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しらす
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しらす
や❤とside
昨夜、土砂降りの中彼は走って出て行った。
君が消えてから24時間経ってるよ。
そんな、口だけで君を心配してる俺は
実はまだ1歩も外を出てないんだ。
ピリリリッ、ピリリリッ、
君の居ない部屋には規則正しいアラーム音しか響かない。
いつもマイペースな君の為に5分前に掛けたのに
もう今じゃ必要ないね。
部屋の真ん中で号泣してる俺には
そんなことも考えられなくなってる。
煙草が大好きな君は
煙草が大嫌いな俺の事を思って
でもやっぱり止められなくて
よく換気扇の下で吸ってたよね。
そんな換気扇の下に灰皿を好意で置いてたの
気付いてないかもしれないな。
そんな俺が用意した灰皿と目が合って
俺はまた独りで涙を沢山流したよ。
鈴/木/大/飛
そう思っちゃって。
『もっとちゃんと、俺の事見ててよ ちゃんと..ッ、』
って、そんなこと言う必要も無かったね。
この言葉が君を苦しめてる呪縛化してるなんて
俺は知らなかったんだよ。
『もっとちゃんと、俺の事見ててよ もっとちゃんと..ッ、』
って、言わなければずっと俺の傍に居てくれたのかな。
俺の横で、また料理してくれてたのかな。
俺の事はひゅうがが多分1番知ってる。
眠たい時に体温が上がっちゃうのも
泣きたい時はずっとハグして離れないのも
キスはみじかめが好きなのも
でも、俺はひゅうがの事、全然知らなかったみたい。
鈴/木/大/飛
そう想ってる俺は
どこまでひゅうがの事理解して上げてたんだろう。
いや
した気になってたんだろう。
ひゅうがが走って出て行ってから
1番最初に思い浮かんだのはさ、
初めてひゅうがと会った時の頃なんだよね。
鈴/木/大/飛
なんて
つまらない昔話に耳を傾けてくれる君は
もう俺の傍に居ないってことくらい
バカな頭でも理解してたのに。
鈴/木/大/飛
鈴/木/大/飛
って
今更気づいてももう遅いのにな。
『もっとちゃんと君を見ていれば..もっとちゃんとッ、』
ってさ、
どれだけ後悔しても何の意味があんだ。
君が居なくなってから色々見付けたんだよ。
その1つに君の吸ってた煙草があった。
いつも俺が寝てからこっそり吸ってたよね。
君との思い出まで吹かしてしまうような
そんな大嫌いなものなのに
何故か火を付けちゃったんだ。
ひゅうがの匂いがしたんだ。
数日前までは当たり前に嗅いでた、あの匂い。
鈴/木/大/飛
君の匂い毎1口吸ってしまった
けど、
やっぱり蒸せちゃった。
鈴/木/大/飛
鈴/木/大/飛
鈴/木/大/飛
俺は独り、枯らした筈の涙をボロボロと流すだけだった。
突っ立っている俺の右手には
少しニガい、君の匂いが付いてたんだ。
『煙草好きな君は───』
ymt❤side end
しらす
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