が上だったよね?

5

そうかな〜?

彼は対抗しようと腕に力を入れた。

しかし、それが俺を突き放す前に俺は彼に口付けた。

4

んっ!?

4

ん"ん〜〜!💢

 

舌を入れると彼は生意気にも応戦してきたが、苦しくなってきたのかジタバタし始めた。

それを見て口を離してやると、唾液の糸が彼の頬に垂れ下がって流れていった。

5

(やばい、エロすぎる…)

 

4

…まじでアンタ、これから分からせてやるから。

5

今更無理あると思うけどな〜?

彼の体を片手で抱きしめて押さえつけながら、もう片手で自分のズボンを下ろす。

いよいよ彼の顔に焦燥が見え始めた。

4

おい、これ以上したらタダじゃ済まさないぞ。

5

そう言う割には大した抵抗もできへんのや笑

4

…バカにしやがって

 

挑戦的な目を向けた彼は、俺のブツを見て固まった。

彼の顔が少し青ざめたのが分かった。

そりゃそうだ。俺のは結構デカいという自負があるし、彼を見てギンギンに勃った状態だ。

 

4

待って、本気で無理だって…

5

どーせ、挿れられても隙見てやり返してやろうと思っとったやろ。

 

図星を突かれわなわなと震える彼を片目に、側にあった小箱を漁る。

予想通りそこにはローションが入っていた。

蓋を開け、俺のモノにローションを塗りたくる。

5

(解さんくても、こっちがローションまみれならいけるやろ。)

4

ちょちょ、一旦止まって

5

もーさっきからうるさいねん。

4

俺がこっちはないって。

4

絶対にお前のこと気持ち良くさせられるから。

5

そりゃあ嬉しいわ、じゃあ挿れてもええな?

4

いや話聞いてる!?

5

うん。

5

俺のこと、気持ち良くさせてくれるんやろ?

4

そういう意味じゃない

まだ何か言おうとする彼を両手で押さえつけ、上から見下ろす。

彼は一瞬動きを止めた。

 

5

…てか、名前聞いとらんかったな。

4

今それ言う?普通に教えないけど。

5

残念やわ、少しは手加減しようと思っててんけどなぁ…

俺は自分のモノを彼の後孔に充てがった。

4

ちょ、まじで頼むって、挿れないで

5

名前教えてくれたら挿れるの待ってあげてもええで。

4

分かった、言うから!

4

ないこ!俺ないこ!

5

ないこ、ね。ええ名前やん。

それを聞くとないこは安堵したように息を吐いた。

 

5

俺さ、生意気なネコちゃん大好きやねん。

 

4

…まだ挿れないって言ったよな?

5

んふふ、ボスさんがそんな簡単に約束信じちゃあかんで?

 

ないこの顔が絶望に染まるのを見ながら、昂ぶりをないこの腰に深く打ちつけた。

 

1

ただいま〜

1

って、まだ終わってない感じ?

2

意外にもないちゃん盛り上がってるみたいだね〜

 

バンッ

例の部屋の襖が勢いよく開いた。

そこに立っていたのは青髪の男で、その手にはないくんが抱えられていた。

1

…は!?

2

え、まさか君がボスをヤったの…?

5

せやけど。

それを聞いて、いむと顔を見合わせた。

 

1

(こいつ、めっちゃヤバい奴だ…)

5

てわけで、今日からないこは俺のもんやから。

男は高らかに宣言した。

 

ボスを負かしたということは、このシマはこいつのもの同然だ。

そうなれば俺たちはこいつに従うしかない。

俺たちは男の前に跪いた。

 

5

いやー助かったわ、ちょうど前のとこ追い出されてもうたし。

1

(…もしかしてこいつ、こっち側の人間か?)

5

しかもこんな可愛い子見つけたし、一石二鳥!

 

 

2

…ねぇ、りうちゃん。

1

なに?

2

あいつ、最近勢い付いてる“いふ”って男じゃない…?

 

特徴的な青髪、高身長で整った顔立ちの男。

 

1

うわ、絶対そうじゃん。

今回は運が悪かったみたいだ。

 

5

…なぁ、ないこって今までずっとこんなことしてきたん?

1

まぁ…そもそもここに来る人は大抵それが目当てだし…

5

ふーん。

 

いふは腕の中のないくんを見て、そっと頬に口付けした。

5

そういうの、これから無しな。

5

ないこに触っていいのは俺だけってことで、よろしく。

 

そう言って彼はまた部屋に戻って襖を閉じた。

 

2

…大変なことになっちゃったね。

1

うん…

 

二人が布団に入る影が見えた。

この作品はいかがでしたか?

306

コメント

3

ユーザー

初コメ、フォロー失礼します!! 最高です…、✨️ 逃げられないって感じの桃さんめっちゃ良きですね…、()

ユーザー

Rシーンめっちゃ見たいんだが!?

ユーザー
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